1作ごとに作風が違う!女性超能力者SFの3部作!!
女性超能力者の奮闘を描いたこのSF3部作は、それぞれ違った作風で魅了します。第1作目はトランスリアリティの世界観を描き出した神秘的なストーリー。登場人物の心情描写に長け、まるで自分も彼女と共に超能力を使っているかのような感覚を覚えます。次の作品では、ダークで洗練された未来都市の中、社会の不条理と闘うハードボイルドなタッチ。とことんリアルで過酷な世界観に引き込まれます。最後に、ちょっとユーモラスな感じのロマンティックな作品。言葉遊びやコミカルな要素も散りばめられ、最後まで読んで楽しくなる内容となっています。これだけ幅広い表現が1つのシリーズで楽しめるなんて、すごいですよね!
『家族八景(新潮文庫) 七瀬シリーズ』
作者 | 筒井康隆 |
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価格 | 436円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2012年07月01日 |
『七瀬ふたたび(新潮文庫) 七瀬シリーズ』
作者 | 筒井 康隆 |
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価格 | 572円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2011年06月01日 |
『エディプスの恋人(新潮文庫) 七瀬シリーズ』
作者 | 筒井康隆 |
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価格 | 436円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2013年05月17日 |
それぞれ異なるスタイルとテーマで描かれつつ、一貫して女性超能力者の冒険が物語の中心に置かれたこの3部作、ひとつひとつはそれぞれ単体でも成立するストーリーでありながら、全体を通して深まるテーマやキャラクター達の成長が愉しめるところが魅力です。それぞれの作品が異なるテーマを持ちつつ、一貫した世界観とキャラクター設定を保っているので、読み手は作品ごとに新たな驚きと共に、すでに親しんだキャラクターたちの成長を見守る楽しみも得られます。
1作目は探索と冒険、2作目は友情と信頼、そして3作目は成長と挑戦。それぞれに主題があり、全体を通して互いにリンクし合っています。また、1作全体を通じて描かれる女性超能力者たちの彼女たちだけの戦いや成長、それぞれが抱える問題や心情などは、読者を深く惹きつけ、考えるきっかけを与えてくれることでしょう。
もちろん、女性超能力者SFという特異な設定で描かれる物語ではありますが、その設定を超えて、人間の心の葛藤や成長、困難を乗り越えていく様子など、読者自身が感じている悩みや問題に思いを馳せるきっかけになるでしょう。
そしてなにより、これらを一手に引っ張っていく女性超能力者たちの魅力的なキャラクター達。彼女たちが見せる力強さと美しさ、そして脆さ、すべてがこの3部作を一層引き立てています。強さと弱さを秘めた彼女たちの姿は、読者を鼓舞し、励まし、時には共感させることでしょう。
この3部作は、どんな読者でも楽しむことができるようなバラエティーに富んだ要素が魅力的に組み合わさっています。異なる3つのテーマと、それぞれが魅力的なキャラクター達が織り成す物語をぜひ、あなたも一緒に楽しんでみてください。きっとあなた自身の心にも何かを残してくれるはずです。
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