火山に関する本 おすすめ8選 噴火の仕組みは?

火山のパワーに圧倒されたことはありませんか?その壮大さ、恐怖、美しさ…。私たちには理解しきれない火山の奥深さを、今回は8冊の本から紐解きます。噴火のメカニズムや火山の成り立ちを詳しく解説している本から、リアルな噴火体験を描いた小説、さらには火山島の生態を描く漫画まで。その危険さと美しさ、人間との共存の形を考えさせてくれる作品ばかりです。科学的知識も深まり、エンターテイメントも堪能できる一石二鳥の8冊。火山好きにはたまらない、一度は手に取りたい一冊です。皆さんもこの奥深い火山の世界を、存分にご堪能くださいね。
『火山のきほん マグマってなんだろう? 噴火はなぜ起きる? 地球の活動を読み解く火山の話』

「火山」と聞いて、何を思い浮かべますか? どろどろに溶けたマグマ、もくもく上がる噴煙、轟音ともに起こる噴火、硫黄のにおいが漂う温泉、そして、災害というイメージがあると思います。世界には活火山が1500以上あり、そのうち111もの活火山がある日本は、世界でも有数の火山大国です。桜島・阿蘇山・浅間山……絶えず日本のどこかで火山活動が見られますが、地中に貯えたエネルギーを噴出する噴火は、地球が生きている惑星であることのあかしであり、火山を調べることで地球の活動を知ることができます。
本書では、「火山のできる場所」「火山とマグマ」「火山の噴火」「火山の形と種類」「火山の噴出物」「噴火と環境」「火山の研究」の7章で構成し、やさしいイラストともに火山についてのいろいろを科学的に解説しています。さらに、近年火山活動が活発化しているためニュースでも度々取り上げられていますが、火山を考える際には、災害についての話題は避けて通ることはできません。時には大きな災害を引き起こす噴火ですが、ひとたび火山が荒ぶれば人間が立ち向かう術はありません。火山噴火による被害軽減のためにも、火山のしくみを理解して、火山の状況に応じて適切な行動をすることが求められます。そうした自然の営みに関する知識や経験のつみ重ねがとても大切ですが、本書では謎に満ちて魅力あふれる火山について、イラストを使ってわかりやすく解説するのはもちろん、火山のしくみを知って火山について考えることを通して、火山を始めとする自然に対する想像力と防災力を身につけることができます。地域の火山や、ニュースにでてくる火山のことがわかるようになる一冊です。
■目次
Chapter1 火山のできる場所
Chapter2 火山とマグマ
Chapter3 火山の噴火
Chapter4 火山の種類と形
Chapter5 火山の噴出物
Chapter6 噴火と環境
Chapter7 火山の研究
*****************************
作者 | 下司 信夫/斎藤 雨梟 |
---|---|
価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2023年09月12日 |
『現場で熱を感じ探る 火山の仕組み』

日本に住んでいると、誰もが火山と無関係ではいられません。日本には山の見えない場所がどこにもないのと同じように、火山と無縁でいられる土地はどこにもないと言えるのです。そんな火山は仰げば美しく、近寄れば私たちに温泉を提供してくれます。一方で、ひとたび噴火をすると、噴煙を巻き上げ灰を降らし、地震も引き起こします。
本書では、日本の、そして世界の火山現場に赴き、調査を続けてきた著者が、火山の噴火に関わる現象ごとに章立てし、多くの画像を使いながら解説していきます。火山による災害・防災対策の現状と、火山の基礎知識もそれぞれ章にまとめました。机上の教科書的な入門書ではなく、現場の岩の感触や熱を感じながら火山の仕組みと全体像が学べる一冊となっています。
作者 | 宇井忠英/著 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | ベレ出版 |
発売日 | 2023年09月26日 |
『日本の火山図鑑 : 110すべての活火山の噴火と特徴がわかる』

作者 | 高橋,正樹,1950- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2015年07月 |
『火山入門 : 日本誕生から破局噴火まで』

作者 | 島村,英紀,1941- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2015年05月 |
『火山 : 地球の脈動と人との関わり』

作者 | 藤井,敏嗣,1946- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 丸善出版 |
発売日 | 2023年06月 |
『火山はめざめる』

火山の噴火とひと言で言ってもその様式はさまざま。溶岩が火口からゆっくりと流れ出す噴火や大砲を撃つような爆発、きわめて危険な火砕流など、いろいろあります。また、同じ火山でもときによって違う様式の噴火をします。本書では過去に何度も大きな噴火をしてきた浅間山を取り上げ、火山がどのように噴火するのかをわかりやすく伝えます。実際に起きた火山の噴火を地質学と歴史学の視点も取り入れて当時の生活風景の中に描きました。
作者 | はぎわらふぐ/早川由紀夫 |
---|---|
価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 株式会社 福音館書店 |
発売日 | 2019年06月12日 |
『Q&A 火山噴火 127の疑問 噴火の仕組みを理解し災害に備える』

