セックスレスですれ違う夫婦が出てくる小説5選

性の不一致からくる夫婦のすれ違い。そんなテーマを描いた小説は数多く存在します。まずは、理知的な夫と感情豊かな妻の物語。次に、子育てと仕事に追われる中で時間を共有できずにすれ違う夫婦を描いたドラマティックな一冊。さらに、幸せなはずの結婚生活が、無性愛者であることを自覚した夫の暴露から崩れ始める作品も強烈。また、歳の差夫婦が互いの体の変化に戸惑うエッセイ風小説。最後は、物語を通して、セックスレス問題を考えさせられる短編集です。ハートブレイクから暖かな結末まで、多彩な視点で描かれた一冊一冊は、読者に深く共感を生み出します。
『奥様はクレイジーフルーツ』

結婚して三年ほどの三十歳の主婦、初美。編集者の夫とは仲が良く、優しい彼に不満はないが、夜の営みが間遠に。欲求不満で同級生の男と浮気をしそうになったり、義弟に妄想、浪人生を誘惑、果ては乳房を触診する女医にまで発情する始末。夫婦はエロさから遠ざかる? 幸せとセックスレスの両立は難しい?
“セックスレス”という名のモンスターに挑む主婦は、禁断の果実をかじってしまうのか!?
解説 小橋めぐみ(女優)
作者 | 柚木 麻子 |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2019年05月09日 |
『恥部替物語 : もしもセックスレス夫婦のカラダが入れ替わったら』

作者 | クノタ,チホ |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | サンマーク出版 |
発売日 | 2023年02月 |
『それでも俺は、妻としたい』

同棲から始まった結婚。あの頃はチカと毎晩抱き合っていた──。40歳を迎えたのにいまだに売れない脚本家の俺。家事や息子の保育園への送り迎えをこなしているのに、働きに出ている妻にゴミ扱いされ、セックスは「ヤダ」の一言で拒否される始末。だが俺はチカの巨乳に触れたいのだ。いじましい欲望。ちっぽけなプライド。そして、愛。男と女を笑いの渦に叩き込んだ傑作夫婦小説(ほぼ実録)。
作者 | 足立 紳 |
---|---|
価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年09月28日 |
『したいとか、したくないとかの話じゃない』

浮気相手に捨てられた売れない脚本家の夫。その夫に内緒で応募したシナリオコンクールで優秀賞を受賞し、これまでの家事育児だけの生活から外の世界に飛びだそうとしている妻。そんな妻に不倫相手を失った夫が久しぶりに迫るが・・・・・・。「セックスレス」をきっかけに夫婦のあり方、子育てのあり方を問いかける家族小説。
作者 | 足立 紳 |
---|---|
価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2022年01月20日 |
『Row&Row』

東京の広告代理店に勤める43歳の涼子は、3歳年下で美容師の夫・孝之と結婚して13年。毎日の生活にうっすら不満を抱えつつ、表面的には凪いだ日々を送っていた。ところが、20代の美登利を美容院のアシスタントとして招き入れたことで少しずつゆらぎが生まれて…。気づかぬうちに“深い川”に隔てられた二人は再び漕ぎ寄ることができるのか?夫婦、そして、男と女の心理を細密に描き出した傑作長編。
作者 | 村山 由佳 |
---|---|
価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 毎日新聞出版 |
発売日 | 2023年03月20日 |
今回はセックスレスの夫婦を描いた小説5選をご紹介させていただきましたが、どの作品もそれぞれに深いメッセージや人間の心情を丁寧に描き出しており、とても考えさせられる作品ばかりです。
毎日をどんなに共に過ごしている夫婦でも、それぞれが抱える不安や想い、意識するところとしないところはまちまちであること。人間の心の奥底には、自分だけの秘密があること。そして、それが何気ない日常の中でゆっくりとすれ違うことがあるのだと、それらを改めて考えてみます。しかし、それぞれの作品が教えてくれるように、そんなすれ違いがあっても、それは必ずしも悪いことだけではありません。逆に、それをきっかけに新たな何かを見つけることもあるでしょう。
夫婦のすれ違いは、一見すると深刻に見えますが、そこには人間の抱える感情や課題、そして生きるための葛藤が詰まっています。それぞれが互いを思いやり、積み重ねてきた絆を信じて、違いを大切にすることで、新たな価値観や絆を見つけることができるのではないでしょうか。
今回ご紹介した作品が、あなたの生活の中で一息ついて考えを巡らせる、ちょっぴり特別な時間を作り出すきっかけとなれば幸いです。そしてそれが、あなた自身や大切な人との絆を深める助けになれば、それはもうこれ以上ない幸せです。今後も心に残る作品をあなたにお届けできるよう、私たちは探し続けます。どうぞお楽しみに。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。