洋館が舞台の不気味なホラー10選
不気味な洋館を舞台に描かれるホラー作品は、その気高さと異国情緒が生み出す独特の雰囲気で識者を魅了し続けていますね。今回は、その中から僕のお気に入りの10冊を選びました。一つは、洋館の主が行方不明となり、それを追い求める一行の運命を描いた作品。さらに、巧みなトリックの数々で読者を驚かせる推理小説風の出来事も織り交ぜられています。どこか懐かしく、そして新しい恐怖を感じさせる作品ばかり集めました。それぞれの作品が織り成す洋館での戦慄とサスペンス、そして謎を解き明かす過程は何度読んでも飽きさせません。あなたもこの驚きの洋館ホラー10選にチャレンジしてみませんか?
『ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫) (創元推理文庫 F シ 5-2)』
作者 | シャーリィ ジャクスン/Jackson,Shirley/泉, 市田 |
---|---|
価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 |
『レベッカ 上巻』
作者 | DuMaurier,Daphne,1907-1989 茅野,美ど里,1954- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2008年03月 |
『ねじの回転』
イギリス郊外に静かに佇む古い貴族屋敷に、両親と死別し身を寄せている眉目秀麗な兄と妹。物語の語り手である若い女「私」は二人の伯父に家庭教師として雇われた。私は兄妹を悪の世界に引きずりこもうとする幽霊を目撃するのだが、幽霊はほかの誰にも見られることがない。本当に幽霊は存在するのか?私こそ幽霊なのではないのか?精緻で耽美な謎が謎を呼ぶ、現代のホラー小説の先駆的な名著。Star Classics名作新訳コレクション。
作者 | ヘンリー・ジェイムズ/小川 高義 |
---|---|
価格 | 605円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2017年08月29日 |
『たたり (創元推理文庫 F シ 5-1)』
作者 | シャーリイ ジャクスン/Jackson,Shirley/庸子, 渡辺 |
---|---|
価格 | 2146円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 |
『私の家では何も起こらない(1)』
小さな丘に佇む古い洋館。この家でひっそりと暮らす女主人の許に、本物の幽霊屋敷を探しているという男が訪れた。男は館に残された、かつての住人たちの痕跡を辿り始める。キッチンで殺し合った姉妹、子どもを攫って主人に食べさせた料理女、動かない少女の傍らで自殺した殺人鬼の美少年ー。家に刻印された記憶が重なりあい、新たな物語が動き出す。驚愕のラストまで読む者を翻弄する、恐怖と叙情のクロニクル。
作者 | 恩田 陸 |
---|---|
価格 | 616円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年11月25日 |
『エアーズ家の没落(上)』
かつて隆盛を極めながらも、第二次世界大戦終了後まもない今日では、広壮なハンドレッズ領主館に閉じこもって暮らすエアーズ家の人々。かねてから彼らと屋敷に憧憬を抱いていたファラデー医師は、往診をきっかけに知遇を得、次第に親交を深めていく。その一方、続発する小さな“異変”が、館を不穏な空気で満たしていき…。たくらみに満ちた、ウォーターズ文学最新の傑作登場。
作者 | サラ・ウォーターズ/中村有希 |
---|---|
価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2010年09月 |
『ロウフィールド館の惨劇』
作者 | Rendell,Ruth,1930-2015 小尾,芙佐,1932- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1984年06月 |
『リオノーラの肖像』
ミアンゲイト館でいったい何が起こったのだろう、かつては笑声に満ちていた貴族の館に?ソンムの会戦で帰らぬ人となった父。自分を生んだ直後に世を去った母。館の客人を見舞った殺人事件ー。リオノーラ・ギャロウェイは生きる情熱を、館にたちこめる謎を解くことに捧げたのだが、ある日…。重厚なミステリー・ロマンの傑作。
作者 | ロバート・ゴダード/加地美知子 |
---|---|
価格 | 869円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 1993年01月 |
『リヴァトン館(上)』
老人介護施設で暮らす98歳のグレイスの元へ、新進気鋭の女性映画監督が訪れた。「リヴァトン館」という貴族屋敷で起きた70年前の悲劇的な事件を映画化するため、唯一の生き証人であるグレイスに取材をしたいと言う。グレイスの脳裏に、リヴァトン館でメイドとして過ごした日々が、あざやかに蘇ってくる。そして墓まで持っていこうと決めていた、あの惨劇の真相も…。死を目前にした老女が語り始めた、驚愕の真実とは?気品漂う、切なく美しいミステリ。
作者 | ケイト・モートン/栗原百代 |
---|---|
価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 武田ランダムハウスジャパン |
発売日 | 2012年05月 |
『領主館の花嫁たち』
作者 | Brand,Christianna,1907-1988 猪俣,美江子 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2016年12月 |
以上、洋館を舞台にした不気味なホラー作品を10選ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。薄暗い通路、重々しい扉、木々の漏らす月明かりに照らされる優雅な外観…それらが織りなす不安と期待に心躍るものがあることでしょう。
決して日常とは異なる空間設定が、我々に畏怖と興奮を与えます。身近ではありますが、それでいてどこか異世界を感じさせるその洋館は、物語の進行共々我々の想像の範疇を飛び越え、深淵へと誘います。そこは、恐怖が学ばれ、驚異が産まれ、冷静な理性が揺さぶられる場所なのです。
それぞれが想像以上の恐ろしさや驚きを秘めており、一読すればきっとその世界観に引き込まれるはずです。あなたが読むべき時、その扉を開ければ、そこにはあなただけの恐怖が待っています。それは、洋館のどこかに潜む未知なるものへの恐怖かもしれませんし、あるいは自分自身の内面に眠る恐怖かもしれません。
しかし、恐怖を乗り越えた先には、何か新たな発見や、人間の心理や感情の理解への道筋が見えてくるかもしれません。物語通して描かれる恐怖や驚きを通じて、読者自身の中に起こる変化にも、ぜひ注目してみてください。それが文学の持つ力、そしてホラー作品の魅力そのものです。
まだまだ紹介しきれない素晴らしい作品は数多く存在します。それぞれの作品が独自の洋館と、その中に隠された驚愕のストーリーを描き出しています。まだ読んだことがない方、ホラージャンルが好きな方、これからホラーに挑戦しようと思っている方、あるいはただ何となく手に取った方も、きっと何かを感じ取っていただけるはずです。その一冊があなたの人生に与える影響や感動、そして驚きを心待ちに、これからも洋館という舞台が描かれたホラー作品を探し続けてみてはいかがでしょうか。
なお、ホラー作品は作品内の表現が強烈なものが多いため、自分の耐えられる範囲で楽しんでくださいね。あまりにも怖すぎて眠れなくなるようなら、思い切ってその洋館の扉を閉じてもかまいません。あなたの安心と安全が何よりも大切ですから。今回ご紹介した作品と共に、あなただけの恐怖と共に素敵な読書時間をお過ごしくださいませ。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。