画家ビアズリーを知る本3選

色彩豊かで個性的な作風で知られる画家ビアズリー、あなたは彼の深遠な世界に触れたことがありますか?まず最初におすすめしたい本は、彼の作品集。ビアズリーの幻想的な描写と独特の色彩感覚がいっぱい詰まっています。次に、ビアズリーの生涯を描いた評伝。彼がどのような背景や経験からあの独自な作風を生み出したのか、その深層を垣間見ることができます。最後に、ビアズリーの作品に影響を受けた現代作家による評論集。ビアズリーの持つ魅力を現代的な視点で読み解ける一冊です。これらを読んでビアズリーの世界に触れ、美術を深く楽しむ旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。
『異端の奇才ビアズリー = BEARDSLEY,A SINGULAR PRODIGY』

作者 | Beardsley,Aubrey,1872-1898 河村,錠一郎,1936- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 青幻舎 |
発売日 | 2025年02月 |
『ビアズリー怪奇幻想名品集 増補改訂版』

世紀末の鬼才、ビアズリーの傑作を厳選した画集に、待望の増補改訂版が遂に刊行!
約50点の作品が追加され、ビアズリーが同時代や後世に与えた影響を考察する解説も加わりますます充実。世界中の芸術家たちの美意識に一撃を加えたビアズリー・インパクトが蘇る。
ビアズリーの生涯
1初期作品と『アーサー王の死』
2『サロメ』の衝撃
ビアズリー芸術の特質
3『イエロー・ブック』から『サヴォイ』へ
ビアズリーと同時代芸術
4円熟の時代から終焉へ
ビアズリーと日本
ビアズリー略年譜
作品リスト
作者 | 冨田 章 |
---|---|
価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2021年03月22日 |
『サロメ幻想〜ワイルド、ビアズリーから現代作家まで』

★ビアズリーの挿画17点
★カラー図版や資料を豊富に掲載
★サロメの妖しい魅力がこの1冊に!
妖艶な舞いを踊り、洗礼者ヨハネの首を載せた銀の盆を持つ美女として知られるサロメ。
だが、もともと聖書に書かれていたサロメは少々異なるーー
「『サロメ』はパッションの物語である」と
比較文学者の井村君江は言う。
サロメの情熱とヨハネの受難。
その物語は古くから人々の想像力を掻き立ててきたが、
19世紀末、その聖書の中の人物であったサロメが、
オスカー・ワイルドとオーブリー・ビアズリーによって、
ひとつの物語として再構築された。
それ以降はいっそう多くの人を魅了し、現在でもオペラや演劇の新演出など、
さまざまな解釈が行われ続けている。
本書は、そのサロメの魅力を、
ビアズリーによるサロメの挿画17点、
サロメに翻弄されたワイルドとビアズリーの運命を詳細に紹介した解説、
古来から20世紀初頭までのサロメを描いた絵画の変遷、
そして、現代作家によるサロメへのオマージュ作品などを通して俯瞰した1冊です!
(フルカラー)
◎なぜ、今『サロメ』なのかーーその成立と受容から◉井村君江
◎[図版]さまざまなサロメの本
◎[図版]オーブリー・ビアズリーが描いたサロメ
◎サロメに翻弄されたワイルドとビアズリーの運命◉高橋りか
◎[図版]絵画に描かれたサロメーー古代から20世紀初頭まで
◎サロメ像の変遷◉井村君江
◎香山滋と〈サロメ〉幻想◉黒田誠
◎2つのサロメ展
◎[図版]現代作家によるサロメへのオマージュ作品
(掲載現代作家(50音順):愛実 Ayumi、大木美津江、小笠原勝、妃 耶八、木村龍、小峰恵子、相良つつじ、さちこ、JUMPEI TAINAKA、多賀新、T.T.Angie、戸田和子、二階健、衣、林美登利、マンタム、三浦悦子、村田英子、森園みるく、山下昇平、山村俊雄)
作者 | アトリエサード/オーブリー・ビアズリー/井村 君江 |
---|---|
価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | アトリエサード |
発売日 | 2022年08月30日 |
それでは、まとめてみたいと思います。
今回ご紹介した3冊は、どれも画家ビアズリーの個性と作品の魅力を深く掘り下げた作品ばかり。淡々と事実を並べただけの伝記ではなく、彼の生涯とそれを取り巻く時代背景、そして彼の魂が込められた作品群を理解するための素晴らしいガイドブックと言えるでしょう。
ビアズリーの作品を見ると、彼の緻密な線画と独特の世界観に引き込まれます。そして、その奥には彼の壮絶な人生が感じられます。彼が生きた時代、体験した人生、表現しようとしたメッセージ。それら全てが彼の作品には詰まっています。
これらの本を通して、ビアズリーの魅力を五感で感じ取ることができ、更に彼の作品に触れるときの理解を深めることができます。ビアズリーの意図を察しつつ、その作品の全体像を捉えるのはとても刺激的で、心を動かされることでしょう。
ビアズリーを知るということは、ただ美しい芸術を楽しむだけではなく、時代を超えて生きる一人の人間と向き合うということでもあります。それは芸術に触れ、また考えるということの本質に近いものを感じる瞬間でもあります。
この3冊を読むことで、画家ビアズリーについての理解が深まり、それぞれ異なる角度から彼の人物像や作風に迫ることができるでしょう。また、それぞれの本にはビアズリーの作品が豊富に収録されているため、その魅力を実際に目で確かめることができます。
以上、ビアズリーをもっと知りたいという方におすすめの3冊をご紹介しました。これを機に、ぜひビアズリーの世界に触れてみてください。美しいその線画があなたの心に新たな風景を描き出すことでしょう。それでは、あなたが次に開く本が、新たな驚きや感動をもたらしてくれますように。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。