ロシアの宇宙開発を知る本4選
ロシアの宇宙開発に迫る本が4冊、今日はその一部をご紹介します。まずは、宇宙開発の歴史を学ぶ本。豊富な図版とともに、ロシアの重要な出来事が網羅されています。次に、当時の開発者のインタビューに基づいたノンフィクション。生々しい実話がぎっしり。さらに、実際のアストロノートが登場する小説もオススメ。現場感が味わえます。最後に、宇宙開発に初めて触れる人にオススメな漫画です。ビジュアルが豊かで出来事が分かりやすいのが魅力です。どれも宇宙開発への理解を深めるのに役立つはず。ぜひ手に取って見てください。
『宇宙飛行の父 ツィオルコフスキー 人類が宇宙へ行くまで』
耳が聞こえず孤立するなか、「伝説の独学」によってロケットの基礎となる理論を打ち立てたロシア人科学者コンスタンチン・エドゥアールドヴィッチ・ツィオルコフスキー。
人類みんなを宇宙に飛ばすことを夢見て、知性と理論による驚異的な未来予想で科学を発展させた「ロケット推進の父」の、日本ではじめての伝記。
プロローグ─あるコサックのはなし
第一章 ツィオルコフスキーの幼年時代
第二章 失意─空想と知への脱却
第三章 一人ぽっちのモスクワ
第四章 家庭教師─ヴャートカそしてリャザン
第五章 テロリズムと宇宙飛行
第六章 雌伏─あのボロフスクへ
第七章 『地球と宇宙への幻想』─カルーガの炎(1)
第八章 一九〇三年─奇跡の年─カルーガの炎(2)
第九章 宇宙SFの歴史に輝く『地球の外で』
第十章 人類進化の序曲
第十一章 宇宙時代への飛翔─カルーガからの聖火リレー
エピローグ─カルーガへの旅
作者 | 的川泰宣 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 勉誠出版 |
発売日 | 2017年11月30日 |
『ロシアの宇宙開発の歴史 栄光と変貌』
宇宙開発で華々しい成果を上げた旧ソ連。その陰で国の威信のため全身全霊を傾けた技術者たちの栄光と哀しみ。
作者 | 的川 泰宣 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 東洋書店 |
発売日 | 2002年03月 |
『ロシアの宇宙精神』
ロシアの大地に根ざし、近代科学技術に触発されて登場したロシア・コスミズムは、人間の不死復活、生命の謎、宇宙の生成からロケットによる宇宙開発など驚異的な思考と破天荒な想像力に満ち溢れている。本書はその代表的な六人の人物紹介と、彼らの主要な哲学・思想論文(本邦初訳)を収録する。
作者 | スヴェトラーナ・G.セミョーノヴァ/A.G.ガーチェヴァ |
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価格 | 4180円 + 税 |
発売元 | せりか書房 |
発売日 | 1997年01月 |
『ロシア宇宙開発史 気球からヴォストークまで』
スプートニク、ヴォストーク、そしてガガーリン。大テロル、大祖国戦争、そして冷戦と政治に翻弄されながらも突き進んだ宇宙開発の先駆者たち。その苦難の足跡を、豊富な文献を基に明らかにする。
作者 | 冨田信之 |
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価格 | 5940円 + 税 |
発売元 | 東京大学出版会 |
発売日 | 2012年08月 |
それぞれの作品を通じて、ロシアの宇宙開発の舞台裏を知ることができました。読んだことで、宇宙という未知なる領域への挑戦と情熱、また緻密な計画と科学技術の進歩がどのように結びついているのかを理解することができたのではないでしょうか。
初期の宇宙開発競争の激しさ、ロシアの優れたテクノロジーやエンジニアリングの素晴らしさ、国際協力の成果としての国際宇宙ステーションの誕生、そして数々の困難を乗り越えながらこぎつけた現代の宇宙探査事業…それらを端的に描いた各作品は、宇宙開発の途中経過や今後の可能性について、我々が幅広く考えるきっかけを与えてくれます。
それぞれの物語は、単なる科学的な観点だけでなく、人間の情熱や困難を克服する力、国際的な協力の重要性といった視点からもロシアの宇宙開発を照らし出しています。また、その中には、我々一人ひとりが日々の生活の中で直面する挑戦や選択、成長の過程と重ね合わせて読むことができる普遍的なテーマも見て取れるでしょう。
本日ご紹介した4作品は、それぞれ違った視点から、ロシアの宇宙開発の歴史と現状、そして未来を描いています。興味を持った方はぜひ読んでみてください。多角的に学ぶことで、より深い理解を得られるはずです。きっと、新たな視点から星空を見上げる楽しみが増えることでしょう。
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