長岡弘樹の小説 おすすめ6選
長岡弘樹さんの作品はいずれも鮮烈な印象を残しますよね。選びきれないほど素晴らしい作品がありますが、今回は6作品をご紹介します。想像力を刺激される作品から息を呑むような圧巻のストーリー、心に深く響くものまで、実に多彩です。また、描写の美しさやキャラクターの魅力を感じる作品も多いですよ。どんな物語にも深みがあり、それぞれが個性的な世界観を持っています。長岡弘樹さんの作品の中には、我々が日常を過ごす中で感じる感情を繊細に描かれているものもありますね。一度読んだら忘れられない魅力があるのが長岡弘樹作品の魅力です。
『教場』
希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。週刊文春「二〇一三年ミステリーベスト10」国内部門第一位に輝き、本屋大賞にもノミネートされた“既視感ゼロ”の警察小説、待望の文庫化!
作者 | 長岡 弘樹 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2015年12月08日 |
『傍聞き』
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想のつかない展開と、人間ドラマが見事に融合した4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞。
作者 | 長岡弘樹 |
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価格 | 576円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2011年09月 |
『波形の声』
谷村梢は小学校四年生を担任する補助教員だ。「カニは縦にも歩けます!」と理科の授業で実証し、注目されたのは、いじめられっ子・中尾文吾。梢に、スーパーである教師の万引きを目撃したと告げたまま下校。その日、文吾が襲われた。襲われる直前、梢の名前を呼ぶ声を近所の人が聞いていたという。梢に注がれる疑惑の目…。日常の謎が“深い”ミステリーに!表題作を含む魅力の七篇!
作者 | 長岡弘樹 |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2017年02月03日 |
『幕間のモノローグ』
顔を売りたいはずの「斬られ役」の俳優は、なぜカメラに背を向けて倒れたのか。俳優のマネージャーが「わざと」自動車事故に遭ったのはなぜかー。演劇学校の講師であり、ベテラン俳優でもある南雲草介は、ドラマや映画の撮影現場で起こるさまざまな事件やトラブルを鮮やかに解決していく。だが、演技に潜む「罪」を見抜く南雲にも、ある秘密が隠されていた。役者たちの「業」を描いた著者渾身の傑作ミステリ。
作者 | 長岡 弘樹 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2024年01月11日 |
『緋色の残響』
強行犯係の刑事にして一人娘の母親でもある羽角啓子。中学生の娘、菜月の将来の夢は新聞記者になることだ。そんな菜月がかつて通っていたピアノ教室で、女子生徒が急死した。死因は食物アレルギー。不慮の事故かと思われたが、菜月のある行動によって真実が明らかに(表題作/『推理小説年鑑ザ・ベストミステリーズ2019』選出)。45万部超ヒット作『傍聞き』で圧倒的な存在感を放った母娘コンビが、身の回りで起きた事件の真相に迫るシリーズ第一弾!
作者 | 長岡弘樹 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2023年06月14日 |
『血縁』
作者 | 長岡,弘樹,1969- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年09月 |
それでは、長岡弘樹さんの小説の魅力をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。一つ一つの作品が、色とりどりの感情を描き出していて、読む側にとっても心に深く響くものばかりですよね。物語はもちろんのこと、長岡さん特有の繊細な筆致が、読む者の心にじわじわと浸透してきます。
様々な角度から人間の心情を描き出し、時には深淵に迫りつつ、その後の展開や決着には読んでいるこっちがホッとするものが多いです。長岡さんの描き出すキャラクターは、そこにいるようなリアルさがあり、それぞれが持つ悩みや葛藤、喜びなどが深く描かれているので、読んだ後も頭から離れない作品が多いです。
また、社会の中で生きる個々の人間の繊細な心情を描くだけでなく、物語のテンポ感やスリリングな展開、時には突如として現れるユーモラスな要素なども楽しみながら読めるのが、長岡さんの作品の大きな魅力だと言えます。
読者が一度手に取ってしまえば、次々とページをめくるのをやめられなくなるほどの引き込まれる力があります。ついつい読書の時間を忘れてしまうほど、作品世界に浸ることができるでしょう。
多彩なテーマを切り取り、その中から生まれる人間ドラマをじっくりと描き続ける長岡弘樹さんの作品。一度は手に取り、その世界観を体験してみてはいかがでしょうか。後味の良さとその独特な世界観に浸ることができると思います。きっと、あなたの心にも何かを残してくれるはずです。
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