おいしそうなお弁当が出てくる小説5選
お弁当が主役になる小説は、まるでその場にいるかのようなリアルな描写で、読みながらお腹が空いてしまうこと間違いなし!オフィス内で繰り広げられるお弁当バトル、恋愛とお弁当作りという微妙なバランスが楽しめるラブコメ、またお弁当作りを通じて家族の絆を描いたハートフルストーリーなど、五感をフル活用しながら読むのがおすすめです。さらに、お料理自体が好きな方には、詳細なレシピが織り交ぜられた作品もありますよ。お弁当を通して人々の心が動く情景に、優しさや喜び、時には切なさを感じることができるでしょう。ぜひ、お気に入りの一冊を見つけてみてくださいね。
『おいしいアンソロジーお弁当 : ふたをあける楽しみ。』
作者 | 阿川,佐和子,1953- 木内,昇,1967- 向田,邦子,1929-1981 穂村,弘,1962- ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 大和書房 |
発売日 | 2022年11月 |
『総務課の播上君のお弁当 ひとくちもらえますか?』
第6回ネット小説大賞受賞作!
“メシ友"から恋人へ。お弁当が結ぶ、ちょっぴり鈍感でのんびり屋さんの恋愛ストーリー!
札幌の企業に就職し、新生活をスタートさせた料理男子・播上。昔から料理好きで毎日弁当を持参していた播上は、ある日弁当袋を手に暗い顔の同期の清水に気づく。声を掛けると「仕事も順調、お弁当もしっかり作っている播上君に比べて、私なんか……」と落ち込んでいた。励ますべく、おかずを一切れプレゼントしたことから、二人は“メシ友"となる。波乱の会社員生活。清水に励まされ癒やされる日々だったが、いつの間にか生まれていた彼女に対する恋心に気づきーー?
(目次)
一年目 豚肉のごま味噌焼きとホウレンソウの炒め物
二年目 カボチャ餅とパンプキンパイ
三年目 ハンバーグの食べ比べ
四年目 鶏の唐揚げとポテトサラダ
五年目 だし巻き卵とチョコブラウニー
六年目 初めてのディナー
作者 | 森崎 緩 |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2021年05月11日 |
『家族ずっと』
一番大事な存在だが、同時にやっかいなことも多い家族。普段は大して感謝もされず、思いやりも感じられず、そのくせこちらはけっこう気を遣う。どのくらい分かってくれているんだろうか。一体、自分にとって家族ってなんだろう。そんな問いへの答えが、読むうちにパッと目の前に現れる、大好評家族小説短編集。ずっと家族ー八つの物語に八つの希望が待っている。家族シリーズ第5弾。
作者 | 森浩美 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2013年04月 |
『弁当探偵 愛とマウンティングの玉子焼き』
手作りのお弁当からは、秘密と人生が見えてくる!?
玉田典子は、新卒で医科大学の教務課に勤め始めた22歳。ずぼらで面倒臭がりだが、いつか弁当作りに挑戦してみたいと思っている。ある日典子は、教務課の先輩職員達と昼食をとることになった。ひと回りほど年上のユカリさんは料理上手でお弁当も完璧だった。だけど典子は、その中の玉子焼きだけが酷く焦げた失敗作に見えてしまった。別の先輩、梅星さんは何かを知っていそうなのだが……?(「愛とマウンティングの玉子焼き」)
食堂にいつも昼休みの少し前に現れる男子学生。必ずメインのおかずが魚料理の手作り弁当を食べているのだが、彼には秘密があって……?(「誰のための魚弁当」)
最近きれいになったと噂の医局秘書の伊倉さん。糖質制限弁当持参での努力はイケメン准教授狙いと思われていたけど……?(「手作りブリスボールの秘めごと」)
経理課の飯田係長は、なぜかいつも梅星さんの弁当にダメ出しをする。時短と手抜きは違う、と言う本人の弁当は確かに美味しそうなのだが……?(「時短レシピには盲点がある」)
作者 | 遊川 ユウ/白山 たえ |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2024年04月18日 |
『弁当屋さんのおもてなし ほかほかごはんと北海鮭かま(1)』
「あなたの食べたいもの、なんでもお作りします」恋人に二股をかけられ、傷心状態のまま北海道・札幌市へ転勤したOLの千春。仕事帰りに彼女はふと、路地裏にひっそり佇む『くま弁』へ立ち寄る。そこで内なる願いを叶える「魔法のお弁当」の作り手・ユウと出会った千春は、凍った心が解けていくのを感じてーー?おせっかい焼きの店員さんが、本当に食べたいものを教えてくれる。おなかも心もいっぱいな、北のお弁当ものがたり!
作者 | 喜多 みどり |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年05月25日 |
お弁当をテーマにしたこれらの作品を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。お弁当そのものはもちろん、作り手の愛情や努力、受け取る人の喜びや感動が描かれた物語は、読んでいて胸が温かくなるものばかりですよね。
毎日のように当たり前のように作られるお弁当ですが、一つ一つのおかずが作り手の想いを伝えていることを改めて気付かせてくれます。また、彼らがどうやってお弁当を作り上げるかを見ていると、食事作りがただの日常の一部ではなく、愛情を込めて楽しんで行うことができる、といった気付きも得られますよね。
そして、なんと言ってもお弁当というところが舞台となるだけで、その物語への深さや面白さが増します。日常の中に描かれる物語は、読者自身が自分と重ね合わせやすく、感情移入することができるからこそ、一層、読みごたえがあるのではないでしょうか。
そういった意味でも、「おいしそうなお弁当が出てくる小説」は、バラエティに富んだ内容で、心を満たしてくれる一冊となること間違いありません。各作品を読み進める中で出てくるお弁当はもちろん、その背景やキャラクターたちの成長も楽しんでいただければと思います。
これを機に、普段何気なく食べているお弁当について改めて考えるきっかけになれば幸いです。そして、彼らの物語を楽しみつつ、もしかしたら新たなお弁当のレシピに出会えるかもしれませんね。
どうぞ、これらの作品を通じて、お弁当という日常に織り込まれた世界を旅してみてください。きっと、新たな発見や感動、そしておいしさに出会えることでしょう。
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