表紙が青いブルーライト文芸10選

"ブルー"と聞いて何を思い浮かべますか?青空や海、それとも寂しさを象徴する色でしょうか。今回は、そんな"ブルー"を表紙に掲げた文芸作品を10作ご紹介します。胸を打つラブストーリーや、深淵なる心理の闇を描くミステリー、思索を巡らせる社会派、それに優しさを散りばめたヒューマンドラマなど、いずれも読む者へ色んな"ブルー"を感じさせてくれます。もちろん、それぞれの作品は表紙だけでなく中身もブルーライト級!次に手に取る本がまだ決まっていないあなた、ぜひこの機会に青い表紙とともに新たな世界を旅してみてはいかがでしょうか。
『どうせ、この夏は終わる(1)』

人類滅亡の危機が発表されてから二年が経ち、世界はとっくに恐怖することに疲れていた。誰もが、どうしようもない現実を忘れてダラダラと毎日を過ごしている。そんな、人類最後の夏休み。
夢を投げ出した少年はずっと好きだった幼馴染との距離感がわからず戸惑い、スランプ中の文芸部部長は場末のゲーセンでゾンビをド派手に蹴散らす少女と出会い、やさぐれモード全開の女子高生は謎だらけの転校生を尾行し、重大な秘密を抱える少女は廃墟マニアの恋人との最後のデートに臨み、ひねくれ者の少年は女子高生監督に弱みを握られて人類最後の映画を撮るーー。
どうせ終わる世界で繰り広げられる、少年少女のひと夏の物語。
第1話/だから僕は青春をやめた
第2話/初恋は意外と死なない
第3話/潜在的に危険な星空
第4話/さよなら前夜
第5話/どうせこの夏は終わる
作者 | 野宮 有/びねつ |
---|---|
価格 | 770円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年12月08日 |
『夏に溺れる (ガガガ文庫)』

作者 | 青葉寄/灸場メロ |
---|---|
価格 | 814円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2024年08月20日 |
『夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体 (ガガガ文庫)』

作者 | 篠谷巧/さけハラス |
---|---|
価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2024年07月18日 |
『拝啓、私の恋した幽霊』

幽霊が見える女子高生・叶生。ある夜、いきなり遭遇した幽霊・ユウに声をかけられる。彼は生前の記憶がないらしく、叶生は記憶を取り戻す手伝いをすることに。ユウはいつも心優しく、最初は彼を警戒していた叶生も、少しずつ惹かれていき…。決して結ばれないことはわかっているのに、気づくと恋をしていた。しかし、ある日を境にユウは突然叶生の前から姿を消してしまう。ユウには叶生ともう会えない“ある理由”があった。ユウの正体はまさかの人物でーー。衝撃のラスト、温かい奇跡にきっと涙する。
作者 | 夏越リイユ |
---|---|
価格 | 726円 + 税 |
発売元 | スターツ出版 |
発売日 | 2024年01月26日 |
『君は月夜に光り輝く』

この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼も大絶賛!
読む人すべての心をしめつけ、4,878作品の頂点に輝いた、最高のラブストーリーがここにーー。
大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。
余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめたーー。
「しっとりと心に染み渡る、美しい恋物語」「参りました。泣きました。生きていくーーそのための力を読者にプレゼントしてくれる」と、なみいる選考委員も涙した、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作。
刊行にたずさわったみんなの心を揺さぶった、“今を生きる”すべての人に届けたい感動のラブストーリー。
作者 | 佐野 徹夜 |
---|---|
価格 | 715円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年02月25日 |
『死んでも死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った』

真宮陵介の初恋相手、夏祭りの花火プログラム作りに情熱を注ぐ支倉由依は、夏の3ヶ月を生きて死んで繰り返す存在だった。一瞬の命を閃光のごとき恋で燃やす、2016年もっとも泣けるラブコメディ。
作者 | 斧名田マニマニ |
---|---|
価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2016年04月22日 |
『レプリカだって、恋をする。1』

具合が悪い日、面倒な日直の仕事がある日、定期テストの日……。
彼女が学校に行くのが億劫な日に、私は呼び出される。
愛川素直という少女のレプリカ、便利な身代わり、それが私。
姿形は全く同じでも、性格はちょっと違うんだけど。
自由に出歩くことはできない、明日の予定だって立てられない、
オリジナルのために働くのが使命のレプリカ。
だったはずなのに、恋をしてしまったんだ。
海沿いの街で巻き起こる、とっても純粋で、
ちょっぴり不思議な“はじめて”の青春ラブストーリー。
ーー第29回電撃小説大賞《大賞》受賞作コミカライズ第1巻!
作者 | 花田 ももせ/榛名丼/raemz |
---|---|
価格 | 759円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年11月27日 |
『君のせいで今日も死ねない。(1)』

