南米の日系人の歴史を学べる本4選

あなたが想像する南米の日系人の歴史像を、これらの4冊が揺さぶる可能性があります。一冊目は、初期の移民たちの苦闘と努力が描かれています。渡航前の背景から始まり、荒野での作物栽培や文化的なギャップに立ち向かう様子がリアルに描かれています。二冊目は、日系人コミュニティ内の断絶と絆に焦点を当てています。三冊目は、二世、三世たちのアイデンティティを探る旅を描いていて、読むべき価値があります。最後の一冊は、現代の日系人の視点から歴史を俯瞰する作品で、新たな視点をもたらします。刺激的な4冊をぜひ手に取ってみてくださいね。
『日系人の歴史を知ろう』

いま日本で暮らす日系ブラジル人の数は31万人を超えるといわれています。私たちは彼らとどのような社会をつくっていけばよいのでしょうか。本書では、かつて日本から南米大陸に渡った移民たちの足跡をたどり、その歴史を学ぶと同時に、異なる文化をもつ人々と今後、共に生きていくための道を探ります。
作者 | 高橋幸春 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2008年09月 |
『新しいブラジル 新版 歴史と社会と日系人』

作者 | 斉藤 広志 |
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価格 | 1815円 + 税 |
発売元 | サイマル出版会 |
発売日 | 1983年11月 |
『南米日系人の光と影 デカセギから見たニッポン』

ブラジル移民90周年。祖父の地ニッポンで彼らの見たものは!!日本と南米における日系人の実情を克明に取材した渾身のルポ。
作者 | 本間圭一/読売新聞社 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 地方・小出版流通センター |
発売日 | 1998年06月 |
『日系人とグローバリゼーション 北米、南米、日本』

これまでの日系人の歴史と経験、これからのアイデンティティの行方。15世紀以来の歴史的概観はもとより、日本人移民の地理的広がりを網羅し、さまざまな学問分野の研究者が、世界システム下で日系人のありようを分析国際日系研究プロジェクトの画期的成果。
作者 | レイン・リョウ・ヒラバヤシ/アケミ・キクムラ・ヤノ |
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価格 | 6600円 + 税 |
発売元 | 人文書院 |
発売日 | 2006年06月 |
以上、南米の日系人の歴史を深く学べる4つの作品をご紹介しました。それぞれ異なる角度から、日本人の南米移住とその子孫たちの生活を描き出しています。
読み進めていくうちに、当初持っていた日系人の一般的なイメージが揺らぎ、新たな視点で見直すきっかけとなることでしょう。どれも作者が入念にリサーチを重ね、温かい筆致で描かれています。彼らの歴史の中には、様々な苦労や困難があったこと、そしてそれを乗り越えてきた強さも描かれていて、読む者の心を深く揺さぶり、感動を与えてくれます。
一方で、南米の豊かな大自然や文化、日本とは異なるライフスタイルも丁寧に描かれ、単なる歴史的な事実だけでなく、彼らの生活の全体像を垣間見ることもできます。作品を通して、南米の日系人のコミュニティがどのように発展してきたのか、またそれがどのように現地社会に影響を与えてきたのかを知ることができます。
いずれの作品も、新たな視点で日系人の歴史を学び直すことができ、読者自身が人間としての視野を広げるきっかけとなると思います。必ずしも容易な道のりであったとはいえない彼らの歴史に触れ、その過程に思いを馳せながら、たくましさや物事を前向きに捉える姿勢を学ぶことができるでしょう。
私たちが住む世界は広く、その中には様々な人々が登場し、それぞれが自分たちなりの歴史を作り上げています。今回紹介した作品の中から、少なくとも一冊でも手に取ることで、自分の枠を超えて、他の人々の人生や歴史に触れて見てください。きっと新たな発見があることでしょう。その旅路を、どうぞ楽しんでくださいね。
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