夏に読みたい!プールサイドの情景が心に残る本

みなさん、暑い夏はどう過ごされていますか? 今回は涼しげなプールサイドで読みたくなる一冠をご紹介します。この作品は、描写が卓越していて、読むだけでまるでプールにいるような気分になれますよ。主人公は透き通った水を舞台に、自己を見つめ直し、未来に向けて飛び込む決意をするのです。人物描写も丁寧で、感じたことない心情に触れられるはずです。水しぶきが飛び散るようなリアルな表現や、細部に渡る思春期の描写に引き込まれます。どんな夏になるかはこの一冠次第。心地よい風を感じながら、この作品で心の温度をほんの少し上げてみて下さい。
『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』

あ、また時間に捕まえられる、と思った。
捕まえられるままに、しておいた。
小説家のわたし、離婚と手術を経たアン、そして作詞家のカズ。
カリフォルニアのアパートメンツで子ども時代を過ごした友人たちは、
半世紀ほどの後、東京で再会した。
積み重なった時間、経験、恋の思い出。
それぞれの人生が、あらたに交わり、移ろっていく。
じわり、たゆたうように心に届く大人の愛の物語。
作者 | 川上 弘美 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2023年08月24日 |
『回転木馬のデッド・ヒート』

「それはメリー・ゴーラウンドによく似ている。それは定まった 場所を定まった速度で巡回しているだけのことなのだ。どこにも行かないし、降りることも乗りかえることもできない。誰をも抜かないし、誰にも抜かれない」人生という回転木馬の上で、人は仮想の敵に向けて熾烈なデッド・ヒートをくりひろげる。事実と小説とのあわいを絶妙にすくいとった、村上春樹の8つのスケッチ。
都会の奇妙な空間
人生というメリー・ゴーラウンド そこでデッド・ヒートを繰りひろげるあなたに似た人ーー
現代の奇妙な空間ーー都会。そこで暮らす人々の人生をたとえるなら、それはメリー・ゴーラウンド。人はメリー・ゴーラウンドに乗って、日々デッド・ヒートを繰りひろげる。人生に疲れた人、何かに立ち向かっている人……、さまざまな人間群像を描いたスケッチ・ブックの中に、あなたに似た人はいませんか。
はじめに・回転木馬のデッド・ヒート
レーダーホーゼン
タクシーに乗った男
プールサイド
今は亡き王女のための
嘔吐1979
雨やどり
野球場
ハンティング・ナイフ
作者 | 村上 春樹 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2004年10月15日 |
『完璧な病室』

弟はあの病室のあのベッドの上で、完璧に優しかったーー
死にゆく弟との日々を描く表題作、デビュー短篇「揚羽蝶が壊れる時」、「冷めない紅茶」、「ダイヴィング・プール」。
芥川賞受賞へと向かう最初期の四作品と、自作を振り返る著者最新エッセイを収録。
揺らぐことのない美をたたえた、小川洋子の出発点。
作者 | 小川洋子 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2023年02月21日 |
『プールサイド小景・静物』

作者 | 庄野 潤三 |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2002年05月 |
これらの作品を読んで、あなたもきっと夏の暑さを忘れてプールサイドの情景に浸ることでしょう。著者たちが紡ぎ出すユニークな視点でのプールサイド表現は、私たちに新たな理解をもたらし、感性をくすぐるのです。キラキラと太陽の光を反射する水面、波紋が広がる音、水しぶきの冷たさ、プールサイドで過ごす人々のさまざまな表情……それらは、ただ単なる視覚的な美しさ以上のものを私たちは感じさせてくれます。
いくつかの作品では、主人公たちがプールサイドで経験することが物語全体を通しての大きな転機となっています。それは、気づかないうちに心に残り、その後どれだけ時間が経っても、あなたの記憶から消え去ることのない一幕になるでしょう。あるいはラブシーン、友情、家族の絆など、プールサイドが舞台となることで、感情表現が一層深まる作品もあります。
どの作品も、夏の暑さを涼やかに感じさせてくれるだけでなく、心の中に深く刻まれる景色を提供してくれます。それはあなたが本を閉じた後もなお、頭の中を彷徨い続けるでしょう。
暑い夏の日々、涼しい場所で過ごす時間、そこには必ず一冊の心に残る作品が欠かせません。あなたもプールサイド、海辺、山の中、あるいは自宅の窓辺など、お気に入りの読書スポットで、これらの素晴らしい作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。きっと夏の思い出に新たな一ページが加わることでしょう。それでは、素敵な読書の時間をお過ごし下さい。自分だけの夏の1冊を見つけて、心から読書を楽しんでくださいね。
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