80代 女性におすすめの小説 10選

おばあちゃんの長い人生を彩る一冊に出会えますように。日常と非日常が交差する密やかな物語、昔の日本を描く懐かしさ溢れる作品、読みごたえたっぷりのミステリーや人間ドラマが織り成すヒューマン・シチュエーション…色とりどりのストーリーがあなたを待っています。昔を思い出すための一冊、これからの生活に活力を与える一冊、孫との会話ネタになる一冊。様々な世代が共感できる作品から、80代の人生経験を活かし深く味わうことのできる作品まで選りすぐってみました。ひとりの時間を楽しく過ごすお供にどうぞ。
『にぎやかな落日』
独り暮らしのおもちさんは、持病が悪化し、入院することになった。東京に住んでいる娘と、近くに住んでいる嫁があれこれと世話をやいてくれる。夫が特養にに入ってからは、娘は一日二度、電話をしてくれているし、嫁のトモちゃんは、車で買い物に連れて行ってくれている。人生最晩年のおもちさんの毎日の、愛嬌と不安、懐かしさともどかしさ。『平場の月』の作者が描く、誰かの助けと共にある生活の、寂しさが胸に迫る。
| 作者 | 朝倉かすみ/著 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 光文社 |
| 発売日 | 2023年11月14日 |
『ミス・サンシャイン』
僕が恋したのは、美しい80代の女性でした…。大学院生の岡田一心は、伝説の映画女優「和楽京子」こと、鈴さんの家に通って、荷物整理のアルバイトをするようになった。鈴さんは一心と同じ長崎出身で、かつてはハリウッドでも活躍していた銀幕のスターだった。せつない恋に溺れていた一心は、いまは静かに暮らしている鈴さんとの交流によって、大切なものに触れる。まったく新しい優しさの物語。
吉永小百合、推薦。
「彼女は亡くなり、私は生きた」
鈴さんの哀しみが深く伝わって来ました。
作家の故郷への思いを
私は今、しっかりと受け止めたいです。
| 作者 | 吉田 修一 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2022年01月07日 |
『屋根の上のおばあちゃん』
| 作者 | 藤田,芳康,1957- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2020年11月 |
『静おばあちゃんにおまかせ』
神奈川県内で発生した警官射殺事件。被害者も、容疑者も同じ神奈川県警捜査四課所属。警視庁捜査一課の葛城公彦は、容疑者となったかつての上司の潔白を証明するため、公休を使って事件を探り出したが、調査は思うに任せない。そんな葛城が頼りにしたのは、女子大生の高遠寺円。--円はかつてある事件の関係者で、葛城は彼女の的確な洞察力から事件を解決に導いたことがあった。円は中学生時代に両親を交通事故で亡くし、元裁判官だった祖母の静とふたり暮らしをしている。静はいつも円相手に法律談義や社会の正義と矛盾を説いており、円の葛城へのアドバイスも実は静の推理だったのだが、葛城はそのことを知らない。そしてこの事件も無事に解決に至り、葛城と円は互いの存在を強く意識するようになっていったーー(「静おばあちゃんの知恵」)。以下、「静おばあちゃんの童心」「不信」「醜聞」「秘密」と続く連作で、ふたりの恋が進展する中、葛城は円の両親が亡くなった交通事故を洗い直して真相を解明していく。女子大生&おばあちゃんという探偵コンビが新鮮で、著者お約束のどんでん返しも鮮やかなライトミステリー。
| 作者 | 中山 七里 |
|---|---|
| 価格 | 1485円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2012年07月12日 |
『拝み屋のおばあちゃんと僕』
小学六年生の春。母が突然失踪し、ひとり残された櫻井蒼は、東京から青森に住む祖母のもとへ引っ越すことに。祖母は、ド派手な衣装に身を包み、地元では「拝み屋」と呼ばれ、一目置かれる存在だ。だが、その正体は鋭い観察眼と冴えわたる推理で人々の悩みを解き明かす、町の名探偵だった。 見知らぬ土地での暮らしに戸惑いながらも、蒼は祖母とともに数々の事件に挑むことに。消えた三味線の謎、ねぶた祭の夜に起きた誘拐事件ーー。不可解な謎と向き合うなかで蒼はやがて、家族の意味を問い直していく。心あたたまる連作ミステリ。
| 作者 | 五十嵐大 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 双葉社 |
| 発売日 | 2025年12月17日 |
『おばあちゃんのごめんねリスト』
唯一の味方だった破天荒な祖母を亡くした、七歳の少女エルサ。遺言にしたがって祖母の謝罪の手紙を持ちさまざまな人々を訪ねるうちに、エルサは知らなかった祖母の姿と、自分を取り巻く強い絆を知る。『幸せなひとりぼっち』著者がおくる、少女の心温まる物語
| 作者 | フレドリック・バックマン/坂本 あおい |
|---|---|
| 価格 | 2420円 + 税 |
| 発売元 | 早川書房 |
| 発売日 | 2018年03月20日 |
『おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う』
| 作者 | RódenasCantero,Gabri,1976- 宮崎,真紀 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2021年02月 |
『老害の人』
| 作者 | 内館,牧子,1948- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2022年10月 |
『あん』
線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが…。偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎。ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩きはじめるー。生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン、いつまでも胸を去らない魂の物語。
| 作者 | ドリアン助川 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2013年02月 |
『最後のひと』
| 作者 | 松井,久子,1946- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2025年02月 |
以上、私が厳選した80代女性にオススメの小説10選をご紹介致しました。歳を重ねるごとに、時間がゆっくりと流れ、日々の生活の中で思い出を重ねて生きてこられた皆様にピッタリだと思います。なかには、若い頃に自分が経鎖したであろう様々な感情を呼び起こすような作品もあるかと思います。
この歳になると、生命の尊さや家族の大切さ、人間関係の難しさや喜びなど、人生の深い部分について深く考えることが増えると思います。そんな時には、自分とは違う人生を生きている主人公の話を通して、新たな視点を持つことができるのが小説の良さです。
また、自分の心に深く響く一節に出会えたら、それはまさに宝物。それは、あなたの人生という旅路において、新たな道しるべとなることでしょう。それぞれの作品が、皆様の心に届き、豊かな感情や新たな発見につながるキッカケになれば幸いです。
古今東西、様々な作家が息づいた言葉たちは、それぞれの時代を照らし出し、読者の心を揺さぶります。長い人生を生きてきた皆様だからこそ感じ取れるその深みと広がり。それらを噛みしめながら、一冊一冊を大切にお楽しみください。
あなたが読書を通じて、新たな発見をするのはもちろん、懐かしい記憶を感じ、鮮やかに蘇らせるお手伝いができれば何よりです。今回ご紹介した作品が、ほっこりとした時間を提供でき、皆様にとっての癒やしとなることを心より願っています。
そして、読書の楽しみを最大限に感じられますように。あなたの人生に素敵な閃きと感動が溢れますように。読書の旅が、これからも続きますことを心からお祈りしております。
これからも、読書があなたの日々を豊かに彩り続けることを願っております。次回も新たな作品の紹介をお楽しみにお待ち下さい。
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