パンデミックを経て変わっていく関係性ーオススメ3選

今の時代にぴったりなのは、パンデミックを通じて人間関係が変革を遂げる作品ですね。まず、とあるまちを描いた小説。ルーティンの中で生じる人間ドラマがパンデミックを背景に一層深まります。次に挙げるのは、感染者と非感染者の間に生まれる切ない恋を描いた漫画。闘争と恋愛が入り混じり、読んでいて胸が締め付けられます。最後におすすめしたいのは、日々の生活がパンデミックによって崩れ、それにより新たな人間関係が芽生えるサスペンス小説。読者を揺さぶる衝撃的な展開には息を呑むこと確実です。それぞれ異なるアプローチで描かれるパンデミックの影響は、読む者の心を強く揺さぶります。
『我が産声を聞きに』

作者 | 白石,一文,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年07月 |
『別れ、コロナ、凪 どくだみちゃんとふしばな12 (幻冬舎文庫)』

作者 | 吉本ばなな |
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価格 | 815円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2025年08月07日 |
『ほどよく孤独に生きてみる』

離れていい。ひとりでいていい。
誰かとうまくかかわるための、心地よい「心の守り方」とは?
予約が絶えない心療内科医の「近づきすぎない」幸せの秘訣。
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人間関係は、なければ寂しく、
あれば煩わしいものですね。
ときどき、ほどよい孤独を選んでみませんか?
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93歳の現在も、日々診療に向き合う心療内科医の藤井英子医師。
現役で仕事を続けるなかで紡ぎ出される自然体の言葉が評判です。
日常の暮らしのなかで、心がすこし曇り空の日、雨降りの日など、
ふと立ち止まる日に心を軽くする言葉が満載です。
前作『ほどよく忘れて生きていく』の感想にあった「1日誰とも話さない日があってさびしい」という声に、先生がお答えするかたちで、「ほどよく孤独に」というメッセージが生まれました。
人間関係も、人の目も、情報も、
「すこし離れている」くらいでちょうどいいのかもしれません。
日々、自分の心に目を配り、からだを動かして、人間関係をすこし軽やかにする。
見開きに1つのお話で、さらりと読めるのに心に残る、
ずっと手元に置いていただきたい1冊です。
◎「属さない」自由
◎近い人ほど「あっさり」
◎気が合わないのは「あたりまえ」
◎「友だち」より「話し相手」
◎「人の噂」は半日もたない
◎恨みは「忘れる」ではなく「かき消す」
◎いつだって「これから」を話す
◎過去は「アルバム」にだけ
◎「まあいいか」で生きていく
◎自分にこそ「よく頑張りました」
作者 | 藤井 英子 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | サンマーク出版 |
発売日 | 2025年02月20日 |
それぞれ異なる面からパンデミックを描いている3つの作品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。これらは全て厳しい状況下での人間関係の変化、生きるための奮闘、そして何より強い絆を描いた物語たちです。どれも読み手を深い思索へと誘い、人間の生きざまや価値観について考えさせてくれます。
私たちが普段、何気なく過ごしている生活の中には、実はたくさんの「当たり前」が詰まっています。けれど、世界は一瞬でその「当たり前」を変えてしまうことだってある。それが自然災害だったり、戦争だったり、そして今回ご紹介した作品のように病気の大流行だったり。そんな時、私たち人間はどう立ち向かったらいいのか、何を大切に思ったらいいのか、言葉にならないほどの苦悩を抱えてしまうこともあります。
でも、だからこそ、このような作品を通して自分の思いや価値観を整理するきっかけになったり、未知の状況に立ち向かう勇気をもらったりすることができるんです。読んでいる最中は過酷な状況に胸が痛むかもしれませんが、きっと最後には明るい希望の灯を見つけることができるはずです。
それぞれの作品に込められたメッセージをきちんと受け取って、ぜひ一度読んでみてください。誰もが経験したことのないパンデミックという状況を通しての人間ドラマが、あなたの心に深く響くことでしょう。
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