〇〇日記な日記文学10選

日々の出来事を綴った「〇〇日記」。その一見ありふれた日常が、小説や漫画の中でとても鮮やかに描かれています。平凡な日常にひそむ思わぬドラマや心の動きを丁寧に綴ることで、読者は主人公と一緒に喜びも悲しみも共有することができます。それは主人公の人生を追体験するかのような、非日常的な体験を提供してくれます。恋愛、友情、家族、孤独、野望など、さまざまなテーマが日記形式で描かれており、まるでそれぞれが別の人の人生をのぞき見しているかのようです。特別な事が何もない一日だって、小説や漫画の中では特別な一日に変わりますよ。
『悪童日記』
| 作者 | Kristof,Agota,1935-2011 堀,茂樹,1952- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 早川書房 |
| 発売日 | 2001年05月 |
『更級日記』
名作、菅原孝標女「更級日記」が江國香織訳で鮮やかに甦る。東国・上総で「源氏物語」に憧れて育った少女が父の帰京に伴い、京で念願の物語を入手する。宮仕えと結婚を経てやがて物詣でに励み、晩年は寂寥感の中、仏教に帰依してゆく。読み継がれる平安時代の傑作日記文学。
| 作者 | 江國 香織 |
|---|---|
| 価格 | 660円 + 税 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2023年11月07日 |
『鬱病日記』
推薦:坂口恭平氏
「杉田俊介が生きはじめたと思えて、僕は嬉しかった。
からだが気づいて鬱になる。だから、これは本を書くように本を読む人の、自分のからだの読み方だ。
本当にきついときに皆に読んで欲しい福音書。」
Xを中心にSNSでも大反響!
オンタイムでWeb上に公表された克明な鬱病体験記。
透徹な視線で赤裸々な心情を丹念に描写する、「創作論」。
【著者より】
現代は鬱病の時代であると言われます。誰もが鬱病になる可能性を持っているとも言われます(風邪/骨折/癌などのように)。そのわりには、鬱病者が具体的な生活の中でどんな困難を強いられ、心の中でどんな葛藤や絶望を抱え込んでいるのかは、案外まだ十分には知られていないのではないでしょうか。その意味では、このささやかな本は、読者の皆さんにとって、鬱病者の内面や生活経験を知るための一つの材料、小さなヒントになるかもしれません。
まえがき
2023❖12月
2024❖1月
2024❖2月
2024❖3月
2024❖4月
2024❖5月
2024❖6月
2024❖7月
2024❖8・9月
あとがきに代えて
| 作者 | 杉田俊介 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 晶文社 |
| 発売日 | 2025年10月15日 |
『アンネの日記 増補新訂版』
自分用に書いた日記と、公表を期して清書した日記ー「アンネの日記」が2種類存在したことはあまりにも有名だ。その2つを編集した“完全版”に、さらに新たに発見された日記を加えた“増補新訂版”が誕生した。ナチ占領下の異常な環境の中で13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しくよみがえる。
| 作者 | アンネ・フランク/深町 眞理子 |
|---|---|
| 価格 | 1122円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2003年04月 |
『警察官のこのこ日記』
ベストセラー日記シリーズ最新刊! シリーズ累計69万部突破!
今回もすべて実話の生々しさ。
警察官のこのこ日記〜本日、花金チャンス、職務質問、任意でご協力お願いします〜
目次より・・・
ようこそ警察学校へ/教場にはカーストがある/渋谷駅前
交番勤務/配属ガチャ、外れました/パンティー泥棒、侵
入/機動隊、3.11被災地派遣/社会不適合警官/万引き処
理はしたくない etc.
| 作者 | 安沼 保夫 |
|---|---|
| 価格 | 1430円 + 税 |
| 発売元 | 三五館シンシャ |
| 発売日 | 2025年01月22日 |
『キニ子の日記(上)』
| 作者 | 間部 香代/クリハラ タカシ |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | WAVE出版 |
| 発売日 | 2020年09月08日 |
『ゴッホの手紙 : 絵と魂の日記』
| 作者 | Gogh,Vincentvan,1853-1890 Suh,H.Anna 千足,伸行,1940- ほか |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 西村書店東京出版編集部 |
| 発売日 | 2012年07月 |
『リノット : 少女時代の日記1914-1920』
| 作者 | Nin,Anaïs,1903-1977 杉崎,和子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 水声社 |
| 発売日 | 2014年08月 |
『私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている』
| 作者 | 古賀及子 |
|---|---|
| 価格 | 1833円 + 税 |
| 発売元 | 晶文社 |
| 発売日 | 2025年10月24日 |
『裸の放浪画家・山下清の世界 貼り絵と日記でたどった人生』
13歳で始めた貼り絵から、水彩画・油絵・陶磁器の上絵を含めて、晩年の東海道五十三次の素描に至るまでの代表作品と、ユーモアに富んだ素朴な放浪日記を紹介。放浪画家が絵と日記で描いた、個性あふれる天真爛漫の世界。
| 作者 | 池田満寿夫/式場俊三 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 1993年06月20日 |
それでは、多彩な"〇〇日記"の日記文学たちを紹介させていただきました。どの作品も、主人公の生き様がぎゅっと詰まった一冊になっています。文学とは、人々の生きざま、感じたこと、考えた事を言葉にして共有するもの。それが、文章になり、一方的にでもReadersに伝えられるのが小説の魅力のひとつです。
各作品は、日常の些細な出来事からドラマチックな体験まで、様々な角度から自分を見つめ直すきっかけとなっています。このリストからお気に入りを見つけられた方は、ぜひ手に取ってみてください。欲張りな気持ちでさえありますね。それぞれの作品は、読む人の体験と人生観まで豊かに色付けてくれるでしょう。
大切なのはページをめくること自体が楽しいと感じることで、それが必ずしも量だとは限りません。一つ一つの言葉に心が動かされ、物語が巡り、主人公の視点を通して自分の未知なる部分と出会える瞬間が堪らなく美しい、そんな体験を大切にしていただきたいと思います。それこそが日記文学の醍醐味ですね。
読書は、ページをめくるだけではなく、自分が新たに発見したものを共有してこそ、人生そのものがより豊かになるものだと思います。ぜひあなたの〇〇日記の感想をみんなに共有してくださいね。ということで、今回は各作家が描く〇〇日記たちをご紹介しました。どれも素敵な作品ばかりですので、何度でも読んでくださると嬉しいです。これからも皆さんの読書ライフが充実したものになりますように。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。









