タイムリープを題材にした小説7選

みなさん、こんにちは。今回はタイムリープをフィーチャーした小説7作品をピックアップしてみました。当然のことながら、すべて一筋縄ではいかないストーリー展開。恋人との結婚を目前に控えて過去に飛ばされた青年の悲劇や、未来からの警告で過去の悲劇を修正しようとする物語など、ある意味逆行した時間との攻防を描いた作品も。あるいは、泣き笑いのタイムリープラブストーリーや未来から来た者と過去から来た者の適応力を戦わせる別の作品もあります。どれもこれも読み応えたっぷりですよ。時間を問わずに読める魅力があるのがタイムリープ作品。一緒に時間旅行を楽しみましょう。
『タイム・リープ : あしたはきのう. 上』

作者 | 高畑,京一郎,1967- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年10月 |
『夏へのトンネル、さよならの出口』

時空を超えるトンネルに挑む少年と少女の夏
「ウラシマトンネルって、知ってる? そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入るの」
「なんでも?」
「なんでも。でもね、ウラシマトンネルはただでは帰してくれなくてーー」
海に面する田舎町・香崎。
夏の日のある朝、高二の塔野カオルは、『ウラシマトンネル』という都市伝説を耳にした。
それは、中に入れば年を取る代わりに欲しいものがなんでも手に入るというお伽噺のようなトンネルだった。
その日の夜、カオルは偶然にも『ウラシマトンネル』らしきトンネルを発見する。
最愛の妹・カレンを五年前に事故で亡くした彼は、トンネルを前に、あることを思いつく。
ーー『ウラシマトンネル』に入れば、カレンを取り戻せるかもしれない。
放課後に一人でトンネルの検証を開始したカオルだったが、そんな彼の後をこっそりとつける人物がいた。
転校生の花城あんず。クラスでは浮いた存在になっている彼女は、カオルに興味を持つ。
二人は互いの欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶのだが……。
優しさと切なさに満ちたひと夏の青春を繊細な筆致で描き、第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした話題作。
【編集担当からのおすすめ情報】
第13回小学館ライトノベル大賞で、異例の「ガガガ賞」と「審査員特別賞」W受賞! 審査員・浅井ラボ先生(『されど罪人は竜と踊る』)をして「そうか、才能ってこういうことか」と言わしめた驚異の新人がデビューします。イラストを手掛けるのは、幻想的で美しい情景が人気の若手イラストレーター・くっか氏。
夏の田舎町を舞台に、高校生の男女が時空を超えるトンネルに挑む、切なさに満ちた恋と青春の物語。『君の名は』『時をかける少女』『サマーウォーズ』など、青春SFの名作たちと並び称されるような、いつまでも心に残り続ける小説の誕生です。
作者 | 八目 迷/くっか |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2019年07月18日 |
『デイ・トリッパー』

結婚して、わずか三年半で夫の大介を亡くした香菜子。
悲しみを出さないように生活しつつも、夫のことを思う気持ちは変わらない。
そんなある日、香菜子を励まそうとする友人たちと行った店で出会った女性に「亡くなった人に会うことが出来る」と声をかけられた。
彼女は、叔父で発明家の機敷埜風天が造った遡時誘導機、通称“デイ・トリッパー“を使えば、過去の自分に、心を送ることが出来るというのだ。
香菜子は大介に会うため、デイ・トリッパーに乗り込み、時を跳ぶ。そこで……。
タイムトラベル・ラブロマンスの名手・梶尾真治が贈る新たな物語を初文庫化!
解説 福井健太
作者 | 梶尾真治 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2021年10月08日 |
『時空旅行者の砂時計』

読者としてしみじみ快感にひたった。
なんという天上のカタルシスだろう!辻真先(解説より)
今最も注目されつ本格ミステリの書き手が放つ鮮烈なデビュー作!
〈竜泉家の一族〉三部作 第一弾
瀕死の妻を救うために約60年前にタイムトラベルした加茂。妻を救うには彼女の祖先である竜泉家の人々を襲った『死野の惨劇』の真相を解明し、阻止する必要があるのだという。惨劇が幕を開けた竜泉家の別荘で加茂に立ちはだかるのは、絵画『キマイラ』に見立てたかのような不可能殺人の数々だった。果たして竜泉家の一族を呪いから解放できるのか。今最も注目される本格ミステリの書き手が放つ鮮烈なデビュー作! 第29回鮎川哲也賞受賞作。
作者 | 方丈 貴恵 |
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価格 | 902円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2023年09月28日 |
『リライト』

作者 | 法条,遥 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2013年07月 |
『四畳半タイムマシンブルース』

作者 | 森見,登美彦,1979- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年06月 |
『タイムマシン』

作者 | Wells,HerbertGeorge,1866-1946 金原,瑞人,1954- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2000年11月 |
これら7つの作品はいずれもタイムリープという特殊な設定をベースに、人間の心情や人生、社会の問題など、さまざまなテーマを深掘りしています。最先端の科学をイメージさせるタイムリープですが、その奥で描かれているのは時代や地域を超越した普遍的な人間の感情や生きることの難しさ、そしてそれらに立ち向かう勇気と希望です。
そんなテーマがタイムリープという視点から表現されることで、一般的な現実のドラマやロマンスとは一味違ったエッセンスが加わり、ますます魅力的に感じられるはずです。
そして、タイムリープという設定だけでなく、作品それぞれに独特的な世界観やキャラクターが生き生きと描かれていて、いろいろな感情が交錯するストーリーを楽しむことができます。荒唐無稽な設定ながら、キャラクターたちのリアルな人間性や心情に触れることで、読者自身も同じ選択をしただろうかと自問してしまう、そんな珠玉の作品ばかりです。
今回ご紹介した小説はどれもタイムリープを巧みにストーリーに織り込んだ名作です。物語を楽しむ一方で、自己を見つめ直す機会にもなると思います。読んでみたあとは、あなた自身がタイムリープするとしたら、どの瞬間に戻りたいのか、何を変えてみたいのか、そんなことを想像してみるのも面白いかもしれませんね。
以上、タイムリープをテーマにした7つの心に響く小説をご紹介しました。あなたの読書ライフに新たな刺激を提供できれば幸いです。それでは、素敵な時間旅行をお楽しみくださいね。
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