火山に関する本 おすすめ8選 噴火の仕組みは?

火山のパワーに圧倒されたことはありませんか?その壮大さ、恐怖、美しさ…。私たちには理解しきれない火山の奥深さを、今回は8冊の本から紐解きます。噴火のメカニズムや火山の成り立ちを詳しく解説している本から、リアルな噴火体験を描いた小説、さらには火山島の生態を描く漫画まで。その危険さと美しさ、人間との共存の形を考えさせてくれる作品ばかりです。科学的知識も深まり、エンターテイメントも堪能できる一石二鳥の8冊。火山好きにはたまらない、一度は手に取りたい一冊です。皆さんもこの奥深い火山の世界を、存分にご堪能くださいね。
『』

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価格 | 不明 |
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『現場で熱を感じ探る 火山の仕組み』

日本に住んでいると、誰もが火山と無関係ではいられません。日本には山の見えない場所がどこにもないのと同じように、火山と無縁でいられる土地はどこにもないと言えるのです。そんな火山は仰げば美しく、近寄れば私たちに温泉を提供してくれます。一方で、ひとたび噴火をすると、噴煙を巻き上げ灰を降らし、地震も引き起こします。
本書では、日本の、そして世界の火山現場に赴き、調査を続けてきた著者が、火山の噴火に関わる現象ごとに章立てし、多くの画像を使いながら解説していきます。火山による災害・防災対策の現状と、火山の基礎知識もそれぞれ章にまとめました。机上の教科書的な入門書ではなく、現場の岩の感触や熱を感じながら火山の仕組みと全体像が学べる一冊となっています。
作者 | 宇井忠英/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | ベレ出版 |
発売日 | 2023年09月26日 |
『日本の火山図鑑 110すべての活火山の噴火と特徴がわかる』

日本は、4つのプレートがぶつかり合った境界に位置するため、世界でも有数の火山列島と言われています。
最近は火山の活動が活発化しており、噴火や災害の話題が多くのメディアで取り上げられています。
そこで本書では、火山についての正しい知識を身につけられるように、火山の成り立ちや噴火のしくみがどのようなものなのか、日本にはどのような火山が存在しているのかなどについて解説し、防災に関する話題にも触れています。
日本にある110すべての活火山について、その全景や噴火時のようすがわかる写真を多く掲載し、それぞれの火山の噴火史(規模・災害・その後の対応)を紹介するとともに、現在の状態や将来的な噴火予測などについても解説しています。
火山が丸ごとわかる一冊です。
作者 | 高橋正樹 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2015年07月07日 |
『火山入門 : 日本誕生から破局噴火まで』

作者 | 島村,英紀,1941- |
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価格 | 不明 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2015年05月 |
『火山 地球の脈動と人との関わり』

