書道の歴史(書道史)を知る本 おすすめ6選

書道の深淵に迫る6冊のおすすめ本をご紹介します。まずは書道の起源とその変遷を詳しく解説した一冊から。次に、古代から現代までの筆跡を豊富な図解とともに紹介した本がおすすめです。途中から現代へと移行すると、現代書家の作品集や一流書家の作品解説が入った本もピックアップ。そして最後は、書道の基本や作法を分かりやすく学べる一冊もご紹介します。これらを読めば、書道の歴史と美しい世界に深く述べが可能ですよ!
『日本書道史 : 決定版』

作者 | 名児耶,明,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 芸術新聞社 |
発売日 | 2009年05月 |
『初学者のための中国書道史入門』

作者 | 中山 不動 |
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価格 | 624円 + 税 |
発売元 | 文芸社 |
発売日 | 2024年05月28日 |
『日本書道史新論』

日中の書道史の碩学が、近年の新たな研究成果に基づき、古代から近代まで、自由で伸びやかな日本独自の文字文化の歩みとしての書道史を新視点から描きなおす。
作者 | 魚住和晃/本文 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2024年03月07日 |
『中国書道史 決定版』

古代から現代までの中国の書の歩みを、気鋭の研究者が分担執筆。時代ごとの年表・概論で大枠をつかめ、作品図版で書法を概観できる。王羲之、顔真卿、蘇軾、呉昌碩など重要書人の作品三百点を収録。書を学ぶ方、必携のテキスト。
作者 | 角井博 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 芸術新聞社 |
発売日 | 2009年01月 |
『書道史 謎解き三十話』

優美な「蘭亭序」の裏の王羲之の苦悩とは? 顔真卿はいかにして「顔法」を確立したのか? 道風の「和様の書」が不動の名品とされた理由はなにか? 良寛の書が心を和ませるのはなぜか? さらに智永、欧陽詢、米芾、空海、行成など、中国・日本の書道史に名を残す能書家の人物像と作品に秘められた、興味津々の謎を解き明かす。
第一話 漢字は秦篆に始まる
第二話 王羲之にただよう悲運の影
第三話 蘭亭の宴の罰則は酒二斗
第四話 墓誌銘とは何か
第五話 張猛龍碑は名碑だったのか
第六話 法隆寺仏造像銘の背景
第七話 智永の鉄門限と真草千字文
第八話 宇治橋碑の復元はしたけれど
第九話 欧陽詢は隋唐の大家
第十話 南朝書法の理想家虞世南
第十一話 褚遂良ーー二つの書法
第十二話 東国古碑の笠石
第十三話 写経生哀歌
第十四話 仮名は奈良朝の下級官吏によって作られた
第十五話 顔真卿ーー安史の乱
第十六話 顔真卿ーー二つの顔
第十七話 顔真卿ーー壮絶なる晩節
第十八話 顔真卿ーー一碑一面貌の謎(1)
第十九話 顔真卿ーー一碑一面貌の謎(2)
第二十話 空海は五筆和尚
第二十一話 道風に筆のわざわい
第二十二話 行成のことなかれ主義
第二十三話 高野切は古筆の縮図
第二十四話 蘇軾の「寒食詩巻」と遊び心
第二十五話 米芾の審美眼と奇行癖
第二十六話 王鐸ーー心の屈折を書にたたみ込む
第二十七話 良寛の真骨頂
第二十八話 張裕ショウと老荘思想
第二十九話 楊守敬の商才と日本人
第三十話 呉昌碩にとっての日本人
あとがき
作者 | 魚住 和晃 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2019年01月19日 |
『入門日本書道史 30回の授業で分かる』

書法、書芸でなく、日本ではなぜ「書道」なのか?日本で育まれた書道文化を、出来事や作品、人物を通して見つめ直す大学の講義になぞらえ、30の授業で分かりやすく解説。
作者 | 杉浦妙子 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 芸術新聞社 |
発売日 | 2019年05月 |
今日ご紹介した6つの本は、どれも書道の魅力や魂を深堈してくれるものばかりです。歴史に興味がある方から、書道に新たに興味を持った方まで、幅広い輪を楽しめる本だと思います。
ただ古い文字をなぞるだけだと思われがちな書道ですが、実際は一筆一筆に作者の思いや哲学が込められている、非常に深い芸術作品なんですよね。それを知るだけでも、書道の魅力は倍増すると思います。
生きている今だからこそ感じられる古の文字達の息吹。その素晴らしさを感じてみてはいかがでしょうか。もちろん、書道は実際に毛筆を手にとって楽しむもの。今回ご紹介した6つの本と共に、じっくりと書道に取り組むのもおすすめです。
新たな趣味として、リラクゼーションとして、または深い歴史への敬意として、書道を楽しんでみてください。自分だけの時間を持つことは、心の健康管理にも繋がるのではないでしょうか。
自分自身も学び、成長し続けている書道の世界。それを一緒に追求していく方々との出会いも、この本を手に取る楽しみの一つかもしれませんね。書道の世界は深く、広く、そしていつまでも色あせることのない魅力に満ちています。ぜひ、その世界を一緒に楽しんでいきましょう!
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