実業家の伝記小説3選
まず一冊目はIT業界を牽引する一人の男の軌跡が描かれています。この彼、人間性も含めて非常に魅力的なんです。彼がどのように成功を掴み、また困難を乗り越えてきたのか、その道のりが見事に描かれていますよ。
次に二冊目は伝説の投資家の物語。数多くの危機を切り抜け、時には大胆な賭けで成功を収める彼の生き様は、まさにドラマチック。投資のヒントも盛りだくさんで、投資を始めるきっかけになるかもしれません。
最後は古代から続く一大企業の創設者の苦闘が描かれています。伝統と革新を絶妙に掛け合わせ、会社を成長させていく様は、まさにリーダーシップの見本。闘争心溢れる彼の営みに引き込まれますよ。
『小説渋沢栄一 上』
| 作者 | 津本,陽,1929-2018 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2007年02月 |
『海賊とよばれた男（上）』
すべてのビジネスマンに捧ぐ。
本屋大賞の話題作、早くも文庫化！
ページをめくるごとに、溢れる涙。これはただの経済歴史小説ではない。
一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。
石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。
「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男。
| 作者 | 百田 尚樹 |
|---|---|
| 価格 | 1001円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2014年07月15日 |
『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎 上』
松下幸之助が商いの師として敬愛した男。
サントリー創業者・鳥井信治郎の戦い
【大阪船場、丁稚奉公編】
明治12年1月30日夜明け。大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。次男坊の宿命で信治郎は13歳で薬種問屋小西儀助商店に丁稚奉公に入る。小西商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。しかし当時の葡萄酒はアルコールに香料など様々なものを混ぜ合わせた合成酒。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだーー。
| 作者 | 伊集院 静 |
|---|---|
| 価格 | 935円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2020年06月19日 |
それでは今回、3作品の伝記小説をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。皆さんが普段から憧れていたり、尊敬している実業家達の苦労や成功の過程が、こうして物語として描かれることで、より身近に感じることができるんじゃないかと思います。
それぞれの実業家が直面した困難や挫折、そしてそれを乗り越えて成功へとつなげていった姿を読むことで、自身の生活や仕事にどこかしら共感を覚えたり、新たな視点やヒントを得ることができることと思います。
もちろん、それぞれの物語は実業家個々の経験や個性、様々な状況に影響を受けた結果ですから、全てをそのまま自身の人生に当てはめることは難しいかもしれません。しかし、そこから何かを学び、自己の成長につなげる糧にすることは大いに可能だと思います。
また、実業家という社会的な成功者のイメージだけでなく、人間としての側面を垣間見ることができるのも伝記小説の魅力です。彼らもまた一人の人間であり、誰しもが抱える悩みや葛藤を持つ普通の人間。彼らのストーリーを読むことで、我々は自分自身を振り返り、考えるきっかけを得ることができます。
この3つの作品が、皆さんの新たな生きる力を生み出すためのアイデアや、それぞれの人生にパワーと勇気を与えることができれば、これ以上に嬉しいことはありません。それぞれの物語から学んだことを皆さんの人生の一部にしていただければ、それがこの記事を書いた僕たちの一番の喜びです。皆さんのこれからの人生が、この作品たちと同じくらい、いやそれ以上に素晴らしいものとなりますように。
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