須賀敦子のエッセイ本 おすすめ8選
須賀敦子さんのエッセイ本は、どれも心が温まる名作揃いです。彼女の鋭いインサイトと豊かな人間観察力が詰まった一冊一冊は、人生の素朴な喜びを見つけ出す旅へと誘ってくれます。一見、どこにでもあるような日常の風景や出来事を切り取りながら、そこに秘められた深い意味や人間の心情を丁寧に言葉にする須賀さんの才能には心から感服します。彼女の世界観に触れたことがない方、もちろん常連の方にもおすすめです。どのエッセイも共感できるエピソードばかりなので、一冊読み終わるころには、須賀さんとの心の交流が生まれていることでしょう。おそらく8冊という限られた選択に悩むほど、魅力溢れる作品が揃っているのが須賀さんのエッセイの特長です。
『ヴェネツィアの宿』
作者 | 須賀,敦子,1929-1998 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 1998年08月 |
『地図のない道』
友人が贈ってくれた一冊の本に誘われて、私はヴェネツィアのゲットへ向かった。受難の歴史に思いを馳せ、運河に架けられた小さな橋を渡ると、大阪で過した幼年時代の記憶やミラノで共に生きた若い仲間たちの姿が甦るー。イタリアを愛し、書物を愛した著者が、水の都に深く刻まれた記憶の旅へと読者をいざなう表題作の他、ヴェネツィア娼婦の歴史をめぐる「ザッテレの河岸で」を併録。
作者 | 須賀敦子 |
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価格 | 473円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2002年08月 |
『遠い朝の本たち』
作者 | 須賀敦子/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2001年03月01日 |
『ユルスナールの靴』
今世紀フランスを代表する作家ユルスナールに魅せられた筆者が、作家と作中人物の精神の遍歴を自らの生きた軌跡と重ね、パリ、アレキサンドリア、ローマ、アテネ、そして作家終焉の地マウント・デザート島へと記憶の断片を紡いでゆく。世の流れに逆らうことによって文章を熟成させていったひとりの女性への深い共感、共にことばで生きるものの迷いと悲しみを静謐な筆致で綴った生前最後の著作。
作者 | 須賀 敦子 |
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価格 | 891円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2010年08月03日 |
『コルシア書店の仲間たち』
かつてミラノに、懐かしくも奇妙な一軒の本屋があった。そこに出入りするのもまた、懐かしくも奇妙な人びとだった。女流文学賞受賞の筆者が流麗に描くイタリアの人と町。(松山巖)
作者 | 須賀 敦子 |
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価格 | 583円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 1995年11月10日 |
『こころの旅』
自分にあった靴さえあれば、どこまでも歩いていけるはずだー。没後二〇年、今なお愛される須賀敦子。彼女が暮らしたイタリアの街、幼少の記憶、大切なひとたちのこと。「芦屋のころ」「旅のむこう」「きらめく海のトリエステ」「塩一トンの読書」「父ゆずり」ほか一六篇。初めての文庫化。
作者 | 須賀敦子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2018年06月 |
『塩一トンの読書』
本を読むことは生きることと同じ。優れた書評家でもあった須賀の書物と作家をめぐる極上のエッセイ集
作者 | 須賀 敦子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2014年10月07日 |
『トリエステの坂道』
あまたの詩人を輩出し、イタリア帰属の夢と引換えに凋落の道を辿った辺境都市、トリエステ。その地に吹く北風が、かつてミラノで共に生きた家族たちの賑やかな記憶を燃え立たせるー。書物を愛し、語り合う楽しみを持つ世の人々に惜しまれて逝った著者が、知の光と歴史の影を愛惜に満ちた文体で綴った作品集。未完長編の魁となったエッセイ(単行本未収録)を併録する。
作者 | 須賀敦子 |
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価格 | 572円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1998年09月 |
須賀敦子さんのエッセイは、どんな時でも温かみのある言葉で人々を励まし、心を豊かにしてくれます。今回紹介したエッセイ本8冊は、その中でも特におすすめのものたちです。彼女の言葉には救いがあるばかりでなく、人生のいろんなシーンで思い描ける具体的な気づきもあります。自分の日常をより深く、そして豊かにするためのヒントがたくさん詰まっています。
恋愛、家族、友情、人生観、生活情報など、身近なテーマから深い洞察力と独特の視点で考えたエッセイは、日々の生活を送る中で共感する部分が多く、気付かされる部分も多いでしょう。文字から溢れ出る須賀さんの人間味に触れてみてください。
須賀さんのエッセイは、くつろぎの時間に一冊手にとってみるも良し、ちょっとした息抜きの時間にぱらっとめくってみるも良し、さまざまな読み方が楽しめます。また、季節感を大切にしている彼女のエッセイは、季節ごとに読み返してみても新たな発見があるかもしれません。その度に新たな気づきが得られるのが須賀さんのエッセイの魅力です。
それらのエッセイを読みながら、須賀さんが心を込めて書いた言葉を感じ、共感し、そして自分を見つめなおす時間にしてみてはいかがでしょうか。あなたの日々が彩り豊かで満たされることを願っています。
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