現代語訳の違いを読み比べ!様々な訳者が描き出した「源氏物語」8選
「源氏物語」は誰もが知る国民的名作ですよね。でも、古文を読むのは正直難しい…という方におすすめなのが、現代語訳。言葉自体がわかりやすいだけでなく、訳者の解釈や個性が反映されるため、同じ「源氏物語」でも全く違った面白さがあります。繊細さを重視したものから、力強い文体で描かれたものまで、8つの現代語訳源氏物語をご紹介します。それぞれどのような違いがあるのか、あなたなりの「源氏物語」を見つけてみてはいかがでしょうか。必ずしも原典通りに楽しむだけが源氏物語ではありません。その違いを味わってみてくださいね。
『源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』
帝の子として生を受けた光源氏を主人公に、彼を取り巻く女性たちとの愛と苦悩、平安貴族の風俗や内面を描き、時代を超えて読み継がれる日本古典文学の最高傑作。一条天皇の時代、紫式部によって書かれた世界初の長編ロマン小説『源氏物語』全54巻が、古典は難しいと敬遠していた人にも手軽に楽しめる。巻ごとのあらすじと、名場面はふりがな付きの古文と現代語訳で読めて、一冊で『源氏物語』がわかる便利なビギナーズ版。
一 桐壺(きりつぼ)
二 帚木(ははきぎ)
三 空蝉(うつせみ)
四 夕顔(ゆうがお)
五 若紫(わかむらさき)
六 末摘花(すえつむはな)
七 紅葉賀(もみじのが)
八 花宴(はなのえん)
九 葵(あおい)
十 賢木(さかき)
十一 花散里(はなちるさと)
十二 須磨(すま)
十三 明石(あかし)
十四 澪標(みおつくし)
十五 蓬生(よもぎう)
十六 関屋(せきや)
十七 絵合(えあわせ)
十八 松風(まつかぜ)
十九 薄雲(うすぐも)
二十 朝顔(あさがお)
二十一 乙女(おとめ)
二十二 玉鬘(たまかずら)
二十三 初音(はつね)
二十四 胡蝶(こちょう)
二十五 蛍(ほたる)
二十六 常夏(とこなつ)
二十七 篝火(かがりび)
二十八 野分(のわき)
二十九 行幸(みゆき)
三十 藤袴(ふじばかま)
三十一 真木柱(まきばしら)
三十二 梅枝(うめがえ)
三十三 藤裏葉(ふじのうらば)
三十四 若菜上(わかなのじょう)
三十五 若菜下(わかなのげ)
三十六 柏木(かしわぎ)
三十七 横笛(よこぶえ)
三十八 鈴虫(すずむし)
三十九 夕霧(ゆうぎり)
四十 御法(みのり)
四十一 幻(まぼろし)
[雲隠(くもがくれ)]
四十二 匂兵部卿(におうひょうぶきょう)
四十三 紅梅(こうばい)
四十四 竹河(たけかわ)
四十五 橋姫(はしひめ)
四十六 椎本(しいがもと)
四十七 総角(あげまき)
四十八 早蕨(さわらび)
四十九 宿木(やどりぎ)
五十 東屋(あずまや)
五十一 浮舟(うきふね)
五十二 蜻蛉(かげろう)
五十三 手習(てならい)
五十四 夢浮橋(ゆめのうきはし)
解説
付録
『源氏物語』探求情報
紫式部系図
紫式部略年譜
『源氏物語』関係系図
『源氏物語』略年表
コラム 索引
| 作者 | 紫式部/角川書店/谷口 広樹 |
|---|---|
| 価格 | 1056円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2001年11月22日 |
『源氏物語 1』
| 作者 | 角田光代/翻訳 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2023年10月06日 |
『新源氏物語 上』
現代のヒーローとして甦った“光る君”。平安の宮廷で華麗に繰り広げられた光源氏の愛と葛藤の物語を、新鮮な感覚で“現代”のよみものとして描いた大ロマン長編ー比類ない美貌と知性、そして高貴な身分を持つ源氏は、至福の愛を求めて、許されぬ恋、苦しい恋を重ねる…。上巻には、「眠られぬ夏の夜の空蝉の巻」より「佗びぬればはかなき恋に澪標の巻」までを収める。
| 作者 | 田辺 聖子 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 1984年05月 |
『全訳 源氏物語 一 新装版』
寛弘5(1008)年11月、中宮彰子の親王出産に沸く藤原道長の土御門邸。宴に招かれた藤原公任が女房達の前に姿を見せる。「このわたりに若紫やさぶらふ」。ロングセラーを新装版化!
| 作者 | 與謝野 晶子/紫式部/水口 理恵子 |
|---|---|
| 価格 | 836円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2008年04月25日 |
『源氏物語 1 (新潮文庫 え 2-16)』
| 作者 | 紫式部/円地 文子 |
|---|---|
| 価格 | 406円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 |
『源氏物語. 巻1』
| 作者 | 紫式部,平安中期 瀬戸内,寂聴,1922-2021 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2007年01月 |
『謹訳 源氏物語 一 改訂新修』
帝の子として生まれた光源氏。美貌と才能を兼ね備えるが、その心には深い闇ー父の後妻である藤壺の宮への許されぬ恋慕ーを抱えていた。日本文学史上屈指の名作「源氏物語」。古典文学者として知識と作家としての筆力で描き切った、現代語訳の決定版がついに文庫化。
| 作者 | 林望 |
|---|---|
| 価格 | 792円 + 税 |
| 発売元 | 祥伝社 |
| 発売日 | 2017年09月13日 |
『源氏物語(1) A・ウェイリー版』
100年前、シェイクスピアの国の人びとを涙させたベストセラーがドラマチックによみがえる!世界中で読まれたウェイリー版源氏物語を、読みやすい日本語に再翻訳(完訳・全4巻)
| 作者 | 紫式部/アーサー・ウェイリー |
|---|---|
| 価格 | 3520円 + 税 |
| 発売元 | 左右社 |
| 発売日 | 2017年12月 |
さて、今回紹介したのは、多くの訳者たちによって異なる解釈と表現で紡ぎ出された「源氏物語」の現代語訳8冊です。それぞれの訳者により異なる「源氏物語」の魅力を感じることができるのが、現代語訳の楽しみの一つだと思います。古典の魅力を直訳で読み解くのも良いですが、現代語訳だからこそ味わえる違いもまた別の楽しみ方と言えるでしょう。
故に、ある訳者の作品が気に入ったらぜひ他の作品も手に取ってみてください。そしてその中で自分が何を感じ、どの訳が一番気に入ったかを比べてみるのも面白いかもしれません。それぞれの作品が新たな「源氏物語」の世界を開いてくれるはずです。
また、たとえ同じ「源氏物語」であっても、読むたびに新たな発見があるものです。時期や心境によって感じることが変わるからこそ、何度でも読み返す価値がある作品なのです。何度も読み返すうちに自分なりの解釈が生まれ、それが更なる読書の楽しみを生んでくれるはずです。
最後に、古典を現代語に訳すという仕事には、訳者自身の解釈があふれています。だからこそ、それぞれの訳が持つ独自の魅力を見つけるのも楽しみの一つです。新たな「源氏物語」の世界をどんどん広げていくことで、いつまでもその魅力に浸ることができるでしょう。以上、現代語訳「源氏物語」の紹介でした。購読をお楽しみに。
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