日本建築の歴史がわかる本 おすすめ5選 特徴などを知る
あなたが日本建築の魅力に気づくきっかけとなる一冊が見つかるでしょう。洋書が多い中、この5選は全て日本語。初心者から専門家まで楽しめます。1冊目は、日本建築の全体像を俯瞰する一冊。歴史的背景もしっかりと解説しています。2冊目は、特定の時代に焦点を当て、その時代の建築スタイルを分析。バラエティに富んだ視点が面白いですよ。3冊目は、建築家の生涯と作品に迫る一冊。私生活から作品思想まで幅広くカバーする内容と詳細な解説が魅力です。4冊目は、写真集としても楽しめる豊富なビジュアル。解説と一緒に見ると更に面白い!5冊目は文化と建築の関係を探求した一冊、興味深い視点が満載ですよ。
『カラー版 図説 日本建築の歴史』
日本建築のなりたちや様式などを、テーマ別に見開きで整理・解説した、やさしく学べる教科書。見開きごとに「3つの要点」をまとめ、テーマごとに何を学べるのかをわかりやすく提示した。カラー写真や図版で、複雑な様式や空間構成が一目で理解できるよう工夫を凝らした。建築の歴史を体系的に理解できるコンパクトな一冊。
■第1部 古代
1 日本建築の曙:縄文・弥生・古墳時代の住居・集落
2 仏教建築の伝来:飛鳥・白鳳様式の寺院
3 鎮護国家と仏教建築の力強さ:奈良(天平)時代の寺院
4 伽藍配置と軒先・組物の発展:飛鳥・奈良時代の寺院について
5 密教の伝来と国風化の流れ:平安時代の密教寺院
6 建築と景観の融合:浄土信仰と阿弥陀堂
7 国家的神社成立の契機:古代の形式を継承する神社
8 優美な杜:奈良・平安期成立の神社
9 社殿の形式と式年遷宮
10 一代一宮から千年の都へ:古代の宮殿と都城
11 王朝絵巻の空間:寝殿造
■第2部 中世
12 革新的な建築構造:大仏様の建築
13 禅宗の伝来と宋風伽藍の輸入:禅宗様の建築
14 和様の変化と新しい意匠感覚:新和様と折衷様
15 用と美の探求:細部意匠と構造の発展
16 洗練化と新興の神社:中世の神社
17 座敷の成立と武家文化:北山文化・東山文化
18 庶民の住まい:中世の民家
19 木工技術の発展:大工の職能と道具
■第3部 中世
20 戦国時代の象徴:城郭建築
21 都市と集落:城下町と寺内町
22 権威と装飾:書院造
23 侘びの造形:草庵茶室の成立
24 公家社会の遊興空間:茶室・数寄屋風書院1
25 洗練美を求めて:茶室・数寄屋風書院2
26 復古的建築と伝統の継承:近世の寺院1
27 江戸の社会がもたらした造形:近世の寺院2
28 霊廟と装飾:近世の神社
29 風土性の表現:近世の民家
30 町並の多様性:近世の町家
31 人間らしさの展開:学校・大店・劇場・遊郭
■第4部 近代
32 大工が見た西洋建築:伝統技術の西洋化と擬洋風建築
33 「和風」の成立:近代和風建築
34 建築の史的価値:文化財と保存の制度
35 継承のための技と知恵:保存修理の技術
問題集
索引
引用・参考文献
作者 | 矢ヶ崎 善太郎/高井 昭/小出 祐子/岡本 公秀/野村 彰 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 学芸出版社 |
発売日 | 2020年12月19日 |
『図説 日本建築の歴史 寺院・神社と住宅』
寺院・神社から住宅(貴族住宅・民家)まで日本の伝統建築の見方がよくわかる決定版ガイド!建築には、その時代の政治・経済・文化のすべてが集約されている。先人が残した文化遺産、伝統建築に秘められた歴史を見に行こう!
作者 | 玉井 哲雄 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2020年01月21日 |
『ぜんぶ絵でわかる8 日本建築の歴史』
作者 | 海野 聡/いとう良一 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | エクスナレッジ |
発売日 |
『建物が語る日本の歴史』
建築物は歴史を語る証人である。国家の威信をかけて建てられた寺院や城郭、人びとが生活した住居など、原始から近代まで各時代の建物で読み解く日本の歴史。社会と建物の関わりに光を当てた、新しい日本建築史入門!
作者 | 海野 聡 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2018年07月24日 |
『日本の建築 歴史と伝統』
日本固有の建築ーそれはどのように構築され、また発展を遂げてきたのだろうか。伊勢神宮・法隆寺・桂離宮・金閣寺・銀閣寺など、名建築を時代を追ってつぶさに見ていくことで、外来の様式の影響を受けつつ築きあげられてきた、この国独自のかたちの系譜が浮かびあがってくる。中世の仏教建築は大陸から何を採り入れたか、日本の住宅の室内意匠はどうして装飾の少ないシンプルなものになったのか。日本建築史の泰斗が、時代の経済状況・社会制度から人々の生活・考え方までを考慮しつつ、歴史的建築を論じた、生き生きとした日本文化論。写真・図版多数収録。
作者 | 太田博太郎 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2013年04月10日 |
こうして日本建築の歴史がわかるおすすめの本をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。五冊とも、それぞれ特徴があり、一冊ずつ読み進めることで、あらゆる角度から日本建築の魅力とその歴史を理解できる作品ばかりです。
建築というと、専門的で難しい印象があるかもしれませんが、これらの本はどれも素人でも楽しんで読める作りになっています。専門的な言葉も、きちんとわかりやすく説明してくれるので、建築初心者でも安心して読むことができますよ。
また、日本の建築というと、古代からの歴史を感じさせる伝統的なものから、近代的で洗練されたものまで、幅広いスタイルが存在します。それらはすべて、時代や人々の暮らし、思想を反映したもの。それを知ることで、ただ見るだけでなく、日本建築の背景や文化、美意識を理解することができます。
さらに一つの本を読み終えたら、次に手に取る本の選び方もまた違った楽しみ方に繋がります。初めに基本的な知識を得たいなら、全体を通覧できる本から。特定の時代や作風に興味があるなら、そのテーマに特化した本から読むのも良いでしょう。自分の興味に合わせて選べば、ますます建築の世界が楽しくなること間違いなしです。
今回ご紹介した本たちは、それぞれに日本建築の魅力を多角的に描き出しています。ぜひ、いずれか一冊でも手に取って、その魅力を肌で感じてみてください。新たな視点を持つことで日常の風景もきっと変わることでしょう。あなたの建築への旅が、どんな発見や感動につながるのか、私たちも楽しみにしています。
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