会社のたたみ方の本 おすすめ5選 手続きなどを解説
一つ一つを丁寧に解説した本に、会社のたたみ方が直訳的にわかりやすい本、またリアルな実体験から紐解く本など、みなさんの状況に合った1冊がきっと見つかるはずです。専門家の言葉に耳を傾けたい方には、経験豊富な著者による詳細なマニュアル性の高い本もおすすめ。そして、どうしても厳しい現実をユーモラスに捉えたい方には、敢えて笑いを交えた本も選定。人生の大きな転換期に立つみなさんにとって、舵取りを後押ししてくれる参考書となることでしょう。 それぞれに特色があり、中には未来への新たな可能性を感じさせるものも。
『【新訂版】会社のたたみ方 いちばん最初に読む本』
東京商工リサーチによれば、年間約13万社の新設法人がある一方で、年間の倒産件数は約8,000件。しかし、国税庁の会社標本調査によれば、全体の法人数は約275万社(2021年3月現在)で、ここ数年は毎年2〜3万社ずつ増えています。つまり、これらのデータから、毎年10万社前後の法人が何らかの形で「会社をたたんでいる」と類推できます。
会社を設立しても1年以内の廃業が約3割、3年以内の廃業が約5割ともいわれているように、実は毎年、たくさんの会社が廃業に追い込まれており、最近のコロナ禍や後継者不在も影響していると思われます。
やむを得ず会社をたたむときには、経済的・精神的負担を最小限度に抑えるためのタイミングが大切。本書は、会社を上手にたたむための、時期・手段の選び方から各方法ごとの法律知識や段取りのつけ方、手続きのしかたまでをやさしく解説。2015年12月初版の内容を最新の取扱いや情報などを織り込んで全面刷新しました。「会社をたたまないといけないかな」と考えたら、まずはとにかく読んでおきたい、とっておきの1冊です。
作者 | 佐川 明生 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | アニモ出版 |
発売日 | 2022年03月14日 |
『本当に賢い会社のたたみ方』
「アフターコロナ」「DX」「脱炭素」--。時代が大きく揺れ動く今、経営者は重大な選択を迫られている。「逃げるは恥」では決してない。潮目を読み、「戦略的撤退」という決断が下せるのは優秀な経営者の証(あかし)。費用は?従業員は?顧客や取引先は?賢い会社のたたみ方を解説する。
作者 | 花本明宏 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | ぱる出版 |
発売日 | 2021年10月07日 |
『小さな会社のたたみ方がサクッとわかる本』
事業の継続が困難となって会社をたたむためには、法律、会計、税務など、様々な専門知識が必要となりますが、小規模企業の社長にとって本当に必要なのは、これらの知識それ自体よりも、実際に会社をたたむ際にこれらの知識をどう活用するのかということです。本書は中小企業支援に精通した多数の中小企業診断士をはじめ、弁護士、税理士、司法書士、社会保険労務士などの専門家チームが執筆にあたり、会社をたたむことを検討している小規模企業の社長や、初めて会社をたたむことに関与する専門家を対象として、M&A等を用いて事業を残す方法ではなく、事業を廃業することを想定し、株式会社の清算・破産を中心に、会社のたたみ方について解説したものです。
作者 | 「会社のたたみ方がわかる本」プロジェクトチーム/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日本法令 |
発売日 | 2023年08月21日 |
『図解で早わかり 最新 会社の倒産 しくみと手続き』
破産、民事再生などの法的整理のしくみから私的整理、解散・清算の法律と手続きまで急増する倒産制度の基本を平易に解説。
倒産防止のための助成金や最新の給付金などのサポート制度もフォロー。
第1章 事業の終わらせ方の基本
第2章 倒産する前に知っておきたいこと
第3章 私的整理・特定調停のしくみと手続き
第4章 民事再生のしくみと手続き
第5章 会社更生のしくみと手続き
第6章 破産のしくみと手続き
第7章 M&Aのしくみ
第8章 解散・清算のしくみと手続き
第9章 倒産防止のための助成金・給付金などのサポート制度
作者 | 森 公任/森元 みのり |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 三修社 |
発売日 | 2020年09月17日 |
『取引先や従業員に迷惑をかけない小さな会社のたたみ方 社長が絶対に忘れてはいけない58のこと』
いま決断すれば、“痛み”は最小限に抑えられる。無理な金策をやめて、計画的な倒産をすれば、応援してもらえる人脈を残すことができる。取引先・銀行への対応、従業員への説明、資産・在庫の処分など、具体的なノウハウ満載。倒産可能性が一目でわかる判定シート付き。
作者 | 海老澤祥司 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2010年07月 |
それぞれの本に共通していえることは、リアルに会社のたたみ方を伝えるだけでなく、経済的な背景や、経営者の心情、社員との向き合い方など、より深い部分も伝えているところが大きな特徴だと思います。ただ、決して悲観的な内容ばかりではありません。会社がうまくいかなかった結果としてのたたみ方があれば、新たなスタートを切るための一つの手段としてのたたみ方もあるのです。
また、これらの本は、会社のたたみ方だけを知りたい方だけでなく、これから会社を設立しようと考えている方にもおすすめです。初めからたたむことを覚悟して会社を始める必要はありませんが、どのような状況で会社がたたむのか、事前に認識しておけばそのリスクを避けるための計画を立てることも可能です。もし、途中で困難が生じたとき、躍起になって解決策を探すよりも、最初からその可能性を頭に入れておくことで、より冷静に対処することができます。
一冊でも多く手にとっていただくことで、これからのビジネスライフに役立てていただければ幸いです。いかがでしたか?状況によっては、途中で会社をたたむことが最善の選択となることもあるかもしれませんね。でもそれに後悔はありません。あなたの選択は、あなた自身の人生の一部。頭だけでなく、感情も大切にしながら、次のステップに踏み出してくださいね。
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