伝統と風習が交錯する和風ミステリーおすすめ小説10選「厭魅の如き憑くもの」「凶笑面」など人気作をご紹介
和風ミステリーは古今東西問わず、幅広い読者層から支持されているジャンルです。本作品集には、伝統と風習が交錯する独特の世界観が描かれた人気作を厳選しました。風習に憑りつかれる主人公が事件に巻き込まれたり、超自然的な要素が入り込んで緻密に描かれた推理が繰り広げられたりと、独特の魅力があります。緻密に描かれた物語世界に思わず引き込まれ、事件の真相に興味津々になることでしょう。ぜひ、和風ミステリーに興味がある方や、これまでに何度も読み返したくなるような名作に出会いたい方にはオススメです。
『厭魅の如き憑くもの』
神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶」シリーズ第1長編。
作者 | 三津田 信三 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2009年03月 |
『凶笑面』
面の持つ怨念によって村内に死者が急増し、社に封印されたという伝説を持つ「凶笑之面」。その由来を調査して欲しいとの依頼が、蓮丈那智の研究室に届いた。差出人は業界でも悪名高い骨董商の安久津圭吾。不可解な思いを抱きつつも長野へ赴き、調査を始めた矢先、安久津は死体となって発見される。果たして面の呪いなのか?写真だけが残された「喜人面」の実物はどこに?(表題作)伝承は死なず、必ず甦る。封じられた怨念は、深き業を糧に何度でも息を吹き返す-。最新の民俗学を大胆に取り入れ、日本人の根源を容赦なく抉り出す。本邦初、本格民俗学ミステリー。
作者 | 北森鴻 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2000年05月20日 |
『文庫版 鉄鼠の檻』
忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者ー骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四弾。
作者 | 京極 夏彦 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2001年09月 |
『黒祠の島』
作者 | 小野,不由美,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2007年07月 |
『獄門島 : 金田一耕助ファイル 3』
作者 | 横溝正史 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1971年01月 |
『荒神』
時は元禄、東北の小藩の山村が、一夜にして壊滅した。隣り合い、いがみ合う二藩の思惑が交錯する地で起きた厄災。永津野藩主の側近を務める曽谷弾正の妹・朱音は、村から逃げ延びた少年を助けるが、語られた真相は想像を絶するものだった…。太平の世にあっても常に争いの火種を抱える人びと。その人間が生み出した「悪」に対し、民草はいかに立ち向かうのか。
作者 | 宮部 みゆき |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2017年06月28日 |
『巷説百物語』
怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧ー。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが…。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。小豆洗い、舞首、柳女ー彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いかー。世の理と、人の情がやるせない、物語の奇術師が放つ、妖怪時代小説、シリーズ第一弾。
作者 | 京極 夏彦 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2003年06月25日 |
『明治断頭台 山田風太郎ベストコレクション』
明治の王政復古とともに復活した役所、弾正台。水干姿の優美な青年・香月経四郎と、同僚の川路利良は、その大巡察として役人の不正を糺す任に就いていた。とあるきっかけから、二人は弾正台に持ち込まれる謎めいた事件の解決を競うことに。いずれ劣らぬ難事件解決の鍵になるのは巫女姿のフランス人美女、エスメラルダが口寄せで呼ぶ死者の証言で…!?明治ものにして本格推理小説。驚天動地のラストが待ち受ける異色作。
作者 | 山田 風太郎 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2012年06月22日 |
『魔都』
『日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄うということですが一体それは真実でしょうか』-昭和九年の大晦日、銀座のバーで交わされた奇妙な噂話が端緒となって、帝都・東京を震撼せしめる一大事件の幕が開く。絢爛と狂騒に彩られた帝都の三十時間を闊達自在な筆致で活写した、小説の魔術師・久生十蘭の長篇探偵小説。初出誌“新青年”の連載を書籍化、新たに校訂を施して贈る決定版。
作者 | 久生十蘭 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2017年04月21日 |
『不村家奇譚 : ある憑きもの一族の年代記』
作者 | 彩藤,アザミ,1989- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2021年11月 |
以上、和風ミステリーのおすすめ小説10選をご紹介しました。伝統的な日本文化と現代的な要素が絶妙に交錯する、独特な雰囲気を持つ作品が多く、読者の心を惹きつけること間違いなしです。緻密なストーリー展開や、キャラクターの人間性を丁寧に描かれた作品が多く、読み終わった後に深く考えさせられることもあるかもしれません。是非、ぜひ一度手に取って、その世界に浸ってみてはいかがでしょうか。あなたにとって新しい発見や感動が待っていることでしょう。
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