女子高が舞台のミステリー10選

では、早速見ていきましょう。本格派からコミカル路線まで、女子高が舞台となっているミステリー作品は多種多様。授業中の突然の事件から、廃校予定の校舎で起きる不可解な出来事まで、驚きの展開が待ち受けています。また、解決するのは頭脳明晰な生徒や個性豊かな教師たち。彼らの頭脳戦や連携プレイにも注目です。地味だけど実は…な生徒や、一見普通に見える学園生活で隠された真実も見逃せません。女子高生たちのキラキラした青春とは一線を画した、ちょっとゾクゾクする学園ミステリー。10作品を厳選してみました。どれも見逃せない一冊ですよ。
『倒立する塔の殺人』

戦時中のミッションスクール。図書館の本の中にまぎれて、ひっそり置かれた美しいノート。蔓薔薇模様の囲みの中には、タイトルだけが記されている。『倒立する塔の殺人』。少女たちの間では、小説の回し書きが流行していた。ノートに出会った者は続きを書き継ぐ。手から手へと、物語はめぐり、想いもめぐる。やがてひとりの少女の不思議な死をきっかけに、物語は驚くべき結末を迎える…。物語が物語を生み、秘められた思惑が絡み合う。万華鏡のように美しい幻想的な物語。
作者 | 皆川博子 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 理論社 |
発売日 | 2007年11月 |
『スクランブル』

作者 | 若竹七海 |
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価格 | 523円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2000年07月25日 |
『ガラスの麒麟 新装版』

17歳の女子高生、安藤麻衣子が通り魔に刺殺された。その同級生・直子を娘に持つ野間は、童話雑誌で挿絵などを描くイラストレーターだ。彼がこれから絵を手掛けようとしていた雑誌への応募作『ガラスの麒麟』の、安藤麻衣子は投稿者でもあった。事件の日から娘・直子は、安藤麻衣子が乗り移ったかのようなことを口走ったりして学校へ行かなくなる。心配な野間は安藤麻衣子の葬儀で出会った養護教諭の神野に娘のことを告白する。神野は、直子のことを知り安藤麻衣子のことにも詳しい女性だった。とびぬけて美しく、すべてに恵まれていた麻衣子の何が死を招き寄せたのか。彼女の書いた『ガラスの麒麟』のように、精一杯首を伸ばし背伸びして、だからとても不安定で壊れやすく細やかな少女たち。その心理を温かく描き、六つの物語を通じて真相に近づいていく連作ミステリーの傑作! 日本推理作家協会賞受賞作。
作者 | 加納 朋子 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年09月15日 |
『暗黒女子』

作者 | 秋吉,理香子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2013年06月 |
『青年のための読書クラブ』

東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の“クラブ誌”があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が、名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていたー。
作者 | 桜庭一樹 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2007年06月 |
『無花果日誌 (角川文庫)』

作者 | 若合 春侑 |
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価格 | 462円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2013年07月17日 |
『ヘビイチゴ・サナトリウム【新版】』

なんでもない透明なものになるの
中高一貫の女子校で相次ぐ女生徒の墜死
『活版印刷三日月堂』シリーズの著者が
少女の心理を鮮烈に描いた長編ミステリ
「なんでもない透明なものになるの」夏休みが明けてすぐ、次いで年が明けた冬の日に、少女が校舎の屋上から墜落死する。ふたりは中高一貫の女子校で美術部に所していた。時を置かずして、学園では三度目の墜死が。遺された未発表の小説、アルファベット・ビスケット、密室殺人、そして「ヘビイチゴ・サナトリウム」──少女たちの心理のゆらぎを鮮烈に描出する長編ミステリ。著者あとがき=ほしおさなえ/解説=笠井潔、久美沙織
作者 | ほしお さなえ |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2025年02月19日 |
『わたしたちが少女と呼ばれていた頃』

作者 | 石持,浅海,1966- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2016年03月 |
『少女マクベス』

