飛行船の歴史を学べる本4選

飛行船に魅せられたあなたへ、感動の4冊を紹介します。1冊目は、実際に飛行船を作った人の日記を基にした物語。一から自分で飛行船を造る難しさ、面白さが紐解かれ、真剣さが伝わってきます。2冊目は、飛行船を舞台にした冒険譚。高度な科学力が描かれていて、飛行船好きならずとも面白く読める一冊です。3冊目は、歴史上の事故から飛行船の危険性を紹介。真実味があり、しっかりと学べます。最後の1冊は、飛行船の技術進歩を描いた作品。一冊一冊があたかも教科書のよう。でも、ドラマがあって面白いんですよ。以上、みんなが好きになる飛行船の本、4冊です!
『戦う飛行船 第一次世界大戦ドイツ軍用飛行船入門』

世界初の近代的総力戦となった第一次世界大戦において、ドイツ軍は巨大な飛行船を兵器として多数運用した。その数は百隻を優に超える。
彼女たちは劣勢に立たされた祖国を救うゲームチェンジャーたることを期待され、多岐に渡る任務に就いた。戦略爆撃、対地・対艦攻撃、哨戒・偵察、輸送…新時代の航空戦の幕開けだ。
本書は、本邦唯一の「兵器としての飛行船」の入門書として、飛行船の発展、各部メカニズム、ドイツ軍飛行船の戦術・運用、組織・編制、基地などのインフラ、主要な戦闘とその帰結、関連する著名な技術者・軍人、後世の軍事・航空への影響などを、カラーイラストや写真を多数交えつつ、詳解する。
「気球と飛行船の違い」から易しく説き起こし、ドイツでのみ長足の進歩を遂げた政治的・軍事的背景、ユトランド沖やブリテン上空での死闘、そして飛行機に敗れ去るまで。ドイツ飛行船の栄光と悲劇の全てがここに。
【CONTENTS】
カラーイラスト集
序文
第1章 飛行船の技術と発展
第1節 飛行船の定義
第2節 飛行船が飛ぶ原理
人物列伝:フェルディナント・フォン・ツェッペリン伯爵
第3節 飛行船の部位に関する技術的解説
人物列伝:ツェッペリン以外の飛行船開発者たち
第4節 軍用飛行船の発展〜各型式とタイプについての概説〜
第2章 飛行船の運用 059
第1節 ドイツ陸海軍の飛行船の任務及びその用途
第2節 ドイツ陸海軍の飛行船に関する組織
第3節 飛行船を運用する
コラム:映像で見るドイツ軍用飛行船
第4節 飛行船運用のためのインフラ
人物列伝:飛行船を駆った軍人たち
第3章 第一次世界大戦におけるドイツ軍用飛行船の戦い
第1節 戦力の拡充と緒戦の活躍(開戦から1915年末まで)
戦闘記録:英国初空襲
戦闘記録:ロンドン初空襲
戦闘記録:マティのロンドン襲撃
DOCUMENT:戦略爆撃の始まり
第2節 “分水嶺” 戦略兵器としての飛行船の敗北(1916年)
戦闘記録:対英艦隊決戦構想と飛行船 -ユトランド沖海戦とサンダーランド砲撃ー
戦闘記録:総力を挙げた空爆と、SL 11の喪失
戦闘記録:R級2隻の喪失
戦闘記録:マティの死
戦闘記録:バルカン戦線における飛行船の活動及び8月28日のブカレストに対する攻撃
DOCUMENT:連合軍の対抗策
第3節 死闘と終焉 (1917年から1918年の終戦まで)
戦闘記録:1917年4月23日の商船拿捕
戦闘記録:L 43と英巡洋艦「シドニー」との対決
戦闘記録:1917年6月17日のラムスゲイト空襲
戦闘記録:サイレント・レイド
戦闘記録:1918年3月13日のハートルプール空襲
戦闘記録:シュトラッサーの最期
戦闘記録:L53撃墜
DOCUMENT:ドイツ海軍における飛行船から飛行機への転換
戦闘記録:アルビオン作戦
戦闘記録:「アフリカ号」の冒険
終章 「それでも、飛行船は飛ぶ」
第1節 ドイツ飛行船団の滅亡
第2節 兵器としての飛行船の”成果”と限界
第3節 旅客飛行船黄金期
第4節 飛行船の未来
参考文献一覧
作者 | 本城宏樹 |
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価格 | 2970円 + 税 |
発売元 | イカロス出版 |
発売日 | 2022年12月23日 |
『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』

月と火星開発が進みながらWindows2021が発売されたばかりの夏紀の宇宙。そして登志夫の2021年では光量子コンピュータが異常を示す。
作者 | 高野 史緒 |
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価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2023年07月19日 |
『ツェッペリン飛行船』

作者 | 柘植久慶 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 1998年01月 |
『飛行船の歴史と技術』

「飛行船の表面は気球みたいに柔らかいの?」「離陸はともかく着陸はどうするの?」などなど、構造・操縦方法・飛行原理まで知りたいことが何でもわかる充実の1冊。省エネルギーで環境にもやさしい乗り物としての素顔を持つ飛行船の実力を評価し将来展望を探る。
作者 | 牧野光雄 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 交通研究協会 |
発売日 | 2010年08月 |
これらの作品を通じて、飛行船の歴史やその魅力に触れることができました。それぞれの作品が描き出す、壮大な空の旅に憧れを抱くことでしょう。飛行船の登場する物語は、その豪華さやゆったりとしたスピード感、そしてどこにでも行けそうな自由さが共通していますが、その中にも作者の独自の解釈や視野が織り交ぜられています。飛行船が社会や人々の生活にどのような影響を与え、またそれが物語にどう生きているかを見つけるのが、非常に楽しいです。
また、ここで紹介した作品を読み進めると、飛行船という乗り物がどのように発展し、人類の歴史と共に動いてきたのかを感じることができます。その一冊一冊が、まるで飛行船そのもののように時間を超えて物語を紡ぎ出していきます。読者自身が飛行船に乗って歴史を旅するような感覚を味わえるでしょう。
この機会に飛行船について学んだことで、今までにない視点を持つことができます。気球から飛行機へと続く航空の歴史の中で、飛行船は一時的なブームを超え、科学や技術、文化、そして夢をつないできた一部と言えるでしょう。一見、過去の乗り物のように思えますが、その存在は現代にも深く影響を与えています。
普段考えることのない、飛行船についての知識や視界が広がったと思います。これをきっかけに、新しい興味を持つことができれば幸いです。この特別な旅を皆さんと一緒に楽しめたこと、本当に素晴らしい経験でした。これからも素敵な読書ライフをお過ごしください。新たな知識に触れ、未知の視界が広がることを楽しんでくださいね。
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