心がモヤモヤする時の処方箋ーほどよくシリーズ3選
心がモヤモヤしたとき、いつもの生活に少し物足りなさを感じたとき、そんなときこそ、物語の世界へ足を踏み入れる時間です。今回は、ヘビーリスナーから初心者まで安心して手に取れる、ほどよい刺激を提供する3つの作品をピックアップしました。
一つ目は、時間と空間を超えた大冒険の物語。壮大なスケール感がありながら、人間の心情に深く寄り添う描写が心を揺さぶります。
二つ目は、日常生活の何気ない出来事を繊細に描いた作品です。見えない糸でつながった人々の絆や、ふとした時の感動が、あなたを優しく包み込みます。
そして最後に選んだのは、少女が成長する物語。彼女の純粋な心と、それを取り巻く社会の現実が交錯するさまは、読み終えた後もクリアな気持ちにしてくれます。
それぞれが独特の世界を描いていますが、必ずどこかで心に響く何かを見つけられるはずです。
『ほどよく距離を置きなさい』
人を裁かず、心をほどく。
90歳の現役弁護士が見つけた、自分らしく生き抜く知恵。
人間関係の中で生まれる小さなトゲや心のからまり。
やさしい自分でいたいのに、本当はもっとやさしい自分のはずなのに、
怒りや嫉妬がそれを邪魔することって、ありませんか?
長く連れ添った夫や妻、子ども、嫁や婿。そして、気心知れた友人、ご近所さん。
自分の周囲の誰かと、思っているよりもう半歩だけ、ちょっと距離を置いてみると、やさしさを取り戻し、本来の自分らしく、心地よく生きられる。
そう説くのが、本書の著者、90歳の現役弁護士、湯川久子氏です。
九州第1号の女性弁護士として福岡市に開業してから、おもに離婚や相続といった人間関係の交通整理を専門に人間関係のもつれをほどいてきた湯川氏。1万件を超える相談案件を通して、「どんな人でも、外からはうかがい知ることのできない、悩みや迷いを抱えている」こと。そして、「ほどよく距離を置くことこそ、人が心地よく生きていくために必要な心がけ」と実感するに至ったそうです。
人の心は法で裁くことはできず、法廷で裁かれる「勝ち」あるいは「負け」が、人生の本当の幸せを決めることはない。60年以上にわたってそれを実感しながら、法で裁くことのできない人間模様を目の当たりにしてきた著者が、「それでは、本当の幸せとはなんだろうか」と思いを馳せ続けた結論が、この本につづられています。
離婚、介護によるトラブル、自殺など、多くの問題を抱える現代。人とつながることは簡単になっているはずなのに、それに反比例するかのように、人間関係は希薄になり、孤独な人を増やしているのかもしれません。
そんな今だからこそ、時代が移ろおうとも変わらない、本当の幸せな生き方とは何か、考えてみませんか?
やさしく、しなやかに、あらがわず、でも、流されずーー。多くの相談者が「話すだけで心が軽くなった」と信頼を寄せる現役弁護士の生き様から紡ぎ出される言葉が、あなた本来のやさしさを、きっと思い出させてくれることでしょう。
◎争いごとで「命の時間」を無駄にしない
◎正しいことを言うときは、ほんの少しひかえめに
◎お互いの「台所の奥」には入らない
◎「話す」ことで問題とほどよい距離が生まれる
◎誰かのために流した涙が人の心を育てていく
◎人は一番の本音を言わずに、二番目を言いたくなる生き物
◎「あたりまえ」と言いたくなったら立ち止まる
◎一人で生きているつもりでも、一人きりで生き抜くことはできない
◎立つ鳥は余分なお金を残さない
◎時の流れは「一番つらかったこと」を「一番の思い出」に変える
| 作者 | 湯川 久子 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | サンマーク出版 |
| 発売日 | 2017年11月21日 |
『ほどよく忘れて生きていく : 91歳の心療内科医の心がラクになる診察室』
| 作者 | 藤井,英子,1931- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | サンマーク出版 |
| 発売日 | 2023年01月 |
『ほどよく孤独に生きてみる』
離れていい。ひとりでいていい。
誰かとうまくかかわるための、心地よい「心の守り方」とは?
予約が絶えない心療内科医の「近づきすぎない」幸せの秘訣。
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人間関係は、なければ寂しく、
あれば煩わしいものですね。
ときどき、ほどよい孤独を選んでみませんか?
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93歳の現在も、日々診療に向き合う心療内科医の藤井英子医師。
現役で仕事を続けるなかで紡ぎ出される自然体の言葉が評判です。
日常の暮らしのなかで、心がすこし曇り空の日、雨降りの日など、
ふと立ち止まる日に心を軽くする言葉が満載です。
前作『ほどよく忘れて生きていく』の感想にあった「1日誰とも話さない日があってさびしい」という声に、先生がお答えするかたちで、「ほどよく孤独に」というメッセージが生まれました。
人間関係も、人の目も、情報も、
「すこし離れている」くらいでちょうどいいのかもしれません。
日々、自分の心に目を配り、からだを動かして、人間関係をすこし軽やかにする。
見開きに1つのお話で、さらりと読めるのに心に残る、
ずっと手元に置いていただきたい1冊です。
◎「属さない」自由
◎近い人ほど「あっさり」
◎気が合わないのは「あたりまえ」
◎「友だち」より「話し相手」
◎「人の噂」は半日もたない
◎恨みは「忘れる」ではなく「かき消す」
◎いつだって「これから」を話す
◎過去は「アルバム」にだけ
◎「まあいいか」で生きていく
◎自分にこそ「よく頑張りました」
| 作者 | 藤井 英子 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | サンマーク出版 |
| 発売日 | 2025年02月20日 |
さて、こうして3つの作品をご紹介してきましたが、皆さんの心のモヤモヤが少しでも晴れてくれたら嬉しいです。読書というのは、自分の心を落ち着かせたり、考え直したりする絶好の機会ですよね。それぞれの作品は、夢中になって読むことで、日頃抱えている問題や悩みから一時的にでも解放され、新たな視点や新たな意識を手に入れるきっかけとなることでしょう。
この3作品は、その中でも特に「心のモヤモヤ」を晴らす力があると私は考えています。その理由は、作中で描かれている登場人物たちが、それぞれの問題に真剣に向き合いながら、自分自身を成長させ、前に進もうと泥臭くも一生懸命にがんばっているからです。そんな彼らの姿を通して、読者は自身の悩みに対しても新たなアプローチのヒントを得ることができるのです。
一言で表すなら、これらの作品は「勇気づける力」を持っています。あなたがどんなに困難な状況に立っていても、どんなに心が迷っていても、必ず一歩を踏み出すことができる。そしてそうした一歩が、自身の成長に繋がるのであれば、素晴らしいことはないでしょう。
どの作品もしっかりとしたメッセージを持ちながら、それぞれ異なる魅力がありますから、ぜひ、お好みや気分に合わせて手に取ってみてくださいね。そして、ぜひその感想を聞かせてください。あなたのモヤモヤが晴れる瞬間を、私たちと共有してくれることを、心より願っております。
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