夏に読みたい真夏のミステリー傑作選

夏の暑さは、そんどけ!震え上がるほどのスリルがあなたを待っています。本当の意味での「真夏のミステリー」を楽しみたいなら、この傑作選を見逃すことはできませんよ!さまざまなトリックが詰まっており、どうすればその謎を解くことができるのか、「ヒント」と「伏線」を楽しみながら読むことができます。「あの人が犯人だったの?!」と驚きの展開もお見逃しなく。真夏の夜は、読み終えた瞬間に感じる、解放感と興奮で満ち満ちることでしょう。繊細な心理描写と奥深い人間ドラマにもフォーカスを当てているので、ミステリー作品としてだけでなく、普遍的な文学作品としても楽しむことができますよ。
『真夏の方程式』

夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう一人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とはーー。
作者 | 東野 圭吾 |
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価格 | 902円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2013年05月 |
『ぼくが探偵だった夏』

浅見家では毎年、夏を軽井沢の別荘で過ごしていた。浅見家の次男、小五の光彦は、”山の友達”の峰男、夏休み前までは口も利けなかった本島衣理と三人で、女の人が行方不明になったという妖精の森に出かける。緑の館の庭で、昼間堀った大きな穴に、夜、お棺のような箱を埋めようとする怪しい三人組を光彦は目撃する。光彦の不審を本気で聞いてくれたのは、二十歳の地元の刑事竹村岩男だった。浅見光彦、記念すべき最初の事件!
浅見光彦がまだ小学生だった頃、浅見家では、夏は軽井沢の別荘で過ごすのが恒例だった。夏の友達の峰男に紹介された喫茶店の少女は、なんと夏休み前に光彦の席の隣に座った転校生の衣理だった。気まずく口も利かなかった二人だが、最近、妖精の道で行方不明になった女の人がいるという噂で盛り上がり、確かめに行くことに。怪しげな「緑の館」では男が庭に大きな穴を掘っていた。ホタルを口実に夜、ふたたび訪れた光彦たちは、何かを埋めている男女を目撃する。それは消えた女の人なのか? 若い竹村刑事に事情を話した三人は、恐ろしさを振り払い、謎を追うのだった。その夏、浅見光彦は名探偵の第一歩を記すことになる。
第一章 妖精の森
第二章 緑の館
第三章 怪しい穴掘り
第四章 夜の冒険
第五章 ルポライターvs.刑事
第六章 大発見
第七章 永遠の思い出
あとがき ぼくが少年だった頃
作者 | 内田 康夫 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2013年07月 |
『自由研究には向かない殺人』

*第1位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇
*第2位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編
*第2位〈週刊文春〉2022ミステリーベスト10 海外部門
*第2位『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇
*第2位 2022年本屋大賞 翻訳小説部門
イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)”に取り組んでいた。題材は5年前の少女失踪事件。交際相手の少年が遺体で発見され、警察は彼が少女を殺害して自殺したと発表した。少年と親交があったピップは彼の無実を証明するため、自由研究を隠れ蓑に真相を探る。調査と推理で次々に判明する新事実、二転三転する展開、そして驚きの結末。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、イギリスで大ベストセラーとなった謎解き青春ミステリ!
作者 | ホリー・ジャクソン/服部 京子 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2021年08月24日 |
『月光ゲーム』

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々-江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。
作者 | 有栖川有栖 |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 1994年07月15日 |
『サマータイム・ブルース新版』

料金は一日百二十五ドルと必要経費。報告書は作成しますが、調査方法の指図はお受けしませんー夜遅くに事務所を訪れた男は、息子の恋人の行方を捜してくれと依頼する。簡単な仕事に思えたが、訪ねたアパートで出くわしたのはその息子の射殺死体だった。依頼人が被害者の父親ではないことも判明し、さらには暗黒街のボスが脅迫を…圧力にも暴力にも屈しない私立探偵V・I・ウォーショースキーの熱い戦いが始まった。
作者 | サラ・パレツキー/山本 やよい |
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価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2010年08月06日 |
さてさて、これまでにご紹介した作品たちはいかがだったでしょうか?真夏の日差しのもとで、ひんやりとした背筋の寒さを感じさせるミステリー作品たち、まさに夏にぴったりの一冊ばかりを揃えてみました。読む人を選ばない、心地よい恐怖とワクワク感を感じさせてくれる作品たちは、暑い季節の心地よい涼をくれること間違いありません。
言い換えれば、暑さとともに訪れるだらりとした気分まで一掃してくれるかもしれませんね。日常をちょっと離れて異次元の世界へ飛び込む…そんな非日常感を味わいたい方には、最高のエンターテイメントになることでしょう。
これらの作品の魅力は、決してストーリーだけに留まりません。鮮やかな描写、細部にまで渡り込んだ描写、ひとつひとつの言葉が丹念に練られ、美しい音楽のように語られています。それらはまるで暑い夏の日の熱気を表現するかのような力強さを持っており、読者をその世界へ引き込みます。
この夏、あなたが何か新しいことを始めるきっかけや、気分転換がしたい時、またはただ過ごす時間を楽しく過ごしたいだけでも、ぜひ手に取ってみてください。冷たいドリンクを片手にバカンスの夜明けまで読み進めてみるのもまた、一興かと思います。
今回ご紹介した作品たちは夏にぴったりのものばかりですが、季節を問わず読める作品もたくさんあります。この機会にミステリーの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。果てしなく広がるその世界が、きっとあなたに新たな風を送ってくれることでしょう。それでは、素敵な読書ライフをお楽しみください。次回のご紹介も、どうぞお楽しみに!
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