わかりやすい構造力学の本 おすすめ8選
構造力学について知識を深めたい方々におすすめの本を8冊ピックアップしました。各々の本は、構造力学の基本的な事柄を平易な言葉で丁寧に解説しており、初心者でもスムーズに理解できます。イラストや図解も豊富で、視覚的に理解を進められるのがポイントです。一方、高度な知識が要求される専門書もラインナップ。各著者の深い見識と経験に基づく論述で、より深い知識を得ることも可能です。また、実際の建築や構造物への応用例も多く描かれており、理論だけでなく実践的な視点で学べます。これらの本が、構造力学への理解と興味を一層深める一助となれば幸いです。
『図説やさしい構造力学 = Structural Mechanics』
作者 | 浅野,清昭,1961- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 学芸出版社 |
発売日 | 2017年09月 |
『直感で理解する!構造力学の基本』
楽しい手描きイラストとわかりやすい文章が好評の「直感」シリーズ第2弾。著者の建築実務家・教員としての豊富な経験をもとに、建築を学び実務に当たる上で知っておくべき構造力学の基本をやさしく解説。「構造力学」の先にある「構造設計」の魅力が見えてくる一冊。一級建築士試験にも役立つ「力学問題アラカルト」付き。
まえがき
第1章 構造力学を学ぶ前に
第1節│構造力学の立ち位置
1 東京タワーを見て
2 まっすぐな棒は一本もない
3 「地域限定」と「適用範囲」
4 「まぁ、ええんじゃない」の世界
第2節│構造設計と構造計算
1 無限にある「本日のメニュー」
2 間違えるとこわい支点3兄弟
3 本人そっくりに描くことが良いとは限らない
4 構造力学は「正解」を教えてくれない
5 レシピに頼らない料理
コラム 風景の着せ替え
第2章 構造力学の基礎
第1節│力のはなし
1 力はいつも3点セット
2 力のつりあいは鏡と同じ
3 車の速さと速度は違う
4 墓石で地震力の大きさがわかる?
5 綱引き必勝法もつりあい式で解ける
6 力の解体新書
第2節│力と安定のはなし
1 力にもいろいろある
2 断面力はみんなの力の結集
3 小さいことはいいことだ
4 これ、コケる? コケない?
5 「不」のつく方がより安全という不思議
第3節│断面性能のはなし
1 二つのばね定数
2 断面を語る諸量
3 硬い壁、柔らかいブレース
4 ねじれに強い材、弱い材
第4節│応力と変形のはなし
1 大切な応力3姉妹
2 基礎が転倒する条件を求めてみよう
3 変形を頭に思い描く
4 応力は部材を切り取って求める
5 いくらたわむ?
6 飛込のはなし
コラム 1/20の世界
第3章 静定構造
第1節│軸力を受ける部材
1 三角形と四角形、どちらが強い?
2 経験だけでとらえる力の流れ
3 計算せずに応力を求めてみよう
4 特定の部材軸力を求めるには鋸で切断
第2節│曲げを受ける部材
1 姫を乗せた駕籠、どこを担ぐ?
2 モーメント荷重のもつ意味
3 スリーヒンジ構造はこわくない
4 重ねばりは団体競技
5 せり出しばりは親を助けない
第3節│いろいろな方法で片持ちばりを解こう
1 高校物理の知識(微分方程式)を使って直接解く方法
2 カタチを合わせて解く方法(Mohrの定理)
3 蓄えられたひずみエネルギーから解く方法(Castiglianoの定理)
4 仮想の外力をかけて解く方法(仮想仕事法)
コラム ジャムセッションから学ぶこと
第4章 不静定構造
第1節│1次不静定構造
1 不静定構造なんかこわくない
2 既知の不静定を使って解く
第2節│高次不静定構造
1 活用度の高いたわみ角法で解く(1)
2 活用度の高いたわみ角法で解く(2)
3 反復計算により解く方法(固定モーメント法)
4 実務に使える固定モーメント法で解く
コラム 「なる夫」か「する夫」か
付録 一級建築士受験対策にも役に立つ構造問題アラカルト
あとがき
参考文献
作者 | 山浦 晋弘/日本建築協会 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 学芸出版社 |
発売日 | 2018年03月01日 |
『絵とき構造力学』
作者 | 粟津,清蔵,1922- 石川,敦,1930- |
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価格 | 不明 |
発売元 | オーム社 |
発売日 | 2015年08月 |
『マンガでわかる構造力学』
構造力学×マンガ=郊奏力楽構造ぎらい克服の特効薬。
作者 | 原口秀昭/サノマリナ |
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価格 | 1676円 + 税 |
発売元 | 彰国社 |
発売日 | 2005年09月30日 |
『ゼロからはじめる〈構造力学〉演習』
作者 | 原口,秀昭,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 彰国社 |
発売日 | 2014年08月 |
『これだけ!構造力学』
基本的な問題の解法をマスター!静定構造物、断面の性質と応力、はりの変形、座屈問題、振動問題、塑性解析。ていねいな解説で計算の過程もよくわかる!
作者 | 松本慎也 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 秀和システム |
発売日 | 2015年03月 |
『すぐにわかる構造力学』
作者 | 西谷 章 |
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価格 | 2310円 + 税 |
発売元 | 鹿島出版会 |
発売日 |
『はじめての構造力学 (これでわかった!シリーズ)』
作者 | 丸山 一孝 |
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価格 | 2618円 + 税 |
発売元 | 技術評論社 |
発売日 |
ここまで「わかりやすい構造力学の本 おすすめ8選」をご紹介しました。本選びは難しいものですが、今回のリストに一つでも皆様の目的や学習スタイルに合うものがあれば幸いです。
構造力学は一見とても複雑で、だからこそその理解には、専門用語とその概念を丁寧に解説した本が必要なのです。本書選びのポイントは、まず自分の現在の知識レベルを認識すること。次に、自分の学び方や興味に合いそうなテキストやイラストが多めのものを選んだり、具体的な例題が詳しく解説されているものを選ぶなど、自己の好みも大切にすることが大切です。
また、一冊を読み終わったら次に進むのではなく、必ず何度も読み返す心構えを持つことも重要です。繰り返し読むことで理解が深まり、長期記憶に定着するからです。それぞれの本はその内容や切り口が異なりますから、複数の本を読み比べることで、より幅広い知識を身につけることが出来ます。
そしてなにより、学ぶ過程を楽しみながら自分のペースで勉強することが一番です。焦ることなく、自分の理解度に合わせて進めていきましょう。もしかしたら、初めは難しく感じるかもしれません。しかし、一度理解した構造力学の世界は、建築物や道路、橋など、私たちが普段利用しているものが、どのように成り立っているのかを理解するための大きな一歩となります。
最後に、このリストが皆様の学びの一助となり、建築の世界への興味や理解を一層深めるきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。どの本も、あなたの学びのパートナーとして活躍してくれることでしょう。予備知識がない方も、これから構造力学を学びたいと思っている方も、ぜひこの機会に一冊手に取ってみてください。それでは、あなたの構造力学の学びが実り多いものでありますように。
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