柚月裕子の小説 おすすめ6選 読む順番が気になる人へ

柚月裕子さんの作品は、言葉一つひとつが精緻に織りなす物語が魅力です。人間関係に迫る深みある心情描写や、思わず身震いするような展開には必ず魅了されます。世代を越えて読み継がれる名作から、最新作まで網羅したおすすめの6作をピックアップ。ラブストーリーからミステリーまで、幅広いジャンルが揃っているので、あなたの好みに合わせて選んでみてください。抑えがたい感情の渦を描く、柚月裕子さんの世界観に触れると、きっと心に深く刻まれるでしょう。きっと一度読み始めたら止まらなくなりますよ。
『孤狼の血(1)』

常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。作家、マスコミほか多くの賞賛を集めた、圧巻の警察小説。
緻密な構成、卓抜したリアリティ、予期せぬ結末。いやあ、おもしろい。正統派ハードボイルドに圧倒された。
ーー黒川博行氏(作家)
日本ミステリ史に残る、今世紀最高の悪徳警官小説だ。
ーー茶木則雄氏(書評家)
昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていくーー。
作者 | 柚月裕子 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年08月25日 |
『臨床真理(1)』

臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!
作者 | 柚月裕子 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年09月21日 |
『最後の証人』

作者 | 柚月,裕子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2018年06月 |
『盤上の向日葵(上)』

2018年本屋大賞2位!
著者渾身の慟哭のミステリー、ついに文庫化!
平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていたーー
作者 | 柚月 裕子 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2020年09月24日 |
『慈雨』

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。
作者 | 柚月 裕子 |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年04月19日 |
『朽ちないサクラ』

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。新聞記者である親友に裏切られた……口止めした森口泉は愕然とする。情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体となって発見された。警察広報職員の泉は、警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める。次第に核心に迫る二人の前にちらつく新たな不審の影。事件の裏には思いも寄らぬ醜い闇が潜んでいた……。(解説:村上貴史)
作者 | 柚月裕子 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2018年03月07日 |
柚月裕子さんの作品は一度読み始めたら止まらない魅力がありますよね。だからこそ、今回6つの作品をご紹介できたのは、喜びでいっぱいです。彼女の笠置ぽんとの絵文字を使ったリアルな会話、現実と幻想が交差する世界、人間関係に巻き起こる大波小波。そして何より、主人公たちが向き合う厳しい現実と、その中で見つけだす希望の光。これらは、彼女の作品には欠かせない要素ですが、今回ご紹介した各作品にもしっかりと描かれています。
また、彼女の小説は"読む"だけでなく、その世界に浸る時間だと感じさせてくれます。登場人物とともに喜びも悲しみも共有でき、自分自身が物語の一部になったかのような感覚を味わえる。そんな深い共感を呼び起こす作風は、彼女の特長の一つだと言えるでしょう。
柚月裕子さんの作品は、どんな時にも読む人の心に静かな波紋を広げ、考えさせてくれます。特に人間関係の描写には彼女ならではの敏感さが感じられ、自分も考えさせられることが多々あります。
さて、以上の作品群は私が特におすすめするものばかりですが、他にもまだまだ柚月裕子さんの素敵な世界観に触れる作品は沢山あります。ぜひ一度、その独特な世界観を味わってみてください。きっと素敵な発見があるはずです。
最後に、柚月裕子さんの作品を通して、読むことの楽しさ、小説や漫画の持つ力、そして何より語られる物語を楽しむことが、人生に豊かさをもたらす瞬間だと改めて実感してもらえたら嬉しいです。また新たなおすすめ作品が出てきたら、改めて皆さんにご紹介させていただきますね。それでは、素敵な読書ライフをお楽しみください。
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