2014年の御嶽山噴火から1年間で10万PVを超えた話題の『Q&A 火山噴火』を改訂。災害対策などの最新情報を追加!
今すぐ知りたい情報が満載!
戦後最大の火山災害を引き起こした御嶽山の噴火から一年になります。箱根山、口永良部島、浅間山、桜島など、つぎつぎと火山活動が活発化し日本列島に異変が起きているのでは?--東日本大震災の影響なのか、富士山は噴火しないのか、火山災害からどう身を守ればよいのか、噴火予知は可能なのか、御嶽山、箱根山、桜島はこれからどうなるのか、世界の火山の総数は、有珠山、三宅島、雲仙普賢岳はだいじょうぶか、富士山が噴火したときの災害規模はーー火山にまつわるさまざまな疑問に火山学者が真摯に回答します!
2014年の御嶽山噴火から1年間で10万PVを超えた話題の『Q&A 火山噴火』を改訂。災害対策などの最新情報を追加!
第1章 あの山は大丈夫?
第2章 火山ってどんな“山”?
第3章 灼熱のマグマの正体は?
第4章 噴火でなにが噴き出るのか?
第5章 流れ出ているのはなに?
第6章 火山大国日本の火山活動の特徴は?
第7章 ふるさとの火山について教えて!
第8章 火山の恵みを知りたい!
第9章 火山の災害から身を守るには?
第10章 火山の災害の複雑さ
作者 | 日本火山学会 |
---|---|
価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2015年09月18日 |
『新装版 火山学 1火山と地球のダイナミクス』

ドラマティックな火山噴火は、地球内部で起きているダイナミックな現象と大きく関わっている。それらはどのような因果関係があるのだろうか?本書は、火山学の世界的権威である著者が、火山活動のプロセスと火山学における最新のテーマについて、プレートテクトニクス理論に基づきわかりやすく解説したものである。前半ではマグマの生成とテクトニクス、火山の組成や起源といった基礎に始まり、続いて火山体の構造、火山爆発のメカニズム、噴煙柱や火砕物密度流による運搬堆積過程など、火山活動の素過程について躍動的な議論がなされる。全編を通じてちりばめられた、読者にとって魅力的であり、またイメージを膨らませる手助けとなる美しいカラー写真とわかりやすい図版は400点にものぼる。本書は地球科学分野の学生や研究者だけでなく、火山に興味のあるすべての人たちにとって、火山や噴火現象への理解を深めたり、またそれらが社会に及ぼす影響や恩恵についての知見を広めることに役立つだろう。
作者 | ハンスーウルリッヒ シュミンケ/隅田 まり/西村 裕一 |
---|---|
価格 | 9240円 + 税 |
発売元 | 古今書院 |
発売日 | 2016年06月20日 |
今回ご紹介した作品の中には、火山の威力を描写したものから、人々が火山とどう向き合うべきかをテーマにした作品、火山の科学的な知識を細かく解説したものまでバラエティ豊かに揃っています。実は、火山は地球の成り立ちを知るうえで欠かせない自然現象なんですよ。地球の歴史を紐解いていくと、火山活動は生命の誕生から進化、そして人類の歴史全てに関わっていることがわかります。
これらの作品を通して、火山の驚異的なパワーを感じるとともに、私たちが普段何気なくいられる安全な生活の裏側に、自然の脅威が常に存在していることを実感できるでしょう。だからこそ予測不可能な火山の噴火に際して、住民の命を守るための予防策や避難手段がどれだけ重要であるかを改めて認識するきっかけにもなるはずです。
また、火山の仕組み自体も興味深いですよね。マグマが上昇し、それが冷えて固まる過程でどのように火山が形成されるのか、といった具体的な話は勉強になります。理科の授業では難しいかもしれないけれど、楽しみながら自然科学を学べるという点でもおすすめです。
最後に、これらの作品を読むことで、自然現象に対する恐怖だけでなく、自然環境への敬意や理解を深める契機になって欲しいと思います。自然の力は我々人間を圧倒するものですが、それと知恵を持って共存することが、これからの地球の未来を考える上で重要なのではないでしょうか。もちろん、ただぼんやりとした感動だけではなく、地球の一部として、自然現象について理解を深めることが大切です。
以上、今回は火山に関するおすすめの8冊をご紹介しましたが、皆さんの中には新たな視点や知識を得ることができた方もいらっしゃるのではないでしょうか。これを機に、自然科学に興味を持つきっかけになれば幸いです。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。