カルト宗教5選

カルト宗教の世界って、独特な魅力があるでしょ。神秘的な儀式、怪しげな教祖、信仰にのめり込む信者たち。そんな異世界が包む不思議な空気感に魅せられる方に、5つの作品をピックアップしました。連続殺人事件からカルトの存在を追い詰める刑事の話、洗脳から抜け出そうとする信者の苦悩を描いた作品、恋人を救うために自らカルトに身を投じるロマンチックなお話、そして幾つかのカルトが渦巻くアンサンブルものまで。カルトというテーマを様々な視点から捉え、描いています。独特の視点から現実を映し出す、そんな作品群です。
『カルト宗教』
| 作者 | 紀藤,正樹,1960- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | アスコム |
| 発売日 | 2022年12月 |
『カルト宗教やめました。』
幼いころに母親がエホバの証人に入信したため、2世として25年間エホバの証人の教えを信じてきたたもさん。
ひとり息子の病をきっかけに、エホバの証人を脱会することとなったのですが、もちろん一筋縄ではいかず…。
母との確執、一般の人との距離感、慣れない一般の人たちのルール…実際に信仰を捨てたら、こんなことが起きました!
『カルト宗教信じてました。』待望の第2弾!!
| 作者 | たもさん |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 彩図社 |
| 発売日 | 2020年01月28日 |
『カルト宗教事件の深層 「スピリチュアル・アビュース」の論理』
今もなお活動を続けるオウム真理教や統一教会などのカルト宗教が、どのように信者を洗脳したのか、その過程を、事件を追いながら、スピリチュアル・アビュース(霊的虐待)の観点から明らかにし、カルトの危険性を警告する渾身のルポルタージュ。
| 作者 | 藤田 庄市 |
|---|---|
| 価格 | 3080円 + 税 |
| 発売元 | 春秋社 |
| 発売日 | 2017年05月26日 |
『「カルト宗教」取材したらこうだった』
ミイラ事件で有名になった「ライフスペース」の記事でクレームを受けた著者は、それ以来15年間にわたりカルト問題を取材し続けてきた。セックス教団の5泊6日の合宿に参加、宗教団体が主催する偽装就職セミナーへの潜入取材、教祖様の実家探訪…。まったく関係ない人間から見れば、奇妙奇天烈としか言いようがない彼らの実態とは何なのか。体当たりで取材を挑み続けた著者が綴る、カルト集団との交流(笑)&暗闘記。
| 作者 | 藤倉善郎 |
|---|---|
| 価格 | 628円 + 税 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2013年08月 |
『カルトのことば なぜ人は魅了され、狂信してしまうのか』
| 作者 | アマンダ・モンテル/青木音 |
|---|---|
| 価格 | 2587円 + 税 |
| 発売元 | 白揚社 |
| 発売日 | 2024年12月02日 |
さて、いかがでしたでしょうか。この度は「カルト宗教」をテーマにした小説や漫画を5つご紹介させていただきました。一見すると、カルト宗教というと少々怖いイメージを抱いてしまうかもしれませんね。しかし、そこには求められた救済、共感、人間関係、信仰といったさまざまな要素が絡み合っています。それを描く作家たちは、間違いなく深い洞察力と豊かな創造力を持った才人です。また、登場人物一人一人が信仰に至るまでの経緯や、その信念をどのように持ち続けていくのかといった部分も、非常に興味深く描かれていることでしょう。
そして、それぞれの作品を読むことで、我々は人間の心理や社会の様々な角度からの視野を広げることができるのです。自分自身が信じる価値観や世界観を見つめ直すきっかけにもなりますよね。どの作品もそれぞれ独自の魅力があり、読む人それぞれに新たな感動や発見を提供してくれることでしょう。あれも良い、これも良いと迷ったあなた。是非一つでも手に取ってみてはいかがでしょう。
誰もが心のどこかに持つ、神秘への憧れ、未知への求道心を、上手く表現している作品ばかりです。少し背筋が寒くなるような物語もあるかもしれませんが、それもまた一つの魅力と言えるでしょう。どうぞ、お好きな作品を見つけて、その世界観に深く浸ってみてください。また次回の紹介をお楽しみに。それでは、読書の旅を心からお祈り申し上げます。
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