「神」とまで呼ばれた天才少女はなぜ、自身の手がける舞台の上演中に死んだのか?
演劇女子学校に入学した結城さやかは、劇作家を目指している。同学年には同じく劇作家志望で、学内一の天才と謳われる設楽了がいた。了は俳優の能力を引き出し、観客を魅了する舞台を作り上げる卓越した才能をもっていた。了の手がける舞台に上がりたい、了に認められたいと俳優志望の生徒達はこぞって渇望する。次第に周囲から「神」とまで崇められた了は、横暴な振る舞いをしても良い舞台を作るためだと許された。しかしそんな了は突然、自分の手がける演劇の上演中に舞台から転落死する。不幸な事故だと片づけられたが、翌年の春に入学してきた新入生・藤代貴水は全校生徒の前で高らかに宣言した。「わたしは、設楽了の死の真相を調べに来ました」--さやかは貴水に巻き込まれる形で、了と生前の関わりのあった生徒を調べることになり・・・・・・演劇を愛する生徒達が内に潜んだ「殺人者」を暴き出す、眩く鮮烈な学園ミステリー!
作者 | 降田天 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2024年08月28日 |
『私のマリア』

誰もがマリアに恋い焦がれていた。
殺してしまいたいほどにーー
美しい女子高生はなぜ消えたのか!
2023年集英社ノベル大賞<佳作>受賞、失踪からはじまる青春ミステリー!
全寮制の名門女子校白蓉女学院で“白蓉のマリア”と謳われる女子高生・藤城泉子が消えた。事件か事故か、あるいは泉子の自由意思による失踪か。動揺に追い打ちをかけるように、泉子の実家で放火殺人が起こり、犯人と目される大学生を15歳の少年が刺傷する事件が発生。寮で同室だった鮎子は泉子を案じ、泉子の従兄の藤城薫と行方を追うのだが、薫は泉子がすべてを仕組んだと言い出して……。
彼女がいて、私がいて、それで完璧だったはずなのに。
従兄弟、幼馴染み、ルームメイト、王子…マリアの失踪に、やがて周囲は歪み始めるーー。
作者 | 東雲 めめ子/西條 ユリカ |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2024年04月18日 |
以上、女子高が舞台のミステリー作品10選をご紹介しました。どの作品も、ただ放課後の女子高生活を描いたものではなく、一歩踏み込んだ謎解き、緊迫感あふれるストーリー展開、そして緻密なプロットが織りなす、驚きと感動の世界となっています。
土足禁止の聖域、女子高。そこは普段見ることができない少女たちの本気の繰り広げられる舞台。普通の日常から一転、非日常の中へと引きずりこまれる彼女たちの姿には、思わず引き込まれてしまうものがあります。謎解きのプロセスは驚きと共に、彼女たちの成長や友情、心の葛藤までも深く描かれ、心揺さぶられること間違いなしです。
自分が普段生活している学校が、突如として謎だらけの世界に変わる瞬間。その刺激的な物語に、皆さんも没頭してみてはいかがでしょうか。先の読めないプロットはまるで迷宮のようで、出口が見えないほどに深く追い込まれますが、その過程で得られるものは計り知れません。ミステリーがもたらすスリルと共に、視野が広がり、思考が活性化し、私たちは新たな世界の扉を叩くことができます。
これらの作品群は、どんな小さなヒントも見逃さない鋭い観察力と、冷静な推理力を要求します。そこには、抜群の知恵と知識を駆使した著者たちの高度な作り手としての才能が詰まっています。物語に散りばめられた謎を解き明かす楽しみは、まさに青春の一部とも言えるでしょう。そして、その過程で経験する喜びや悲しみ、得られる教訓は、間違いなくあなたの人生を豊かなものにしてくれるはずです。
今回紹介したのは10作品に過ぎません。まだまだ知られざる、女子高が舞台のミステリー作品があふれる世界が広がっています。是非、機会があれば読んでみてください。
その価値は、きっとあなたを裏切らないはずです。
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