走る列車が舞台の作品10選

列車が走る音が心地よいあなたへ。今回は、走る列車が物語の中で大きな役割を果たす10作品をピックアップしました。それぞれ、スリル満点の追いかけっこやロマンティックな出会い、切ない別れなど様々な胸のときめきを味わえます。想像を掻き立てる列車のレールの先には、どんな物語が待っているのでしょう。車窓から見える景色に心を奪われること間違いなしですよ。これから旅の始まりにふさわしい一冊を手に取り、想像を巡らせてみてくださいね。紹介する作品全てが、あなたの旅に出るキッカケとなれば嬉しいです。
『金星特急(1)』

絶世の美女『金星』の花婿に選ばれれば、この世の栄華は思いのまま。だが花婿候補を運ぶ特別列車『金星特急』に乗って、帰ってきた者は一人もいないー。一目惚れした『金星』に会うため、入ったばかりの高校を中退して『金星特急』に乗り込んだ錆丸。やたらと腕の立つ正体不明の無愛想男・砂鉄と、天然大喰らいの美貌の騎士・ユースタスを仲間に、錆丸の途方もない旅が幕を開ける。胸躍る本格冒険活劇スタート。
作者 | 嬉野君 |
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価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 新書館 |
発売日 | 2010年01月 |
『オリエント急行の殺人』

雪で立往生した列車内で殺された老富豪。鉄壁のアリバイにポアロが挑む。華麗なる名作
作者 | アガサ・クリスティー/山本 やよい |
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価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2011年04月21日 |
『宮沢賢治銀河鉄道の夜』

二人の少年ジョバンニとカムパネルラの、美しい天上の旅と永遠の別離。『銀河鉄道の夜』は、未完の作品ながら、色褪せることなく読み継がれている。孤絶や悲しみを常に抱えつつ、宮沢賢治は故郷・花巻の地から小さな物語を生み出し続けた。遺されたその結晶は、独自の自然へのまなざしと、短くはりつめたその生涯に燃え続けた意志とを、今も静かに映し出す。「悲しみを、いかにして乗り越えるか」。とこしえに輝く一条の光が、私たちを新たな夢想へといざなう。
作者 | ロジャー・パルヴァース |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2012年05月 |
『終末トレインどこへいく? = TRAIN TO THE END OF THE WORLD. 1』

作者 | 酉村 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年06月 |
『銀河鉄道999(1) (ビッグコミックス)』

作者 | 松本零士 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2015年08月07日 |
『月館の殺人(上)』

佐々木倫子×綾辻行人、最驚の鉄道ミステリ
祖父ーーまだ見ぬ唯一の肉親に会いに行くため、夜行列車〈幻夜〉号に乗り込んだ空海(そらみ)・17歳。だが、乗り合わせていた乗客たちはあまりに奇妙、しかも初めての北海道、雪、列車と、沖縄育ちの空海を眩暈がするほどの混乱が襲い……そんな中、事件は起こる!!
佐々木倫子(『動物のお医者さん』『おたんこナース』『Heaven?』)、綾辻行人(『十角館の殺人』『霧越邸殺人事件』『Another』)。漫画界×ミステリ界の2大ストーリーテラーが贈る至極の鉄道ミステリ、開幕!
★文庫版特典
〈制作裏話対談〉綾辻行人(原作者)×江上英樹(鉄道監修)
【編集担当からのおすすめ情報】
漫画家・佐々木倫子、ミステリ作家・綾辻行人。2大ストーリーテラーががっちりタッグを組んで贈る大ヒット本格鉄道ミステリ漫画。ついに待望の文庫化です! 原作は、綾辻氏が、佐々木氏のために描き下した完全オリジナル。読者は、佐々木氏の描くクセのあるキャラクターたちに踊らされながら(!?)、いつのまにか本格ミステリの世界にーー。
文庫版巻末特典として、原作者・綾辻行人氏と、本作の鉄道監修をつとめた江上英樹氏による、制作裏話対談を収録!
作者 | 佐々木 倫子/綾辻 行人 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2017年01月13日 |
『バッカーノ!1931鈍行編 The Grand Punk Railroad』

第9回電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉受賞の成田良悟が、前作を上回るスケールとトリッキーな構成で贈る受賞後第1作。
舞台は1931年アメリカ。 大陸横断特急「フライング・プッシーフット」。 “不良軍団”は貨物室のお宝をちょいと戴くため、列車に乗り込んだ。 “革命テロリスト軍団”は偉大なる指導者を奪還するため、列車に乗り込んだ。 “ギャング”は鉄道会社を脅して金をせしめるため、列車に乗り込んだ。 “泥棒カップル”は一年ぶりにNYの友人と会うため、列車に乗り込んだ。 出発の興奮に酔う彼らはまだ知らない。これから始まるクレイジーな夜をーー。
作者 | 成田 良悟/エナミ カツミ |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2003年08月10日 |
『阪急電車』

作者 | 有川,浩,1972- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2010年08月 |
『ロスト・トレイン』

作者 | 中村,弦 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2012年05月 |
『レールライド 上り列車に見知らぬトランク』

17歳の結崎望はある日、東京駅構内で便利屋店長の筒井恭平と知り合う。筒井は“ヤバい荷物”が入った謎のトランクを前に、犯罪の濡れ衣を着せられて頭を抱えていた。2人は疑いを晴らそうと、筒井の友人で天才的頭脳を持つ鉄道ファン・九条達也に助けを求める。ところがこの男、実にケッタイ極まる性格で…!?読みだしたら止まらない!鉄道エンタメ・ミステリーの傑作。
作者 | 豊田巧 |
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価格 | 759円 + 税 |
発売元 | 主婦の友社 |
発売日 | 2015年05月27日 |
これまでに走る列車を舞台にした様々な作品を10作品お届けしました。不思議なことに、列車という閉じた空間は、人間模様を劇的に描き出す絶好の舞台となるんですよね。スリル満点の推理サスペンスから、心温まる人間ドラマ、奇抜なファンタジーまで、同じ列車という枠の中でも、まったく違った物語が展開されます。
列車はたった一つの道を突き進み、その進行方向は変えられません。しかし、その中で繰り広げられる物語は、思いのほか自由で多彩です。まるで人生のように、列車は通過する風景によって、その景色を変えていく。温かい日差しに照らされた風景が列車の窓を通して見えた時、人生は優しく映る。また、突然の雷雨に遭遇すれば、一変して厳しい状況になる。それは何も列車だけに限った話ではありません。生活も、人生も、時には思い通りにいかないこともありますが、それでいて豊かな風景を描いていくものです。
そして、どんな状況でも、同じ列車の中で過ごす旅人たちは互いに協力し、時には対立し、最後には理解し合っています。そんな人間模様は、一つの小さな社会を形成し、人間らしさを深く描いてくれます。
いかがでしたでしょうか?この特集が、皆さんの読書の幅を広げ、新たな興味を喚起するきっかけになれば幸いです。列車にはまだまだ多くの物語が詰まっています。どんな物語に出会えるかは、次に手に取る一冊次第。これからも突き進む列車の中で、あなただけの物語を見つけてみてくださいね。
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