陰キャでも陽キャでもない、カーストもそこそこの俺。
けれどある日、屋上でばったりと「神に愛された完璧な美少女」と
名高い三峰彩葉が飛び降りようとしているところに遭遇する。
「放っておいて。私、もう死ぬんだから」
そんな彼女を止めて以来、二人で過ごす日々が始まった。空
き教室でピザを食べたり、夜のプールで花火をしたり。「私、
君といるのが楽しいのかも」「君のせいで死ねないじゃん」他
人の視線に怯えつつも、そっと心を開いてくれた三峰。“完璧
な自分”の仮面を取った彼女は、子どもっぽくも可愛くてーー。
これは悩める美少女を、平凡で幸せな青春へと導く物語。
1.完璧美少女と屋上の出会い
2.完璧美少女と貸切りピザパーティー
3.未来の約束と切実な指切り
4.完璧美少女と天才なみー先輩
5.三峰彩葉の『特別』論
6.完璧美少女とゼロ距離勉強会
7.君のせいで今日も死ねない
0.追想。三峰彩葉が屋上にいた日
8.三峰さんと静寂の雨宿り
9.三峰さんのお見舞いへ
10.ゲームセンターvs三峰さん
11.三峰さんと二人きりの誕生日会
12.三峰さんと水族館デート
13.君がいないと息も出来ない
14.三峰さんとサボり逃避行
15.三峰さんと『普通』の日常
作者 | 飴月/DSマイル |
---|---|
価格 | 715円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年08月20日 |
『二度めの夏、二度と会えない君』

作者 | 赤城,大空,1991- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2017年08月 |
『青を欺く(1)』

俺、城原千太郎はウソつきだ。
空っぽな自分は表に出さず、他人の仮面を被って毎日をやり過ごす。
だがそんな高校生活はある日、小悪魔かわいい後輩女子・霧乃雫に打ち砕かれた。
『映画監督』の霧乃は「ウソつきは、役者のはじまりです!」と俺を自主制作映画に引きずり込む。
しかも期待でキラキラした顔で撮りたがるのは、俺が演じる「最高にイケてる役」!?
加えて学級の人気者だが本性はサバサバ系女優の桜に、体育会系のボス・石田もチームに入り撮影はスタート。
しかし、とあるトラブルから映画作りは難航してしまう。
その裏には霧乃の隠し持った想いが──?
ウソだらけで、間違って。でも、この青春はきっと止まらない。
作者 | 三船 いずれ/ぶーた |
---|---|
価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年12月25日 |
今回は、ブルーが彩る世界の中から10作品をピックアップしました。限りなく広がる空、波打つ海、神秘的な夜空…そんな情景を、皆さんはどのように感じましたでしょうか。
それぞれの作品が織りなす物語は、青い表紙以上の深さと広がりを持っています。一人ひとりが見つめる青色は、それぞれ異なる意味や感情を表現します。たとえば、静謐な時間を象徴するかのような青に触れ、心地よい平穏さを感じるかもしれません。或いは、果てしない可能性に溢れた、青空を思わせる青色に、新たな一歩を踏み出す勇気をもらえるかもしれません。
そうした色彩の力を使うことで、作家たちは私たちの心に深く染み入る物語を紡いでいます。明晰な言葉で描かれた人間模様、奥深い心理描写、そこから見える社会風景、動き続ける時間を捉えた繊細な描写――いずれも、この青い表紙たちが私たちにプレゼントしてくれる豊かな世界です。
この選書を通じて、何か新たな発見や感動、または共感を得られたなら嬉しい限りです。人は一人ひとり、異なる色の世界を見て、感じて、理解して生きています。だからこそ、これらの作品が皆さんにとっての「青」を広げ、深め、豊かにする一助となればと思います。
表紙が青いという一見、些細なきっかけからも、新たな世界、新たな価値、新たな自分に出会えるかもしれません。次にどの本を手にとるか迷ったら、ぜひこの青い表紙たちに思いを馳せてみてください。色彩が紡ぐ物語の魔法に、きっと心を奪われることでしょう。
そして少しでも興味を持った一冊があれば、ぜひ手にとってその世界をご自身の目で確かめてみてください。本はじっくりと味わうほどに、青の深みがたくさんに広がって見えてくることでしょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。