少年犯罪に詳しくなりたい人におすすめの本10選

少年犯罪に関心があるみなさま、必読の本たちをご紹介します!著者たちはすべて本物の犯罪事件や犯罪者それぞれの心情、背景、社会の在り方までを丁寧に描き出しています。辛い現実を客観的に見つめることで、何が社会を歪ませ、何がその子たちを過ちに追い込むのか理解する手がかりが見つかるかもしれません。また、刑事や保護司といった彼らと関わる人々の立場からの視点も深く掘り下げられており、いわゆる「被害者側」だけでなく「加害者側」の視点も描かれています。どんなに痛ましい事件も、一方的な見方だけでは理解できません。ぜひ、これらの本たちで多角的な視野を広げてみてください。
『発達障害と少年犯罪』

作者 | 田淵,俊彦,1964- 日本テレビ放送網株式会社(2012年) |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2018年05月 |
『少年犯罪はどのように裁かれるのか 成人犯罪への道をたどらせないために』

いま、少年犯罪を厳罰化するため、少年法の適用年齢を18歳未満に引き下げ、
少年を大人と同様に刑法の元で裁くことが検討されています。
しかし、少年を刑法で裁いても、必ずしも「厳罰化」につながらないどころか、
十分な更生や再犯防止の教育すら受けないままの少年が、社会に放り出されるだけです。
その先に見えるのは、はたして社会不安の低減でしょうか、増加でしょうか。
「甘やかし」として批判されてきた少年法の教育・福祉機能の本質を見直し、
罪を犯してもやり直せる社会、保護を求める権利が保証される社会をいかにつくるか、
いま、それが問われているのです。
はじめに
第1章 少年法の厳罰化にむけて進む地ならし
第2章 罪を犯した少年たちの素顔
第3章 少年の可塑性と保護主義 少年審判の特徴
第4章 家庭裁判所は少年をどのように審判するか
第5章 3つの処分 保護処分・刑事処分・試験観察
第6章 少年司法厳罰化・適用年齢引き下げ論に反論する
第7章 少年司法の理念を刑事司法全体へ拡げる
あとがきにかえて
作者 | 須藤 明 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 合同出版 |
発売日 | 2019年07月08日 |
『少年犯罪と子育て : 元家裁調査官からの直言』

作者 | 浅川,道雄,1931- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 柏書房 |
発売日 | 2001年06月 |
『ケーキの切れない非行少年たち』

作者 | 宮口,幸治 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2019年07月 |
『少年犯罪報道と心理主義化の社会学 子どもの「心」を問題化する社会』

なぜ犯罪少年の「心」は語られたのか?
1990年代〜2000年代の戦後「第4の波」の少年犯罪報道を探り、子どもの「心」を
問題化する現代社会の性質を明らかにする!
序章
第1章 少年犯罪報道の心理主義化
第2章 先行研究の検討
第3章 機能主義の知識社会学に向けて
第4章 「普通の子」の誕生
第5章 少年犯罪と「発達障害」の語られ方
第6章 「心の闇」とはなぜ語られたのか
終章
作者 | 赤羽 由起夫 |
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価格 | 7150円 + 税 |
発売元 | 晃洋書房 |
発売日 | 2022年01月18日 |
『なぜふつうの子供達が犯罪少年になっていくのか』

気鋭の犯罪心理学者が少年達の心の闇を解き明かす。
作者 | 作田明 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | アドア出版 |
発売日 | 2002年03月 |
『〈非行少年〉の消滅』

暴発型少年犯罪の生起要因を分析する
作者 | 土井隆義/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 信山社 |
発売日 | 2004年07月 |
『キレる理由: 続発する少年犯罪を解剖する』

作者 | 宮川 俊彦 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 同文書院 |
発売日 |
『少年犯罪〈減少〉のパラドクス』

作者 | 土井,隆義,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2012年03月 |
『少年犯罪と少年法』

厳罰と寛容,応報と教育。神戸の事件以降の少年法「改正」の大合唱が見落としたものとはなにか!? 複雑な保護手続きの実際を簡明に解説,制裁と教育という二面性を併せ持つ少年法の本質を明らかにする。
作者 | 後藤弘子/編 |
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価格 | 1600円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 1997年09月01日 |
それぞれの作品を通して、様々な視点から少年犯罪を描いているのが分かると思います。登場人物たちはそれぞれの立場から少年犯罪に立ち向かい、時には犯罪を犯した少年自身として葛藤し、戦います。彼らの痛みや苦しみ、そして望みに思いを馳せることで、現実世界の少年犯罪を理解する一助になるでしょう。
さらに、これらの作品は少年犯罪が生まれる背景を深掘りしています。親や教師、社会全体の役割、精神的な問題、貧困といった様々な要素が絡み合い、少年犯罪が生まれる様子を見せてくれます。「なぜ彼らは犯罪を犯してしまったのか」、「どうすれば防げたのか」、「犯罪を起こした彼らはどうなるべきなのか」、作者の視点から提唱されるそれらの問いに対する解答に、読者自身の認識や考えを深めるきっかけがあることでしょう。
なお、リストに挙げた作品は全てフィクションですが、「少年犯罪」は現実の問題として我々の社会に存在しています。これらの作品を読むことで得た認識や理解を生かし、現実に向き合う意識を持つことが重要です。それぞれの作品が持つメッセージやテーマ、考え方を胸に、現実社会の少年犯罪問題とどのように向き合うべきか、読後にぜひ考えてみてください。
以上が、少年犯罪に詳しくなりたい人におすすめの本10選となります。ただただスリリングであるだけではなく、社会問題としての少年犯罪を多角的に捉えたこれらの作品を通じて、読者の皆さんが少年犯罪について深く考えるきっかけとなれば幸いです。
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