北海道の歴史の本 おすすめ5選
北海道の魅力を引き立てる歴史本、5冊をご紹介します。1つ目は先住民族アイヌ文化に焦点を当てた作品。民族の誇りや苦悩が綴られています。2つ目は、開拓時代の人々の生活を描いた体験記。荒い自然と闘いながら生き抜いた人々の足跡が描かれています。3つ目は、独立行政法人が運営する博物館が出版したガイドブック。都市開発や先史時代の生活が詳しく語られています。4つ目は、写真や地図を交えて戦時下の北海道を描いた本。戦争の悲惨さと共に、未来への希望も描かれています。最後は、北海道の美しい自然環境を描いた登山者のエッセイ。北海道の大自然との闘いや交流が鮮やかに描かれています。
『北海道の歴史がわかる本』
◆これまで、あまり知る機会のなかった北海道の歴史を、石器時代から近・現代まで約3万年におよぶ時代の流れに沿い、52のトピックスで辿ります。
◆「北海道に現れた最初の人類は?」「アイヌ文化はいつから始まった?」「北海道にも県があった?」「屯田兵が置かれた本当のワケは?」などなど、興味惹かれるテーマが次々に登場。
◆各トピックごとに詳細な脚注と豊富な図版を収録した、どこからでも気軽に読める構成と、北海道史のスペシャリストが手掛けた信頼おける内容を両立させた、新スタイルの歴史読本の誕生です
作者 | 桑原真人/著 川上淳/著 |
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価格 | 1500円 + 税 |
発売元 | 亜璃西社 |
発売日 | 2008年03月26日 |
『あなたの知らない北海道の歴史』
「札幌時計台」や「美瑛の丘」などがイメージされる北海道ー。しかし、北海道には本州にはない独特の歴史があった。北海道には「弥生時代」はなく、「擦文文化」「オホーツク文化」、さらに「アイヌ文化」が栄えた時代があったのだ。本州から渡ってきた蛎崎(松前)氏が北海道唯一の大名となり、その後も生き残る。維新期には旧幕府軍が上陸し、戊辰戦争の最後を飾る箱館戦争の舞台となった。明治に入ると開拓使が置かれ、屯田兵や移民たちによって近代化が進められていく。本書では、魅力あふれる意外な北海道の歴史を紹介する。
作者 | 山本博文 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | 洋泉社 |
発売日 | 2012年09月 |
『北海道歴史ワンダーランド 北海道人が知らない』
蝦夷地=北海道は世界で「最後」に発見された場所だった!欧米の列強が蝦夷地を狙う歴史物語から、ススキノ夜話、熊に食われた話、現代の壮大なフィクションまで、北海道のいたるところに秘められた物語を幻視する。
作者 | 井上美香 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 言視舎 |
発売日 | 2012年08月 |
『北海道の教科書』
北海道を深く知りたい人に贈る、大人のための教科書。歴史、地学、産業、交通、統計など、知らなかった北海道が見えてくる。
・巻頭特集
北海道ヘリテージ 世界遺産 特別史跡 特別天然記念物 国立公園
・空撮
空から見た札幌 小樽 函館
社会科 歴史:世界遺産に見る縄文時代/北方の大戦争コマシャインの戦い/北前船/五稜郭と蝦夷共和国
産業:復活したラベンダー産業/ばんえい競馬と競走馬
交通:北海道鉄道史/廃線跡は今
理科 地学:発見続く恐竜大国/サハリンが北海道から離れた縄文海進
国語 北海道のアイヌ語地名
家庭科 北海道の郷土料理
美術 アイヌの舞踊と伝統工芸
体育 北海道スポーツ史
算数 統計:各市町村別人口・年齢構成
◎豊富な地図や図版
◎古地図や浮世絵などの資料も満載
◎河合敦氏の歴史コラム掲載
作者 | |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | JTBパブリッシング |
発売日 | 2022年04月20日 |
『北海道開拓の素朴な疑問を関先生に聞いてみた』
北海道開拓の実態を、対話形式の講義で楽しく、わかりやすく紹介!時間軸に沿った構成で、開拓の流れと背景が手に取るようにわかります。開拓当時の貴重な写真をふんだんに掲載。開拓生活の日々をリアルに感じられます。あなたの先祖はなぜ北海道に来たのかー。自分のルーツの深部がわかるかも?
作者 | 関 秀志 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 亜璃西社 |
発売日 | 2020年12月05日 |
さて、これで北海道の歴史について紹介する5冊の本のおすすめをご紹介し終えました。それぞれが持つ魅力や、登場人物たちの生きざまは、我々の知識や視点を大きく広げてくれることでしょう。独特な自然環境と共に紡ぎ出される北海道の歴史は、伝えられなかった事実や未知の課題を引き立て、読む者に深い感銘を与えます。
そして、歴史を学ぶことは、画一的な考え方から抜け出し、多角的な視点を持つことに繋がります。何千年もの長きにわたり、北海道はさまざまな時代を経てその姿を形成してきました。一見冷たく過酷な大地でもありますが、一方で生命が息づく温かな場所でもある、その矛盾するイメージを理解する手がかりとなるでしょう。
また、本リストで紹介した作品の中には、ノンフィクションの要素が強いものもありますが、それらを読むことで、皆さんがこれまで通り過ごしてきた日常や、未だに見ぬ未来についても改めて思考するきっかけを提供してくれます。
歴史を読むということは、時空を超えてその土地と人々とを理解し、彼らの経験から私たち自身が学びを得ることです。そして、その学びは将来的に私たち自身の行動や思考に影響を与えることでしょう。
皆さんも、ぜひこのリストから選んだ1冊に手を伸ばしてみてください。読むことで、あなたの中に新たな視点が生まれ、北海道や日本、あるいは私たちが生きる世界への理解が深まることを願っています。そして、それがあなた自身の生活や考え方に新たな影響を与え、より豊かな人生を歩む一歩となることを心から期待しております。
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