オーストリアの歴史を学べる本3選
まず初めに、オーストリア帝国の華やかな宮廷を描いた本がおすすめです!絢爛たる宮廷生活はもちろん、裏では王族たちの権力争いや壮大な愛が織り交ぜられ、リアルな歴史と壮麗なドラマを味わえますよ。次に進めたいのが、美術好きが喜ぶウィーン分派の歴史を描いた本。19世紀におけるウィーンの芸術と社会情勢について詳しく描かれており、歴史に詳しくない方でも楽しめます。そして最後に、二次大戦時のオーストリアを描いた戦争小説。戦争の恐怖とともに、当時の人々の生活や思いを垣間見て、リアルな歴史を学べます。以上、オーストリアの歴史を感じられる3冊をご紹介しました!
『図説オーストリアの歴史』
作者 | 増谷,英樹 古田,善文 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2023年11月 |
『ハプスブルク帝国1809-1918 オーストリア帝国とオーストリア=ハンガリーの歴史』
ヨーロッパ最大の覇権を握るハプスブルク帝国。その19世紀初から解体までを追う。多民族を抱えつつ外交問題に苦悩した巨大国家の足跡。解説 大津留厚===中欧・東欧の広大なエリアに跨り、近代ヨーロッパ最大の覇権を握っていたハプスブルク帝国。本書は神聖ローマ帝国時代の終わりから、オーストリア=ハンガリー二重帝国への転換を経て、1918年に帝国解体するまでを跡付ける。そこで浮き上がるのは、超民族的国家が抱えることになった民族原理の軋轢、近隣諸国との外交問題、それが閾値を超えたところで生じたカタストロフだ。イギリス屈指の歴史家が、歴史を動かす要因として個々人の動静よりも外交史的力学を重視しつつ、二つの世界大戦への導入までを生き生きとした筆致で迫る。 解説 大津留厚===神聖ローマ帝国の終わりから第一次世界大戦まで現代ヨーロッパの原型===【目次】第一章 王朝 第二章 民族 第三章 旧絶対主義、メッテルニヒのオーストリア、一八〇九〜三五年 第四章 三月前期 第五章 急進派の暴動、一八四八年の革命 第六章 自由派の時期、憲法制定議会、一八四八年七月〜四九年三月 第七章 新絶対主義、シュヴァルツェンベルクとバッハの体制、一八四九〜五九年 第八章 連邦主義と中央集権主義との闘争、一〇月特許状と二月勅令、一八六〇〜六一年 第九章 立憲的絶対主義、シュメアリングの体制、一八六一〜六五年 第十章 古きオーストリアの終り、一八六五〜六六年 第十一章 二重帝国の成立、一八六六〜六七年 第十二章 自由派の凋落、オーストリアにおけるドイツ人の優勢、一八六七〜七九年 第十三章 ハプスブルクの復活、ターフェの時代、一八七九〜九三年 第十四章 混乱の時期、ターフェからバデーニへ、一八九三〜九七年 第十五章 一八六七年以後のハンガリー、カーロマン・ティッサとマジャール人ジェントリー 第十六章 民主主義の装い、ハプスブルク帝国の小春日、一八九七〜一九〇八年 第十七章 暴力による解決、一九〇八〜一四年 第十八章 暴力の報い、ハプスブルク家の終り、一九一四〜一八年 エピローグ 王朝なき人民 付録 ハプスブルク帝国の政治的・人種的構成
作者 | A.J.P.テイラー/倉田 稔 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2021年08月12日 |
『図説ハプスブルク帝国』
作者 | 加藤,雅彦,1927-2015 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2018年05月 |
それでは、この度は「オーストリアの歴史を学べる本3選」を皆様へご紹介しました。文化や歴史の深い国オーストリア。美しい自然や建築物だけでなく、音楽や芸術、科学の分野でも大いに影響を与えてきた国です。その国の魅力を知る一方で、歴史を学ぶことは、その国の人々がどのように生き、感じ、考えてきたのかを理解する大きな手がかりになります。
今回の3作品は、オーストリアの大きな流れや重要な出来事を詳しく学びながら、個々のエピソードも描かれていて、オーストリアの人々の日常や感情にも触れることができます。たとえば、どのような思いで音楽を創り出し、それが後世へ継がれてきたのか。大戦を経験し、その後どう生きようと決断したのか。それぞれの業績を通じて、彼らの生きざま、視点、哲学に触れることができます。
これらの作品を読んで、オーストリアの素晴らしい歴史を感じ取るだけでなく、現代のオーストリアがどういう背景を持って成り立っているのかを感じ取ることができれば、旅行や教養にも役立つはずです。そして、もちろん、それがさらなる興味や好奇心へとつながっていくことでしょう。
私たちは、本を通じて行ったり来たり、さまざまな旅をします。本に描かれた世界へと身を投じてみたり、逆に現実世界の理解を深めたり。それが本の持つ力でもあり、魅力でもありますよね。オーストリアの歴史が描かれたこれらの作品も、読者の皆さんを新たな旅へと誘ってくれることでしょう。ぜひ、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。
それでは、次回も興味深い本の世界を紹介できることを楽しみにしています。みなさまが素敵な読書体験ができますように。
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