オセアニアの昔話絵本4選
オセアニアの昔話を絵本で楽しむなんて、まるで現地の風を感じるかのようですよね。今回は、そんな魅力たっぷりの4作品をピックアップしました。ひとつめは、海洋の神秘を描いた力強い絵と物語の絵本。息をのむような美しさを秘めています。次の絵本は豊かな自然と人々との共生を描いた作品。自然との関わり方を再考させられますね。3つめは、伝統的な音楽や食文化が織りなす物語。最後の一冊は、赤裸々な感情を描くドラマチックな作品。オセアニアの生活や文化、価値観を肌で感じられる、見逃せない4冊ですよ。
『おおきなカエルティダリク: オーストラリアアボリジニ・ガナイ族のお話 (こどものとも世界昔ばなしの旅 17)』
作者 | 加藤 チャコ/加藤 チャコ |
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価格 | 2375円 + 税 |
発売元 | 福音館書店 |
発売日 |
『色とりどりの鳥 オーストラリア アボリジナルのおはなし』
オーストラリアのアボリジナル(アボリジニ)の人々に語り継がれてきた物語で、むかし、すべての鳥の羽は真っ黒だった。ケガをした鳩を、仲良しの鳥たちが励ましていると、鳩の傷口から噴き出た液体が鳥たちにかかり、現在の色とりどりの羽の色になったが、そこにいなかった意地悪なカラスの羽は今も黒いまま、というお話。
作者 | ほそえ さちよ/たけがみ たえ |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 玉川大学出版部 |
発売日 | 2021年04月14日 |
『タニファ ニュージーランドの民話』
作者 | ロビン・カフキワ/浜島代志子 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 | 1989年04月 |
『まじょのひ パプアニューギニアの昔話』
みなみのほうのブーゲンビルというしまでは、火をもっていたのはやまのなかほどにすんでいるなんにんかのまじょたちだけでした。うみのそばのむらのひとたちのほうは、火がないのでたべるものをにたりやいたりできないし、さむいよるにはふるえていなければなりませんでした。そこでむらのひとたちは、火だねをわけてもらいたいと、まじょたちのところへなんどもつかいをだしました。けれどまじょたちはどうしても火をわけてくれませんでした。読んであげるなら4才、自分で読むなら小学校初級むき。
作者 | 大塚勇三/渡辺章人 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 株式会社 福音館書店 |
発売日 | 2024年04月03日 |
それでは、今回はオセアニアの昔話絵本をご紹介しました。いかがだったでしょうか。洋の向こうの地、オセアニアの文化は、日本とは違った独自の魅力と深みがありますよね。この地域の昔話絵本を手にとると、我々が普段お目にかかることのない新鮮な風景、独特な生態系、そして先祖伝来の風習や信仰といったものが、色鮮やかで美しいイラストと共に生き生きと伝わってきます。
それぞれの絵本を通じて、「大自然と調和して生きる」「共同体意識」「アドベンチャー精神」など、オセアニア人が大切にしてきた価値観を学ぶことができます。そして、それらの価値観は、現代社会が抱える課題を解決するヒントを教えてくれるかもしれません。
また、それぞれの物語には、息を呑むような冒険やユーモラスなエピソード、心温まる友情の絆などが描かれており、読み進めるたびにその世界に引き込まれ、きっと大人も子供も楽しめるはずです。端的に言うと、語り部のような気持ちで読むと、まるでその場にいるかのような感覚を味わえるでしょう。
最後に、絵本は視覚的な情報も豊富に伝えてくれるので、子どもたちにとっては、興味を引き、想像力を育む良い教材となるでしょう。次に何か新しい読み物を探している方、子どもの読書環境を豊かにしたいと思っている方には、ぜひこれらのオセアニアの昔話絵本を手に取ってみてください。刺激的な新しい世界が、きっとあなたを待っていますよ。
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