インド映画のガイド本 おすすめ5選
文化や風景が色鮮やかに描かれているインド映画。その魅力を余すことなく解き明かしてくれるガイド本を、5つピックアップしました。初見の方でも楽しめる歴史的名作から、ローカルな話題作まで幅広い選曲。明るくエネルギッシュなムービーから、人間の感情を深く描くものまで、インド映画の多様な魅力が凝縮しています。また、それぞれの作品が背景に持つ歴史やカルチャーの解説も充実。感じたままでは分かりにくいインド映画の世界が、この5冊でじっくりと味わえるはずです。ボリウッド映画の虜になること間違いなしですよ。
『飛躍するインド映画の世界』
作者 | 夏目 深雪 |
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価格 | 2860円 + 税 |
発売元 | PICK UP PRESS |
発売日 | 2024年07月31日 |
『新たなるインド映画の世界』
日本でも一大ブームとなった『バーフバリ』をはじめ、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』や『パッドマン 5億人の女性を救った男』など多数の情報をまとめた最新インド映画ガイド。
フェミニズムや宇宙開発、宗教の融和や身分制度の瓦解など、新たなるフェーズへ突入したインド映画を通じて、もっと”深く”、もっと”濃く”、今のインドを知ることのできる1冊。
【収録内容】
●インド映画最新作 コレを見るべき30本!
●今さら聞けない! インド映画キーワード辞典
●120年の歴史 インド映画通史
●お薦め配信作品など多彩なコラム
など、他多数コンテンツを収録。
【目次】
●PHOTO GALLERY 南インド映画特集
【コラム】
『バーフバリ』以前/以後 トリウッドのVFXアクション(岡本敦史)
『バーフバリ』とテルグ語映画の現在(安宅直子)
プラバースと王(夏目深雪)
【作品・特集】
マガディーラ 勇者転生/バーフバリ 伝説誕生/S・S・ラージャマウリ/バーフバリ 王の凱旋/プラバース/サーホー
●第一章 コレを見るべき! インド映画最新作26本
【作品・特集】
ウスタード・ホテル/ランビール・カプール/若さは向こう見ず/ディーピカー・パードゥコーン/マルガリータで乾杯を!/クイーン 旅立つわたしのハネムーン/アーミル・カーン/PK/ピーケイ/ラージクマール・ヒラニ/インドと裁判制度/裁き/プレーム兄貴、王になる/サルマン・カーン/インドとパキスタン問題/バジュランギおじさんと、小さな迷子/ダンガル きっと、つよくなる/インド映画とスポーツ/スルタン/ガンジスに還る/シークレット・スーパースター/ヒンディー・ミディアム/インドの貧富の差と受験問題/イルファーン・カーン/パッドマン 5億人の女性を救った男/インドの女性問題/スターと闇/SANJU/サンジュ/パドマーワト 女神の誕生/あなたの名前を呼べたなら/ロボット2.0/ラジニカーント/シャンカル/盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲/燃えよスーリヤ!!/ガリーボーイ/KESARI ケサリ 21人の勇者たち/インド映画と戦争/カンガナー・ラーナーウト/マニカルニカ ジャーンシーの女王/きっと、またあえる/WAR ウォー!!/リティク・ローシャン/アクシャイ・クマール/ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画
【コラム】
配信で観るお薦めインド映画(高倉嘉男)
A・R・ラフマーン Master of Indian Film Music(松岡環)
海外で活躍するインド人監督(高倉嘉男)
インドのドキュメンタリー映画(松岡環)
インド映画アンケート(松岡環・高倉嘉男・安宅直子)
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作者 | 夏目 深雪/松岡 環/高倉 嘉男/安宅 直子/岡本 敦史/浦川 留 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | PICK UP PRESS |
発売日 | 2021年04月30日 |
『インド映画への招待状』
歌い、踊り、そしてハッピーエンド。娯楽性・庶民性を徹底的に追求するインド映画のスタイルはなにから生み出されるのか-。多言語・多文化の伝統と、グローバルな政治が交じりあう異種混淆のハイブリット性が映画に与える影響を、貴重なポスター・写真を多数添えて探るカルチュラル・スタディ。
作者 | 杉本良男 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 青弓社 |
発売日 | 2002年12月 |
『インド映画完全ガイド マサラムービーから新感覚インド映画へ』
あらゆる娯楽要素を盛り込んだ典型的な「マサラムービー」の時代から転じて、インド映画はより多様性を見せ始めた。これらの「新感覚」インド映画は、新たな魅力で幅広い観客層を魅了しつつある。日本で一大ブームとなった『ムトゥ 踊るマハラジャ』以降のインド映画を、その変化を踏まえつつ分析し、『きっと、うまくいく』『マダム・イン・ニューヨーク』『めぐり逢わせのお弁当』『女神は二度微笑む』等に見られる新たな魅力と、多様性の全貌を紹介する。
作者 | 松岡環/夏目深雪 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 世界文化社 |
発売日 | 2015年10月08日 |
『100本のインド映画 Part 1 (MyISBN - デザインエッグ社)』
作者 | 鶴岡 浩志 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | デザインエッグ社 |
発売日 | 2024年06月17日 |
それぞれが異なるインドの風景とスピリットを描いた5つの作品に迫ってみましたが、どうでしたか?豊かな歴史や多様性といった、インド独特の魅力に触れることができたのではないでしょうか。異文化の中に潜む普遍的な人間の感情を探る喜び、それがまさにインド映画の楽しみ方ですね。
数ある中からこの5つを選びましたが、インド映画というジャンルは驚くほど幅広く、ここに挙げた作品だけでは全体像を知ることは難しいと思います。しかし、これらの作品を通して何か一つでも気に入った方、新たな視点や価値観に触れるきっかけになれば幸いです。
インド映画を観るということは、映像と音楽、ダンスといった華やかな要素だけではなく、現地の風土や生活、宗教、社会問題といった深淵な面にも触れることです。そしてそれらの要素が融合したインド映画だからこそ、一味違ったエンターテインメントと深いメッセージを同時に楽しむことができます。
また、これらの作品が皆さんの新たなるインドへの旅路の一歩となることを願います。また違った文化との出会い、そこから広がる視野や感性にきっと期待できます。素敵な映画体験を得るために、ぜひ幅広く多角的にインド映画の世界を楽しんでみてください。
これらの作品は、単に時間を潰すためのエンターテイメントとは一線を画しています。それぞれの作品が持つ深みと広がり、そしてそれぞれの作品が語っているメッセージに心を傾け、そこから得られる感動と共感、そして新たな発見があるはずです。それがインド映画の真骨頂と言っても過言ではありません。我々が日々生きていく上で重要な、人間の尊厳や生命の尊さを改めて考える契機を与えてくれるのが、インド映画の力かもしれませんね。
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