肩書き盛りだくさんの才人!平賀源内について学べる本3選
肩書きいっぱい、中でも発明家として知られる天才・平賀源内さん。そのもっともらしい伝記を切り取った一冊目の本は、彼の天才ぶりとその生きざま、奇抜な発明品を緻密に描いています。二冊目の本は、源内さんの活躍する江戸時代を舞台に、楽しみながら歴史を学べる一冊。源内さんの人間性や発明品がストーリーと絡み、読むのが楽しくなりますよ。そして最後の一冊は、源内さんの多才な面を絵本風に描いた作品。子どもから大人まで楽しめます。それぞれ違ったアングルから源内さんを描いたこれらの本で、きっと新たな発見があるはずですよ!
『平賀源内』
物産学、戯作、エレキテルの復元など多彩に活躍した平賀源内。豊かなヴィジョンと試行錯誤、そして失意からなる「非常の人」の生涯を描く。解説 稲賀繁美
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18世紀江戸。内外の品を集めて全国物産会をひらき、戯作・浄瑠璃の人気作家となり、秩父に金山を開発、油絵を描き、オランダ製の静電気発生器エレキテルを復元……と多彩に活躍した平賀源内。さぬきの地に生まれ高松藩を脱藩し、のちに杉田玄白、司馬江漢、鈴木春信、大田南畝、小田野直武ら同時代人と広く交流、刺激しあった源内の生涯は、豊かなヴィジョンと果敢な試行錯誤、そして失意と焦燥と挫折とからなっていた。「分」と「仕来り」の時代にあって、自身の志と好奇心とによって奔放に生き、殺傷事件の果てに獄中で死去したとされる「非常の人」の生涯を鮮やかに描く、評伝文学の傑作。
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本草学者、画家、発明家、戯作者、鉱山開発者……
江戸の複業家、その「非常」なる生涯
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作者 | 芳賀徹/本文 |
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価格 | 1600円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2023年08月09日 |
『平賀源内 (平凡社新書0949)』
作者 | 新戸 雅章 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2020年07月17日 |
『本草学者平賀源内』
「我よりおとなしく人物臭き面な奴に、却て山師ハいくらも有」-。江戸中期の大人気学者平賀源内はその華やかな活躍とは裏腹に、自らを「貧家銭内」と嘆きながら、罪人となり生涯を終えた。エレキテルや火浣布の製作、『物類品隲』執筆など本草学への熱い思いを体現しながら、「山師」と誹られた源内。誰もが知っていそうで実は知られることの少なかった、学者としての実像に迫り、再評価を試みる。
作者 | 土井康弘 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2008年02月 |
これら三作品を通じて、一風変わった人物として知られる平賀源内の魅力を堪能いただいたことでしょう。彼のイノベーションや創造力が形になる瞬間、それがどう社会に影響を与えたか、彼自身がどう生き抜いたのか。これらの詳細は多分に創作の要素が含まれることもあるかもしれませんが、事実とフィクションが混ざり合って生まれる物語は、時代を超えて私たちに何かを伝えてくるのです。
また、それぞれの作品は異なる視点から平賀源内を描き出しています。異なる視点が交錯する中で、彼の多面性や矛盾した部分を感じ取れるでしょう。その中でも変わらないのは、彼が探求心と創造力に溢れた人物であるということ。私たち読者にとって、彼の生き方や思考は今もなお魅力的であり、私たち自身の生き方にも大きなヒントを与えてくれます。
どの作品も平賀源内という人物に心を寄せて作られていることが伝わってきます。皆さんにとっても、ここで紹介した本が平賀源内の人間性や業績をより深く理解するための一助となったら嬉しいですね。
そして最後に、これらの作品を通じて平賀源内の魅力に触れたことで、一人でも多くの方が、平賀源内が生きた時代や背景を知るきっかけになり、また我々が生きる現代社会にもその知識やインスピレーションを生かしていただければ幸いです。それでは、次回もまた違うテーマでおすすめの本をご紹介しますので、ぜひお楽しみに!
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