少年犯罪に詳しくなりたい人におすすめの本10選

少年犯罪に関心があるみなさま、必読の本たちをご紹介します!著者たちはすべて本物の犯罪事件や犯罪者それぞれの心情、背景、社会の在り方までを丁寧に描き出しています。辛い現実を客観的に見つめることで、何が社会を歪ませ、何がその子たちを過ちに追い込むのか理解する手がかりが見つかるかもしれません。また、刑事や保護司といった彼らと関わる人々の立場からの視点も深く掘り下げられており、いわゆる「被害者側」だけでなく「加害者側」の視点も描かれています。どんなに痛ましい事件も、一方的な見方だけでは理解できません。ぜひ、これらの本たちで多角的な視野を広げてみてください。
『発達障害と少年犯罪』

発達障害と犯罪に直接の関係はない。しかし……。負の連鎖を断ち切るには何が必要なのか。矯正施設、加害少年、更生の現場などを徹底取材。敢えてタブーに正面から切り込み、問題解決の方策を提示する。
作者 | 田淵 俊彦/NNNドキュメント取材班 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2018年05月17日 |
『少年犯罪はどのように裁かれるのか 成人犯罪への道をたどらせないために』

いま、少年犯罪を厳罰化するため、少年法の適用年齢を18歳未満に引き下げ、
少年を大人と同様に刑法の元で裁くことが検討されています。
しかし、少年を刑法で裁いても、必ずしも「厳罰化」につながらないどころか、
十分な更生や再犯防止の教育すら受けないままの少年が、社会に放り出されるだけです。
その先に見えるのは、はたして社会不安の低減でしょうか、増加でしょうか。
「甘やかし」として批判されてきた少年法の教育・福祉機能の本質を見直し、
罪を犯してもやり直せる社会、保護を求める権利が保証される社会をいかにつくるか、
いま、それが問われているのです。
はじめに
第1章 少年法の厳罰化にむけて進む地ならし
第2章 罪を犯した少年たちの素顔
第3章 少年の可塑性と保護主義 少年審判の特徴
第4章 家庭裁判所は少年をどのように審判するか
第5章 3つの処分 保護処分・刑事処分・試験観察
第6章 少年司法厳罰化・適用年齢引き下げ論に反論する
第7章 少年司法の理念を刑事司法全体へ拡げる
あとがきにかえて
作者 | 須藤 明 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 合同出版 |
発売日 | 2019年07月08日 |
『少年犯罪と子育て : 元家裁調査官からの直言』

作者 | 浅川,道雄,1931- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 柏書房 |
発売日 | 2001年06月 |
『ケーキの切れない非行少年たち』

この世には「反省以前の子ども」が沢山いる。認知力が弱く「ケーキを等分に切る」ことすらできないーー。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、彼らを社会生活に導く超実践的メソッドを公開。
作者 | 宮口 幸治 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2019年07月13日 |
『少年犯罪報道と心理主義化の社会学 : 子どもの「心」を問題化する社会』

作者 | 赤羽,由起夫,1983- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 晃洋書房 |
発売日 | 2022年01月 |
『なぜふつうの子供達が犯罪少年になっていくのか』

作者 | 作田,明,1950-2011 |
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価格 | 不明 |
発売元 | アドア出版 |
発売日 | 2002年03月 |
『〈非行少年〉の消滅 個性神話と少年犯罪』

本書は、近年の日本に見受けられる少年犯罪の特徴を、後期近代社会に特有の社会的性格の表われとして論じたものである。現在の少年たちが置かれている社会的状況の分析に研究の焦点を絞り、その状況を創出しているメカニズムの解明をとおして、この時代に特有の少年犯罪の性質を探るものである。
作者 | 土井隆義 |
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価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 大学図書 |
発売日 | 2003年12月12日 |
『キレる理由: 続発する少年犯罪を解剖する』

作者 | 宮川 俊彦 |
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価格 | 1061円 + 税 |
発売元 | 同文書院 |
発売日 |
『少年犯罪〈減少〉のパラドクス』

少年による凶悪犯罪は減っているーにもかかわらず「少年犯罪の凶悪化」ばかり語られるのはなぜなのか。若者にとって厳しい社会経済状況が続くなかで、暴動騒ぎどころか小さな暴力事件ですら減っているのはなぜなのか。その謎を解明し、これまでの犯罪研究の空白地帯に踏み込む。
作者 | 土井隆義 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2012年03月 |
『少年犯罪と少年法』

厳罰と寛容,応報と教育。神戸の事件以降の少年法「改正」の大合唱が見落としたものとはなにか!? 複雑な保護手続きの実際を簡明に解説,制裁と教育という二面性を併せ持つ少年法の本質を明らかにする。
作者 | 後藤弘子/編 |
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価格 | 1600円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 1997年09月01日 |
それぞれの作品を通して、様々な視点から少年犯罪を描いているのが分かると思います。登場人物たちはそれぞれの立場から少年犯罪に立ち向かい、時には犯罪を犯した少年自身として葛藤し、戦います。彼らの痛みや苦しみ、そして望みに思いを馳せることで、現実世界の少年犯罪を理解する一助になるでしょう。
さらに、これらの作品は少年犯罪が生まれる背景を深掘りしています。親や教師、社会全体の役割、精神的な問題、貧困といった様々な要素が絡み合い、少年犯罪が生まれる様子を見せてくれます。「なぜ彼らは犯罪を犯してしまったのか」、「どうすれば防げたのか」、「犯罪を起こした彼らはどうなるべきなのか」、作者の視点から提唱されるそれらの問いに対する解答に、読者自身の認識や考えを深めるきっかけがあることでしょう。
なお、リストに挙げた作品は全てフィクションですが、「少年犯罪」は現実の問題として我々の社会に存在しています。これらの作品を読むことで得た認識や理解を生かし、現実に向き合う意識を持つことが重要です。それぞれの作品が持つメッセージやテーマ、考え方を胸に、現実社会の少年犯罪問題とどのように向き合うべきか、読後にぜひ考えてみてください。
以上が、少年犯罪に詳しくなりたい人におすすめの本10選となります。ただただスリリングであるだけではなく、社会問題としての少年犯罪を多角的に捉えたこれらの作品を通じて、読者の皆さんが少年犯罪について深く考えるきっかけとなれば幸いです。
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