ケアの倫理とは?現代に必要な視点を学べるおすすめ本特集

「ケアの倫理」とは何か、そんな疑問を抱いたことはありませんか?現代社会で重要性が増しているケアの倫理、しかし具体的にはなかなかイメージしにくいですよね。そこで今回は、ケアの倫理について学べるおすすめの本をピックアップしました。著者自身がケアの現場で培った経験と深い洞察力を基に、我々が置かれた複雑な情況について考えるためのヒントを教えてくれる一冊です。生々しい描写と共に、読者に対して深い問いを投げかけることで、自己と他者との関係性を見つめ直すきっかけを提供してくれます。ケアの現場はもちろん、何かと忙しい現代生活の中での人間関係にも役立つ一冊ですよ。
『ケアの倫理とエンパワメント』

作者 | 小川,公代,1972- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年08月 |
『世界文学をケアで読み解く』

現代人が失いつつある〈ケアの倫理〉は、世界の文学に読みとれる。『ケアの倫理とエンパワメント』で政治、社会、医療、介護の分野からも注目される英米文学者の〈ケアの倫理〉にかんする画期的な問いかけ。自立を迫る新自由主義的風潮のもと、ケア思想をたどり、韓国、欧米、日本などの文学作品とつなげて読み込む。マン・ブッカー国際賞受賞作家の韓国のハン・ガンが描く『菜食主義者』、光州事件をあつかった『少年が来る』。欲望や怒り、憎悪などの暴力に振り回されながらも、どのようにその世界から抜け出せるのか。ブッカー賞受賞作家、カナダのアトウッドがSF的想像力で生み出した『侍女の物語』と『誓願』でのサバイバルとは? このディストピア小説の舞台である「ギレアデ」共和国は不可視の世界で、キリスト教原理主義と家父長制が支配する。そして一人の女性の苦悩が女性たちの連帯(シスターフッド)と結ばれ、「他者」の言葉の力、生存する力がしめされる。差別により死にいたらしめられる者とその過酷さを知らぬ者、老いを経験する者と年若い者、病に臥す者と健康な体を持つ者、はたしてこのような差異を乗り越えて他者の傷つきや死を、私たちは凝視できるだろうか。死者へのケアをテーマにした、トニ・モリソン『ビラヴド』、平野啓一郎『ある男』、石牟礼道子『苦海浄土』、ドリス・レッシング『よき隣人の日記』をもとに、他者への想像力を働かせることがどのようにケア実践につながるのかを考える。冷たい墓碑や硬い土に埋葬されている死者。かつては生命力に満ちていた身体と内面世界が、作品のなかで豊かな言葉によって回復されている。〇目次今こそ〈ケアの倫理〉について考えるーー序論にかえて 第一章 現代人が失いつつあるものとしての〈ケア〉 第二章 弱者の視点から見るーー暴力と共生の物語 第三章 SF的想像力が生み出すサバイバルの物語 第四章「有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ)」に抗する文学を読む 第五章 死者(ビラヴド)の魂に思いを馳せるーー想像力のいつくしみ 口をつぐむこと、弱くあることについてーーあとがきにかえて
作者 | 小川公代 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2023年08月07日 |
『ケアする惑星』

作者 | 小川,公代,1972- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2023年01月 |
『翔ぶ女たち』

明治から昭和にかけて活躍した小説家・野上弥生子。
語学力や教養やケア実践を、彼女はその先駆的な仕事にどう活かしたのか。
「ケア」をテーマに研究を続けてきた英文学者の「私」が弥生子の人生に惹かれた理由とは。
文学、映画、アニメ、音楽……現代の表現者たちの言葉をつなげて語る斬新な評論。
ロングセラー『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』著者の最新作。
【目次】
1章 言葉の森を育てた女たちーー松田青子と野上弥生子
2章『エブエブ』と文学のエンパワメントーー辻村深月と野上弥生子
3章 魔女たちのエンパワメントーー『テンペスト』から『水星の魔女』まで
4章 ザ・グレート・ウォーーー女たちの語りに耳をすます
作者 | 小川 公代 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年05月30日 |
『ケアを描く』

長らく家庭というとじた領域で、主に女性によって担われてきたケア労働。介護の外部化や男性の子育て参加など状況は大きく変わりつつあるものの、密室育児や介護施設での虐待など、依然として問題は山積している。そのような、揺れるケアの現場を、フィクションはどのように描いているのか。小川洋子・多和田葉子・角田光代・三浦しをん・辻村深月・桐野夏生・金原ひとみなどを中心に、〈ケア〉というキーワードから現代小説に新しい光をあてる一冊。
作者 | 佐々木亜紀子/編 光石亜由美/編 米村みゆき/編 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 七月社 |
発売日 | 2019年04月08日 |
ここまで、あらゆる視点から「ケアの倫理」に踏み込んでみました。人間関係におけるケアの大切さ、社会全体が抱える問題とケアの関連性、そしてあるいは哲学的な視点から見たケアの存在意義。さまざまな角度から考えることで、より深く、より広い視野でこのテーマを理解することができるのではないでしょうか。
かつて人間が生きる上で必要だった「ケア」の概念が、現代においてはどのように評価され、どのように捉えられるべきなのか。この主題を掘り下げた作品たちは、それぞれが持っている独自の視点から、私たちに多くの洞察と示唆を与えてくれます。
繰り返し強調しますが、これらの作品で出てくる「ケアの倫理」の考え方は、社会が抱える問題を考え、自分たちの生き方を振り返るためのひとつの参考に過ぎません。人間が他者と共生する上で「ケア」がどう働くか、そしてそれがもたらす影響は、時と場所、状況により大きく変わるものです。
だからこそ、この作品たちを通じて「ケアの倫理」について考えることは、自身の人間関係や社会との向き合い方を模索するための一助となるでしょう。そして、そこから得られる新たな見識や考えが、自分自身の行動に変化をもたらすきっかけになるかもしれません。
それぞれの作品が持つ人間の心理描写や社会に対する鋭い視点をぜひ一冊一冊味わってみてくださいね。毎日の生活の中で、あるいは社会全体で起きている出来事の中に、ケアの倫理がどのように働いているのかを感じ取ることができると思います。
それでは最後に、あなたが「ケアの倫理」を見つめ直す、その一歩が素晴らしい旅となることを心から願っています。あなたの社会観、人生観が豊かになることでしょう。
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