中江藤樹に関する本 おすすめ6選 江戸時代の陽明学者
江戸時代を鮮やかに照らす陽明学者、中江藤樹の魅力を探究した6冊をご紹介します。藤樹の思想が如何に封建社会を揺るがしたか、またその哲学が現代にどう影響を及ぼしているか、じっくりと味わってみましょう。一冊目は、学問への真摯な取り組みや人生観に迫る一方、その人間性にも触れています。二冊目は、当時の社会背景と共に政治への影響を解説。三冊目以降は、彼の著作や生き方を通じて藤樹の思想を深く掘り下げています。彼の生きざまを学びたい方、江戸時代の知識を深めたい方には必見のラインナップですよ。
『〈評伝〉中江藤樹 : 日本精神の源流・日本陽明学の祖』
| 作者 | 林田,明大,1952- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 三五館 |
| 発売日 | 2017年10月 |
『中江藤樹の生き方』
無一物となって母の孝養に尽くし、聖学を実践した藤樹の生き方と、学問の真骨頂を描いた万人必読の書。
一 無一物の牢人生活
米子へ旅立つ 伊予大洲に移る
故郷に老母ひとり 天梁和尚のことば
二 新時代の武士のために
修己治人の教え 大野了佐の勉励
荘子に傾いた中川謙叔 熊沢蕃山の入門
淵岡山の入門
三 村民の教育善導
読み書き知らず 飛脚の忘れた二百両
馬方の三徳 出張講釈
講釈のテキスト 福善禍淫の妙理
陰徳あれば陽報あり
四 明徳の宝はわが心に
天子より庶人まで 如意宝珠の明徳
明らかにする理由 呉二の宿業をかえた話
天下の兵乱もまた
| 作者 | 中江 彰 |
|---|---|
| 価格 | 770円 + 税 |
| 発売元 | 明徳出版社 |
| 発売日 | 2009年12月01日 |
『中江藤樹一日一言 (致知一日一言シリーズ) (致知一日一言シリーズ 11)』
| 作者 | 中江 彰/中江 彰 |
|---|---|
| 価格 | 1970円 + 税 |
| 発売元 | 致知出版社 |
| 発売日 |
『中江藤樹』
我が国における陽明学の祖とされる近江聖人中江藤樹は，全力・純粋な人であった。藤樹は，理想と現実，理と事，内と外の対立葛藤に正面から対決して，目覚めたものの孤独に耐えて，なお人を愛敬した。愛することは人の道であり，愛情のない人間はないと考えた。母を愛し，門人を愛敬し，村人を愛した。決して名利栄達のためではなく，道理を実現し，自己を人間として完成するために全力を尽くし，純粋に生き抜いた人としての藤樹は，その人生と学問において，人間の可能性を開示し，我々に親しみと勇気を与えてくれる。
目次（内容と構成）
中江藤樹について
1 若き日、聖人を志して
新しい社会の誕生
少年の日々
士道と儒道
2 学問と生活の一致をめざして
脱藩帰郷
村の生活
朱子学への懐疑
『翁問答』の思想
3 わが人生ついに空しかるべきか
『孝経』の研究進む
藤樹と蕃山の出合い
心学を唱える
宗教思想について
4 心学の完成をめざして
晩年の五年間
片時も早く良知に至りたし
藤樹の死
虚像と実像
あとがき
参考文献
中江藤樹年譜
さくいん
| 作者 | 渡部 武 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 清水書院 |
| 発売日 | 2015年09月01日 |
『小説中江藤樹 上 (人物文庫 ど 1-27)』
| 作者 | 童門 冬二 |
|---|---|
| 価格 | 147円 + 税 |
| 発売元 | 学陽書房 |
| 発売日 |
『中江藤樹の生涯と思想 : 藤樹学の現代的意義』
| 作者 | 高柳,俊哉,1959- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 行人社 |
| 発売日 | 2004年10月 |
それぞれの作品が持つ異なる視点から、江戸時代の陽明学者である中江藤樹の生涯や哲学を描いたこれらの本は、読む者の心に深く突き刺さる物語となっています。物語の一部を伝え、その生涯や思想に関心を持つきっかけを提供してくれる本たちには、まさに「出会うべき作品」が詰まっています。
喧騒の日常から一歩引いて、自分自身と向き合いつつ、中江藤樹の人生や彼の哲学に触れてみてはいかがでしょう。そして、その中で感じたこと、見つめ直したいこと、気づかされたことを大切にしてみてください。それがきっと、新たな自分自身との出会いに繋がることでしょう。
物語の中では、時と共に人の価値観や慣習が変わっていっても、人間の基本的な営みは変わらないことを痛感します。彼の生涯を通して見せられる「生き方」、「考え方」、「哲学」。それらは、まさに現代に生きる私たちが直面するさまざまな問題に対して、新たな視野を提供してくれるでしょう。
最後に、一冊の本はただの物ではなく、その中には著者の思いや哲学が凝縮されています。それを読むことで、私たちは多角的な視点を持つことができ、そこから人生の深みや広がりを感じ取ることができるのです。どれを手に取るかはあなた次第。どの本もあなたを待っていますよ。それでは、あなたの旅が素晴らしいものになりますように。
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