ルイ･ブライユを知る本 おすすめ6選 点字を発明した全盲の教師
点字の発明者であるルイ・ブライユの生涯を描いた素晴らしい作品をご紹介します。全盲の彼がいかにして点字を考案し、それがどのように視覚障害者の人々に希望を与えたのかを描かれた作品ばかりです。幼少期から成人期、発明の経緯、困難の中で挫けずに人々に理解を求め続けた彼の人間性に、きっと心動かされるでしょう。ストーリーは実話に基づいていますので、歴史をより身近に感じることができるでしょう。また、視覚だけでなく触触覚も大切なことを教えてくれる作品もあります。どの作品も読み終わった後には、感動とともに温かみを感じ、人生の価値観が少し変わるかもしれませんよ。ぜひ、6作品を通じてブライユの生涯と偉業に触れてみてください。
『ルイ・ブライユ 暗闇に光を灯した十五歳の点字発明者』
15歳で点字を発明した天才の生涯
現在、世界中で広く使われている点字は、今から約190年前にフランスで発明されました。
発明者はなんと当時15歳の全盲の少年。
その名はルイ・ブライユといいます。
彼は5歳の時に全盲となるも、当時としては珍しく盲学校で教育を受けます。在学中に点字を発明し、その後もより使いやすいものにするために改良を続けて、世界中の目の見えない人々に希望の光を与えたのです。
しかし、ルイ・ブライユの発明は当初から周囲に受け入れられたものではなく、正式に彼の点字が認められたのは、彼が亡くなった後のことでした。
現在はフランスの偉人たちが眠るパンテオンに埋葬されるなど、世界中の人からその功績がたたえられているブライユ。
彼の生涯を、わかりやすくお届けします。
【編集担当からのおすすめ情報】
小学生の教科書にも登場し、某検索エンジンの注目されている人ランキングで、織田信長や聖徳太子をおさえて2年連続1位になったルイ・ブライユの伝記です。
カバーは、2016年に“応援上映”が話題となりスマッシュヒットをとばした『KING OF PRISM by PrettyRhythm』（キンプリ）の作画監督を務める松浦麻衣氏によるもの。
松浦氏によるハイクオリティな挿絵イラストも、必見です！
| 作者 | 山本 徳造/広瀬 浩二郎/松浦 麻衣 |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2017年03月22日 |
『6この点 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし』
「目が見えなくても、本が読みたい。文字を読んだり、書いたりしたい」盲目の少年ルイ・ブライユは、暗号から指でさわって読む文字「点字」を発明しました。シュナイダー・ファミリーブック賞（米国図書館協会主催／２０１７年子どもの本の部門）受賞。
| 作者 | ジェン・ブライアント/ボリス・クリコフ/日当陽子 |
|---|---|
| 価格 | 1870円 + 税 |
| 発売元 | 岩崎書店 |
| 発売日 | 2017年08月10日 |
『やさしく読める ビジュアル伝記10 ルイ・ブライユ』
| 作者 | 坂本コウ/岡田好惠/金子昭 |
|---|---|
| 価格 | 660円 + 税 |
| 発売元 | 学研プラス |
| 発売日 | 2019年09月05日 |
『ブライユ: 目の見えない人が読み書きできる点字を発明したフランス人 (伝記世界を変えた人々 8)』
| 作者 | ビバリー バーチ/Birch,Beverley/侑美子, 乾 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 偕成社 |
| 発売日 |
『暗やみの中のきらめき 点字をつくったルイ・ブライユ』
世界中の本を、すべて読みたい。そこに書いてあることを知りたい、物語を聞きたい。熱い思いを抱いた小さな盲目の少年が点字を発明するまでを、フィンランドの男の子レオの目を通して見つめます。二〇一一年度アーヴィド・リーデッケン賞受賞作。二〇一一年度ＩＢＢＹ障害児図書資料センター推薦図書。
| 作者 | マイヤリーサ・ディークマン/古市真由美 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 汐文社 |
| 発売日 | 2013年04月 |
『ルイ・ブライユと点字をつくった人びと』
| 作者 | 高橋,昌巳,1930- こどもくらぶ |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 岩崎書店 |
| 発売日 | 2016年07月 |
今回は点字の発明者であるルイ・ブライユを知るための6つのおすすめの本を紹介させていただきました。ブライユの生涯を描いた本や彼の功績がどのように視覚障害者の生活を豊かに変えたかを探求した本など、さまざまな角度からブライユの人生や業績を知ることができます。
全盲の状態で点字のシステムを開発し、視覚障害者のために新たな可能性を切り開いたブライユの偉大さは計り知れません。彼の生き方や精神力から学ぶことは多く、私たち全ての人にとって必要な勇気や希望を与えてくれることでしょう。
また、視覚障害者の日常生活や心情を知ることで、私たちが見る世界がどれほど恵まれているかを再認識し、日々の生活に感謝するきっかけになるかもしれません。それと同時に、障害を持つ人々の社会参加やそのために何が必要かを考える機会にもなるでしょう。
また、ルイ・ブライユが挑戦したこと、なし得たことは単なる挑戦ではなく、困難を乗り越えることで得る成長や、人間の可能性を信じ抜くことの大切さを教えてくれるかと思います。このようなメッセージは、何かに挑戦している人、新しいことを始めようとしている人、あるいはちょっとした勇気が足りないと感じている人にとって、きっと背中を押す力になることでしょう。
これらの本を読むことで、視覚障害という困難を前にしても決して諦めずに人々のために戦い続けたルイ・ブライユの強さや優しさを感じることができます。そしてその中には、私たち一人一人が生きていく上でも大切なヒントや教訓が詰まっています。
今回紹介した6つの本は、あらゆる年齢や興味のある人たちに読んでほしいと思います。それぞれがブライユの生涯について異なる視点から描かれていますので、どの本も新たな発見や感動があることでしょう。ぜひ、手に取ってご自身で感じてみてください。
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