深緑野分の小説 おすすめ8選 戦場のコックたち・空想の海など

深緑野分さんの世界観に触れない手はないですよね。ここでは、彼の作品の中でも私なりのおすすめ作品を8つピックアップしたいと思います。
まずは、戦場で奮闘するコックたちの話。戦争って、なんて残酷なものかと思いましたが、それでも日々を生き抜く力がこもっていて、ほっとする瞬間もありました。
また、深海を舞台にした一作。現実とは違う世界での冒険は、まさに壮大なファンタジーで、読んでいて心が躍ります。
他にもこんなに面白い作品があるの?と驚くこと間違いなしです。深緑野分さんの作品を知らない方も、ぜひ彼の世界に足を踏み入れてみてください。濃密な時間が待っていますよ。
『戦場のコックたち (創元推理文庫)』

作者 | 深緑 野分 |
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価格 | 917円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2019年08月09日 |
『空想の海 (角川書店単行本)』

作者 | 深緑 野分 |
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価格 | 1779円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年05月26日 |
『スタッフロール = Staffroll』

作者 | 深緑,野分,1983- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2022年04月 |
『ベルリンは晴れているか (ちくま文庫)』

作者 | 深緑野分 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2022年04月22日 |
『オーブランの少女 (創元推理文庫)』

作者 | 深緑 野分 |
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価格 | 624円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2016年03月22日 |
『この本を盗む者は』

“本の街”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪いが発動し、町は物語の世界に姿を変えてしまう。泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、不思議な少女・真白とともにさまざまな物語の世界を冒険していくのだが……。初めて物語に没頭したときの喜びが蘇る、胸躍るファンタジー!
目次
第一話 魔術的現実主義の旗に追われる
第二話 固ゆで卵に閉じ込められる
第三話 幻想と蒸気の靄に包まれる
第四話 寂しい町に取り残される
第五話 真実を知る羽目になる
解 説 三辺律子
作者 | 深緑 野分 |
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価格 | 902円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年06月13日 |
『分かれ道ノストラダムス』

作者 | 深緑,野分,1983- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2019年11月 |
『カミサマはそういない』

変な予感がするんだ。
扉の向こうで、何か恐ろしいものが、僕を待っている気がしてーー。
目を覚ましたら、なぜか無人の遊園地にいた。園内には僕をいじめた奴の死体が転がっている。ここは死後の世界なのだろうか? そこへナイフを持ったピエロが現れ……(「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」)。
僕らはこの見張り塔から敵を撃つ。戦争が終わるまで。しかし、人員は減らされ、任務は過酷なものになっていく。そしてある日、味方の民間人への狙撃命令が下され……(「見張り塔」)
など全7編を収録。
現代日本、近未来、異世界ーー様々な舞台で描かれる圧倒的絶望。
この物語に、救いの「カミサマ」はいるのか。
見たくない、しかし目をそらせない、人間の本性をあぶり出すダークな短編集。
【プロフィール】
深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年神奈川県生まれ。2010年、「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15年刊行の長編『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、16年本屋大賞ノミネート、第18回大藪春彦賞候補。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』で第9回Twitter文学賞国内編第1位、19年本屋大賞ノミネート、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補。19年刊行の『この本を盗む者は』で、21年本屋大賞ノミネート、「キノベス!2021」第3位となった。
作者 | 深緑 野分 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2021年09月24日 |
これまでにご紹介した作品たちは、どれも深緑野分先生の持つ独特の世界観と、人間の心理を描く鋭い視点が詰まった名作ばかりです。幅広いジャンルに挑戦し、その都度様々な表現方法を試みていく深緑野分先生の創作の姿勢は、私たち読者に全く新しい感動を届けてくれます。
先生の作品の中には厳しい現実を突きつけるものもありますが、それは決して暗いだけではなく、その背景には常に人間の強さや優しさ、時にはユーモラスさすらも感じられます。それぞれのキャラクターが抱える独自の苦悩や喜び、葛藤が深く描かれていて、読む者の心を揺さぶらずにはいられないんです。
また先生の作品は、細部にまでこだわり抜いた描写が魅力のひとつだと思います。一つひとつの景色や物語の中の道具、食事の様子などが丁寧に描かれていて、読んでいるだけでその場所や時間、匂いまで感じることができます。そんな言葉遣いが、物語の世界に没入する手助けをしてくれるんですよ。
深緑野分先生の作品を読むことは、様々な人生を生きることにも似ています。笑ったり泣いたり、ときには考え込んでしまったり。その全てが精神的な飛躍へと繋がっていくのが感じられるはずです。皆さんも是非、今回おすすめした作品を手に取ってみてください。それぞれの作品が、きっと皆さんの心に新たな何かを刻み込んでくれるでしょう。
一冊一冊の作品が、私たちに与えてくれるメッセージや影響は計り知れません。そしてその全てが、深緑野分先生の豊かな想像力と紡ぎ出された言葉によって生まれているんです。これからも先生の新作を楽しみに待ちつつ、ここで紹介した作品を何度も何度も読み返して、その世界に浸ってみましょう。
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