色を学べる子どもの知育絵本4選
子どもたちが色を学ぶのにピッタリの知育絵本を4つご紹介します。1つ目は、色彩豊かな動物たちが登場し、子どもたちが自然と色を覚えられる絵本です。2つ目は、色をテーマにした物語で、独特の世界観を持つ画家の描く色々な色を楽しむことができます。3つ目は、色の組み合わせにより新たな色が生まれる仕組みが楽しく学べる絵本。最後に、日常の中にある色彩を見つけ、語彙力も身につけることができる絵本。これらの絵本を通じて、子どもたちの色への理解と興味が高まることでしょう。
『くれよんのくろくん』
新品のまま使われることなく、たいくつしていたくれよんたち。ある日、箱をとびだしたきいろくんは、まっしろな画用紙をみつけます。きいろくんが、クルクルッと画用紙にチョウを描いてみると、なんていい描き心地! 「そうだ。チョウには、おはながひつようだね」きいろくんに連れられて、あかさんとピンクちゃんもやってきました。あかさんがチューリップを、ピンクちゃんがコスモスをさかせます。「おはなにははっぱがひつようよ」今度はみどりくんときみどりさんが呼ばれ、そして次つぎとほかのみんなも集まって、絵ができあがっていきます。けれど、くろくんだけは、きれいに描いた絵を黒くされてはたまらないと、みんなの仲間に入れてもらえません。さみしそうなくろくんのところへ、シャープペンのおにいさんがやってきました。シャープペンのおにいさんが、くろくんに教えてくれたこととは……。
だれかを仲間はずれにするのではなく、ひとりひとりがちがった個性をもつ大切ですてきな存在であることが、お話を通して小さな子どもたちにも伝わります。シャープペンとくれよんを使ったおえかき遊びにもつながる、大人気「くれよんのくろくんシリーズ」の第1作。
作者 | なかや みわ |
---|---|
価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 童心社 |
発売日 | 2001年10月 |
『あか き あお みどり』
作者 | Bruna,Dick,1927-2017 松岡,享子,1935-2022 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 福音館書店 |
発売日 | 2015年04月 |
『あか あお きいろ』
デコボコしかけが楽しいあかちゃん絵本
フランスから来た世界的ベストセラーあかちゃん絵本。日本でも『はじめまして』などで人気の、グザビエ・ドゥヌの新シリーズ「デコボコえほん」です。各ページに形がデコボコ飛び出ていて、幼児がさわって感じながら絵本を楽しめます。「色」がテーマのこの絵本は、「リンゴの赤」、「太陽のオレンジ色」、「葉っぱの緑」など、あかちゃんが最初に出会う基本的な色が登場します。繰り返し楽しめて、シンプルなすてきな絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
フランスからやってきた、この「デコボコえほん」シリーズは、シンプルで洗練されたデザインがすてきな絵本です。また、単純な形が隆起している仕掛けなので、手で触って、感じながら楽しめるという点でも、あかちゃんに最適といえるでしょう。
作者 | グザビエ・ドゥヌ |
---|---|
価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2014年02月 |
『あおくんときいろちゃん』
絵の具で描かれた青や黄色のまるが生き生きと動きまわり、絵本ならではの夢と感動をもたらしてくれる。作者が孫のために作ったという人間愛あふれる絵本。
この絵本の作者レオ・レオーニは長年アメリカで、もっとも活躍した芸術家の一人です。その多彩な創造力は絵画、グラフィック・アート、デザインの各分野で示されています。 1910年アムステルダムに生れ、29才でアメリカに渡りました。アメリカでは創作のかたわらすぐれたアート・ディレクターとして多くの仕事をし、賞も受けています。
こどもの本に初めて抽象表現を取り入れた作品として、歴史残る名作といわれるこの絵本は、レオーニが孫たちにお話をせがまれた時、ぐうぜん生れたものです。手近の紙に色をつけて次つぎに登場人物を創りだしながら、孫たちもレオーニ自身も夢中だったといいます。 アメリカでは、この絵本の、青と黄とが重なってまったく違った緑になるというテーマが、人と人の心の融和を暗示するものとして、おとなたちの間でも好評を博しています。
作者 | レオ・レオーニ/藤田 圭雄 |
---|---|
価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 至光社 |
発売日 | 1985年06月 |
さて、ここまで色を学べる子どもの知育絵本を4冊、一緒に見て参りました。ひとつひとつが、我々の目に飛び込んでくる色彩の世界を、楽しみながら知るための素晴らしいアシスタントです。色というのは、とても面白いもので、緑といっても深緑か、明るい緑か、黄緑かで見る人の感じ方は大きく変わります。また、同じ青でも空の青と海の青は感じ方が違うし、同じ赤でも夕焼けとイチゴで違いますよね。それがどうしてか、それを楽しむためにはどうしたらいいのか。その手がかりを与えてくれるのが、各作品に収められているユニークな世界観です。
色にはそれぞれ意味があると言われますね。赤は情熱や活力、青は落ち着きや信頼、緑は安らぎを示します。これらの色を自分で見つけ、自分なりの解釈をしてみる事で、子どもたちは色というものをより深く理解できると思います。また、色を理解することで、風景や物をより美しく感じ、豊かな表現力を身につける手助けになるでしょう。
それぞれの作品が与える楽しみや発見は異なっていますが、本を通じて色の魅力を理解し、日常の中で色を遊び、色を楽しむ機会が増えることを願っています。きっと、この絵本たちとの出会いが、子どもたちの感性を広げ、表現の一助となりますよ。
最後になりますが、色彩溢れる絵本の世界を無理に独り占めすることのないよう、子どもたちはもちろん、大人も体験してみてはいかがでしょうか。色というのは、視覚を通じて私たちの心に直接語りかけてくるもの。だからこそ、小さな子どもから大人まで、皆で色を学び、色を楽しむことができます。次いつか、色と遊べる時間がありましたら、ぜひこの絵本たちを手に取ってみてください。それでは皆様、読書の時間がより楽しく、豊かなものになりますように。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。