世界には約1,500の火山(活火山)があるとされ、そのうち111が点在する日本は世界有数の火山大国である。そのため古来より火山研究が活発で、その蓄積された研究データやノウハウは、世界のトップクラスにある。本書ではその研究成果をもとに、火山の構造や噴火のメカニズム、噴火に伴う現象火山、観測の歴史を踏まえたうえで火山学の手法、火山によって引き起こされる多様な災害と防災の現状について平易に解説する。また、最終章では火山によってうける恩恵も紹介する。火山の構造と噴火によってもたらされた肥沃な大地の形成過程が理解できる好個の入門書。
第1章 火山とはなにか
火山の寿命と活火山/複成火山と単成火山/火口:火山の成長点/火山岩/火山噴火で噴出するもの/火山の分布
第2章 火山噴火
非爆発的噴火(溢流型噴火)/爆発的噴火/爆発的噴火の規模と激しさの表し方/噴火の激しさを決めるもの/噴火に伴う現象/規則的ではない火山噴火/通常の火山噴火とは異なる巨大カルデラ噴火
第3章 日本のおもな噴火
広大な森林を焼き尽くした富士山貞観噴火(864〜866年)/爆発的噴火で江戸にも火山灰を降らせた富士山宝永噴火(1707年)/岩屑なだれが川に突入,1500人もの死者を出した浅間山天明噴火(1783年)/大爆発に引き続く溶岩流出で島を陸続きにした桜島大正噴火(1914年)/外輪山割れ目噴火で1 万人が島外避難をした伊豆大島1986年噴火/溶岩ドーム崩落による火砕流で43人が犠牲になった雲仙普賢岳噴火/噴火前に住民1万6000人が避難した有珠山2000年噴火/山頂陥没によるカルデラ形成と大量ガス放出の三宅島2000年噴火/ほぼ300年の休止を経て本格的な活動期に入った霧島山新燃岳/戦後最大の犠牲者を出した御嶽山2014年噴火/溶岩流出で拡大する西之島噴火
第4章 マグマ その1:マグマの特徴
マグマの種類/マグマの性質と火山の形状/マグマの粘性と爆発性/マグマがつくられる場所
第5章 地球内部の構造と物質
地球内部の物質構造/マグマのふるさと,マントルの物質/マントルの岩石/マントル内の温度分布
第6章 マグマ その2:マグマの生成
マグマ発生の条件:減圧融解VS加水融解/マントルのマグマから火山へ
第7章 火山を調べる
地下のマグマの動きを探る/火山の構造を調べる/火山噴出物からマグマ溜りの深さを調べる/噴火の履歴を調べる/噴火の長期予測
第8章 火山災害
溶岩流による災害/投出岩塊(大きな噴石)による災害/降下テフラによる災害/火砕流による災害/融雪型火山泥流による災害/土石流(ラハール)・洪水による災害/山体崩壊・岩屑なだれ・津波による災害/火山ガスによる災害/火山災害と犠牲者/火山噴火と気候変動
第9章 火山防災
ハザードマップと防災マップ/噴火事象系統樹と噴火シナリオ/噴火の時期と推移の予測/噴火警戒レベルと噴火速報/わが国の火山防災体制とその課題
第10章 火山の恵み
風光明媚な地形/温泉/地熱発電/湧水/鉱物資源/肥沃な土地/生活の場の提供
作者 | 藤井 敏嗣 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 丸善出版 |
発売日 | 2023年07月03日 |
『火山はめざめる』

火山の噴火とひと言で言ってもその様式はさまざま。溶岩が火口からゆっくりと流れ出す噴火や大砲を撃つような爆発、きわめて危険な火砕流など、いろいろあります。また、同じ火山でもときによって違う様式の噴火をします。本書では過去に何度も大きな噴火をしてきた浅間山を取り上げ、火山がどのように噴火するのかをわかりやすく伝えます。実際に起きた火山の噴火を地質学と歴史学の視点も取り入れて当時の生活風景の中に描きました。
作者 | はぎわらふぐ/早川由紀夫 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 株式会社 福音館書店 |
発売日 | 2019年06月12日 |
『Q&A火山噴火127の疑問 : 噴火の仕組みを理解し災害に備える』

作者 | 日本火山学会 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2015年09月 |
『火山学 1』

作者 | Schmincke,Hans-Ulrich 隅田,まり 西村,裕一 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 古今書院 |
発売日 | 2016年06月 |
今回ご紹介した作品の中には、火山の威力を描写したものから、人々が火山とどう向き合うべきかをテーマにした作品、火山の科学的な知識を細かく解説したものまでバラエティ豊かに揃っています。実は、火山は地球の成り立ちを知るうえで欠かせない自然現象なんですよ。地球の歴史を紐解いていくと、火山活動は生命の誕生から進化、そして人類の歴史全てに関わっていることがわかります。
これらの作品を通して、火山の驚異的なパワーを感じるとともに、私たちが普段何気なくいられる安全な生活の裏側に、自然の脅威が常に存在していることを実感できるでしょう。だからこそ予測不可能な火山の噴火に際して、住民の命を守るための予防策や避難手段がどれだけ重要であるかを改めて認識するきっかけにもなるはずです。
また、火山の仕組み自体も興味深いですよね。マグマが上昇し、それが冷えて固まる過程でどのように火山が形成されるのか、といった具体的な話は勉強になります。理科の授業では難しいかもしれないけれど、楽しみながら自然科学を学べるという点でもおすすめです。
最後に、これらの作品を読むことで、自然現象に対する恐怖だけでなく、自然環境への敬意や理解を深める契機になって欲しいと思います。自然の力は我々人間を圧倒するものですが、それと知恵を持って共存することが、これからの地球の未来を考える上で重要なのではないでしょうか。もちろん、ただぼんやりとした感動だけではなく、地球の一部として、自然現象について理解を深めることが大切です。
以上、今回は火山に関するおすすめの8冊をご紹介しましたが、皆さんの中には新たな視点や知識を得ることができた方もいらっしゃるのではないでしょうか。これを機に、自然科学に興味を持つきっかけになれば幸いです。
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