それでは、これより先はご本人のみならず、家族や関連する人々の知識となること間違いなしの、そんな「死後の手続き」について解説された厳選した6冊をご紹介させていただきました。全てに共通するのは、そこには淡々とした真実が書かれているということ。死という、私たち人間にとって避けて通れない宿命を、具体的で冷静な視点で捉えています。それによって、遺された方々が、どんな状況下であれ最善の選択をするための一助となることでしょう。

こういったテーマは、普段の生活の中ではなかなか触れる機会がないかもしれません。だからこそ、逆境の時に真価を発揮するのです。予測不能な人生に対する備えとして、心に留めておくことをおすすめします。

ちょっと重たい感じの本ばかりだったかもしれません。しかし、そこに書かれている事柄は、私たち一人一人の人生に必ず関わってくることです。あるいは、すでに関わっているのかもしれません。生と死、その間にある数々の手続きは、誰しもが通る道。詳しく知ることで、もしかしたらその現実が少しでも軽く、または前向きになるかもしれませんね。

いつでも、どこにいても、大切な人が亡くなるということは決してスムーズにはいきません。しかし、事前に知識を得ておくことで、その苦しみを少しでも和らげる力になることが期待できます。一読をおすすめします。

最後に、読者の皆様へ。私たちが愛する人を思う気持ちは、深く、強く、途切れることのないものでしょう。その想いを支えるためにも、正しい知識は必ずしも強みとなります。この機会に、是非手に取ってみてください。