江戸の版元・蔦屋重三郎を描いた作品10選
江戸の風俗や生活を描きつつ、その中心にいた存在、蔦屋重三郎という人物。そんな彼を描いた10作品をピックアップしました。文化貿易を生業とした彼の活動は非常に奥が深く、その生きざまを描いた作品群は様々。陰謀にまきこまれたサスペンスから、彼の情熱を描くドラマ、多彩な人々との交流を描くヒューマンストーリーまで。是非彼の多面的な魅力に触れてみてください。一冊一冊、新たな発見があるはずですよ。
『蔦屋重三郎を暴いた松平定信』
知られざる松平定信。「蔦屋重三郎は不届き至極に付き…」
| 作者 | 山我浩 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | 毎日ワンズ |
| 発売日 | 2025年10月 |
『蔦屋重三郎 江戸の反骨メディア王』
偉そうな「お上」は、おちょくれ! --天才編集者の一代記。貸本屋から身を起こし日本橋通油町の版元となった「蔦重」こと蔦屋重三郎。江戸後期、田沼意次の浮かれた時代に吉原の「遊郭ガイド」を販売し、「狂歌」や「黄表紙」のヒット作を連発した男は、言論統制を強める寛政の改革に「笑い」で立ち向かう。北斎や歌麿、写楽ら浮世絵師の才能も見出した、波瀾万丈の生涯を活写する。
| 作者 | 増田 晶文 |
|---|---|
| 価格 | 1815円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2024年10月24日 |
『蔦屋重三郎の生涯と吉原遊廓』
| 作者 | 永井義男 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 |
『蔦屋』
| 作者 | 谷津,矢車,1986- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2024年10月 |
『蔦重の教え』
| 作者 | 車,浮代 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 双葉社 |
| 発売日 | 2021年03月 |
『江戸の出版王 蔦屋重三郎事件帖 一』
東洲斎写楽を世に出し、浮世絵で一世を風靡した蔦屋重三郎。写楽や喜多川歌麿らの浮世絵、恋川春町や山東京伝らの黄表紙、洒落本、狂歌本などを精力的に刊行し、多くの話題作を世に送り出した江戸の出版王・蔦屋にはもう一つの顔があった。人気戯作者の朋誠堂喜三二は佐竹家江戸詰の刀番である。その佐竹家上屋敷の一室で、家臣の鴨志田昭之進が何者かに殺された。遺体の傍には一枚の絵が投げ出されていた。喜三二はその絵を蔦屋に見せ、知恵を借りようとするが…。実在の人物を主人公にした、人気作家による書き下ろし新シリーズ、いざ開幕!
| 作者 | 鈴木英治 |
|---|---|
| 価格 | 704円 + 税 |
| 発売元 | 角川春樹事務所 |
| 発売日 | 2017年07月 |
『華の蔦重』
大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎の粋でいなせな一代記!!
山東京伝、曲亭馬琴、喜多川歌麿、東洲斎写楽……江戸っ子たちを熱狂させた大勝負、とくとご覧あれ。
豪華絢爛の吉原が業火の海に包まれた明和九年。多くの人が落胆する中で、江戸をふたたび元気にしようと心に決めた男がいた。蔦屋重三郎。通称蔦重と呼ばれたその男は、貸本屋では飽き足らず、地本問屋の株を買って自ら版元として様々な勝負に打って出る。「楽しんで生きられたら、憂さなんて感じないで済むんです」面白い書物や美しい浮世絵は、きっと世の中を明るくしてくれるーー。彼の熱意が、山東京伝、喜多川歌麿などの心を動かし、江戸を熱狂に包んで行くのだった。しかし、そこに立ちはだかったのは……。エンターテインメント歴史小説‼
世の中は酒と書肆が敵なり どうにか敵にめぐり会いたい
【著者略歴】
吉川永青
よしかわ・ながはる
1968年、東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年『戯史三國志 我が糸は誰を操る』で第5回小説現代長編新人賞奨励賞、16年『闘鬼 斎藤一』で第4回野村胡堂文学賞、22年『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で第11回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)を受賞。著書に『誉れの赤』『治部の礎』『裏関ヶ原』『ぜにざむらい』『乱世を看取った男 山名豊国』『家康が最も恐れた男たち』『戦国・江戸 ポンコツ列伝』など多数。
| 作者 | 吉川 永青 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2024年12月05日 |
『蔦屋でござる』
日本橋油通町の地本問屋「蔦屋」では今日も「狂歌連」の面々が集まっていた。喜多川歌麿、山東京伝、滝沢馬琴、十返舎一九ら、売れっ子の戯作者、浮世絵師らが、江戸一番の出版人・蔦屋重三郎のもと、庶民を苦しめる老中・松平定信の悪政に痛烈な批判を浴びせていたのである。単なる批判にとどまらず彼らは、権力を笠に着て下々を苦しめる奴らは許せぬと、裏始末に及ぶ。
| 作者 | 井川香四郎 |
|---|---|
| 価格 | 712円 + 税 |
| 発売元 | 二見書房 |
| 発売日 | 2012年11月 |
『写楽女 (時代小説文庫)』
| 作者 | 森明日香 |
|---|---|
| 価格 | 819円 + 税 |
| 発売元 | 角川春樹事務所 |
| 発売日 | 2024年08月08日 |
『江戸を照らせ 蔦屋重三郎の挑戦』
| 作者 | 小前亮 中島花野 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 小峰書店 |
| 発売日 |
以上、江戸の版元、蔦屋重三郎に焦点を当てた10の作品をご紹介させていただきました。彼の人生は実に興味深く、知識、技術、経済力と、一人の人間が持ち得る力を全面に生かして、その時代その時代の流行を作り出していったのは見事だと思います。そして、それを描く事で新たな物語が生まれる。それが小説や漫画というものの魅力だと改めて感じます。
これらの作品を通して彼の生き様を理解することで、江戸時代の喧騒と静寂、そしてそこで生きる人々の息づかいを実感できるでしょう。また、それぞれの作家がどのように蔦屋重三郎の人生を解釈し、描いているのか、その違いもぜひ楽しんでいただきたいです。
この種の歴史的な物語には、独自の視点と解釈が散りばめられていて、それがまた一つの魅力ですよね。自身の知識を深め、新たな視点を持つことで、一度読んだときとはまた違った感動や発見があるものです。
そして、どんな時代も"人"が主役で、人間が生きてきた証としての歴史を彷彿とさせます。悲喜こもごもの人間ドラマを邪魔することなく、時を経ても色褪せない普遍的な魅力を紡ぎだしています。
今回ご紹介した作品たちは、江戸のイキのいい職人、そこに生きる人々の息遣いや鼓動を感じられる作品ばかり。ぜひ、手にとってその世界に足を踏み入れてみてくださいね。江戸時代にタイムスリップしたような素敵な時間を過ごせることと思います。
まだまだ探せば、蔦屋重三郎を描いた作品は数多く存在します。ぜひ、この機会に読書の世界を広げてみてはいかがでしょうか。素晴らしい作品との出会いが、新たな視点や価値観を与えてくれますよ。
さあ、今すぐにでも読み始めちゃいましょう。楽しい読書ライフ、お待ちしておりますよ!
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