鳥の名前がタイトルに入った小説おすすめ3選!
一つ目にご紹介するのは、少女が時空を超えた冒険を描いたファンタジー作品。鳥に変身する能力を持つ彼女と共に旅をすることで、読んでいてどこか心が軽くなりますよ。
次はドイツ文学の名作。自由を愛する鳥を主人公に、厳しい現実との戦いを描いています。心に深く響くメッセージが散りばめられていて、読後感がとても良いです。
最後にご紹介するのは、ミステリー小説。一羽の鳥が事件の鍵を握っているとは思えないでしょう? 予想外の展開に驚かされますよ。どの鳥がタイトルに入った作品も、それぞれの魅力が溢れています。是非、読んでみてくださいね!
『カササギ殺人事件<上>』
現代ミステリの最高峰が贈る、すべてのミステリファンへの最高のプレゼント!
1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。燃やされた肖像画、消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。病を抱えた名探偵アティカス・ピュントの推理はーー。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なオマージュ作品!
| 作者 | アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2018年09月28日 |
『モーツァルトのムクドリ』
実はムクドリはおしゃべりが上手?
モーツァルトはムクドリをペットとして飼っており、そのムクドリはピアノ協奏曲第十七番の旋律をさえずった、という逸話がある。ナチュラリストでもある著者が実際にムクドリを飼っていた体験をもとに、モーツァルトのムクドリを基点としてムクドリのおしゃべりについて、音楽、言語学などと結びつけながら考察する。ムクドリを研究材料ではなく、ペットとして愛情深く育て、観察することで他には描かれたことのないムクドリの姿を描く。
| 作者 | ライアンダ・リン・ハウプト |
|---|---|
| 価格 | 2200円 + 税 |
| 発売元 | 青土社 |
| 発売日 | 2018年09月21日 |
『アヒルと鴨のコインロッカー』
| 作者 | 伊坂,幸太郎,1971- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2006年12月 |
さて、本日は鳥の名前がタイトルに入った小説を3つご紹介しました。それぞれが独特の世界観と深みを持った作品ばかりで、読むたびに新たな発見があるのではないでしょうか。そして、それぞれの物語に登場する鳥たちが、物語を豊かに彩っていましたよね。
作者たちの個性が光る描写によって、私たち読者はその鳥たちを通して人間の様々な感情や哲学を感じ取ることができます。幸せを象徴するものから哀しみや絶望、さらには希望まで、私たちが普段はなかなか直視できない感情や概念を教えてくれる存在として描かれています。
また、ラストに向けて高まっていく緊張感、描写される鳥たちと人間たちの関係性の変遷、心に残るシーンなど、ひとつひとつのエピソードから目が離せないことと思います。それぞれの作品が読み手に与える感動は、それぞれ違うものだと思いますが、読む人の心に深く響く共通のメッセージが込められていることでしょう。
そして何より、これらの作品から感じられるのは、著者達が「鳥」に対して抱く深い愛情と敬意ですよね。彼らはただの象徴やメタファーとしてではなく、作品の一部として鳥たちを描いています。このことが、作品それぞれがもつ鳥の名前がタイトルに冠されているゆえんとも言えるでしょう。
こうして考えると、普段私たちが何気なく見過ごしてしまう鳥たちは、実は私たちの生活や文化、さらには感情を映し出す鏡であり、それぞれの作品を通してそれらを深く知ることができる、と言えますね。
本日ご提示した3作品は、それぞれが持つ鳥の名前がタイトルに入ったユニークな中にも深いメッセージ性を持った作品ばかり。ぜひ、お時間が許す限り読み進めてみてくださいね。もしかしたら、新たな価値観や世界観に出会えるかもしれませんよ。今後も色々な角度からのおすすめ本をご紹介してまいりますので、どうぞお楽しみに。
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