以上、漢字の書き順が学べるおすすめの本を5つ紹介させて頂きました。漢字は文字だけではなく、日本の文化そのもの。一つ一つの形状、線の流れがその意味を表しています。子供から大人まで、漢字の奥深さを感じとることが出来る本ばかりですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

ちなみに、「書き順」って、何気なく使いますけど、それほど当たり前のものではないんですよね。文字を書くための一つのポリシー、と言えば聞こえはいいですが、筆を運ぶ順番を決めるだけのこととも言えます。日本語だけでなく、世界中の言語にはその言語固有の書き順というものが存在するのです。

ただ、それを学ぶことこそが、その言語文化への理解を深める鍵になると私は思うのです。自分の言葉を書くこと、それがいかに大切なことであるか。最近ではパソコンやスマホで文字を打つことが多く、手書きの機会は減っているかもしれませんが、漢字一つを書くことで、その深さを感じ、言葉に対する敬意も深まることでしょう。

紹介した本たちは、それぞれ違うアプローチで漢字の書き順を学べるものばかり。学習者のレベルに合わせて、自分に合った一冊を見つけてみてはいかがでしょうか。また、漢字の書き順をきちんと学ぶことで、美しい字を書く第一歩ともなります。ぜひ、この機会に漢字という日本の文化に触れてみてください。