排外主義に毒された人の目を覚ます本10選

排外主義に毒された心を癒し、目覚めさせる力を持つ10决の作品を挙げてみました。異国の地での人間模様を描く感動の小説、異文化と向き合い共生を試みる姿を描いたマンガ、多様性を美しいと描く作品など、たっぷりと収録。心の中にある壁を壊す勇気を与えてくれる、それぞれに深みのある物語です。主人公たちの成長と共に、読者自身も自分の中の偏見を見つめ直すきっかけになるはずです。切なさ、喜び、愛、悲しみ、すべての感情が交錯する中で巻き起こる人間ドラマに、きっと心打たれることでしょう。是非、書棚に加えてみてくださいね。
『可視化される差別―統計分析が解明する移民・エスニックマイノリティに対する差別と排外主義』
| 作者 | 五十嵐 彰 |
|---|---|
| 価格 | 3850円 + 税 |
| 発売元 | 新泉社 |
| 発売日 | 2025年02月26日 |
『欧州の排外主義とナショナリズム = Xenophobia and Nationalism in Europe : 調査から見る世論の本質』
| 作者 | 中井,遼,1983- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新泉社 |
| 発売日 | 2021年03月 |
『アメリカの排外主義 : トランプ時代の源流を探る』
| 作者 | 浜本,隆三,1979- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 平凡社 |
| 発売日 | 2019年01月 |
『侵略者は誰か? 外来種・国境・排外主義』
なぜ外来種を駆除しなければならないのか? 移民・外国人を排除・嫌悪するのはなぜか?脅威は「外」から来ると考えるのはどうしてか?
外来種を侵略者と読み替える「国境」の論理ーーそれが生み出す、人間と人外の動物への「排外主義」とは何か。
「人新世」や「多元的存在論」など、人間と自然の関係を再検討する諸概念・研究を手がかりに、既存の外来種論の見直しを図る人文社会科学からの応答である。
種が侵略者となるとき
いと(わ)しい存在の管理を超えて
外来種生態学、あるいは、存在多元論の探究
客か厄か賊か - 種に印づけられた倫理と植民地主義による「侵略的他者」の理解
ユダの豚 - サンタクルス島の「野生化」豚殺し、生政治、ポスト商品物神
帰属の大活劇 - 多種世界における市民権の非登録化
よそ者を迎えて - 繁殖の脅威論と侵略種
楽園と戦争 - アルド・レオポルドと復元生態学におけるレトリックの起源
根無し草の根を育てる - ピーター・ケアリーの『異星の快楽』にみられる侵略種と不気味な生態系
原注
参考文献
訳者あとがき
| 作者 | ジェームズ・スタネスク/ケビン・カミングス/井上 太一 |
|---|---|
| 価格 | 3740円 + 税 |
| 発売元 | 以文社 |
| 発売日 | 2019年01月21日 |
『排外主義克服のための朝鮮史』
いまも日韓では、排外的ナショナリズムがぶつかり合い、歴史認識の断裂が埋められないのはなぜだろうか。一九九〇年に刊行された本書は、この現在の問いへの過去からの回答である。民衆の歴史的主体性を信じ、日本と朝鮮半島が共有しうる歴史を求めつづけた歴史家が人びとに語り遺した朝鮮史像。
| 作者 | 梶村秀樹 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | 平凡社 |
| 発売日 | 2014年12月 |
『奇妙なナショナリズムの時代 排外主義に抗して』
| 作者 | 山崎 望 |
|---|---|
| 価格 | 2970円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2015年09月17日 |
『排外主義の国際比較 : 先進諸国における外国人移民の実態』
| 作者 | 樽本,英樹 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | ミネルヴァ書房 |
| 発売日 | 2018年09月 |
『欧州の排外主義とナショナリズム』
| 作者 | 中井遼 |
|---|---|
| 価格 | 3018円 + 税 |
| 発売元 | 新泉社 |
| 発売日 | 2021年08月10日 |
『差別する人の研究 : 変容する部落差別と現代のレイシズム』
差別の現れ方、正当化する言説は時代とともに変わっていく。例えば、部落差別はかつての結婚・就職ではなく、その土地に住むことに対する忌避が強く現れる。また、昨今は「社会的弱者であることをふりかざし、福祉に甘えている。逆差別だ」などという偏向した言説も目立つ。こうした差別の変容はなぜ、どのように起きるのか。現代的レイシズムを基点に、差別「される側」ではなく「する側」の構造をあきらかにする。
| 作者 | 阿久澤麻理子/著 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 旬報社 |
| 発売日 | 2023年09月26日 |
『レイシズム (講談社学術文庫)』
| 作者 | ルース・ベネディクト/阿部大樹 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2020年04月09日 |
それぞれの物語を読んでいただき、その中に描かれている人間の愛と理解、そして異なる個性や文化に対する柔軟さに目を向けていただいて、皆さん自身が感じるものがあったら嬉しいです。物語の中には、種族や国籍、信念や性格によって決めつけられることなく、人間としての尊厳と多様性を尊重するメッセージがたくさん詰まっています。
排外主義、差別、偏見というのは、人間の心の壁を形作る要素ですが、それらは私たちが自ら手に入れた真実ではなく、大抵は周囲の空気や風潮に流されて無意識に鏡写ししてしまうものです。しかし、このような枠組みは固定されたものではなく、一度立ち止まって内省し、新しい視点で見つめ直すことで、心の壁を取り払い、広い世界へと視野を拡げることが可能です。
小説や漫画という架空の世界は、その新しい視点を提供してくれます。異なる背景を持つ人々の生き様、思い、苦悩、喜び、人間としての普遍的な経験を垣間見ることで、自分が今まで気づかぬうちに持っていた偏見や先入観を再認識し、それに対して誠実に向き合うきっかけを与えてくれるでしょう。
これまで紹介した本たちは、読み手それぞれの心に異なる感銘を与え、多角的な視点から世界を捉え直すきっかけとなるはずです。この文章を読んでいるあなたが、もしもどこかで無意識に持っていた排外的な感情や偏見に気づく機会となり、その上でそれを見つめ直し、心の中にあるバリアを取り払い、多様な価値観や異質な存在を受け入れることができる歓びを掴んでいただけたら、これ以上に嬉しいことはありません。
素晴らしい物語と同じように、人間関係も豊かに、深く、そして美しく広がっていくものです。これからもどうか、新たな視点や多様性を尊ぶ心を持ち続けて、さまざまな人々との出会いを楽しんでくださいね。
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