手束仁『プロ野球にとって正義とは何か 増補改訂版 ― 落合博満はなぜ「嫌われた監督」になったのか』は、スポーツ界における「正義」や倫理観をテーマに、プロ野球を舞台に考察した一冊です。落合博満監督の厳格な采配やチーム運営がなぜ批判される一方で支持されるのかを、組織論や価値観の衝突の観点から分析。単なるスポーツ評伝にとどまらず、勝利至上主義、規範意識、リーダーシップと正義の関係を深く考える材料を提供する、スポーツ哲学的読み物としても興味深い内容です。
愛知県出身、ドラフト取材歴30年の著者が
関係者から聞いた「プロの流儀 vs. 組織の論理」の全内幕!
なぜ、成果を出しても評価されなかったのか?
人間の値打ちは「数字」では測れないのか?
なぜ「至福の8年」は「失われた10年」につながったのか?
10万部突破のベストセラー『嫌われた監督』のアナザーストーリー。
落合が貫き続けた「オレ流」とは、なんだったのか。
いったい、プロ野球の求めていくべきものはなんなのだろうか。勝つことがすべてなのか。それとも、もっと違う別の何かが存在するのだろうか。プロ野球経営とは、その「何か」を求めて突き進んでいくものだろうか。
そして、本当の意味でプロ野球のファンサービスとはなんなのか。「プロ野球は誰のものなのだろうか」、そして、「プロ野球の正義とは何か」……。
プロ野球の理想とはなんなのだろうか。ファンとして、そして野球を愛し続けている者として、そこに見え隠れするものを追い求めてみた。(「プロローグ」より)
プロローグ プロ野球にとって正義とは何か
第一章 2003年オフ「落合就任」という誤算
第二章 2004年「オレ竜」の幕開け
第三章 2010年オフ「落合解任」の真相
第四章 2013年オフ「落合GM」「谷繁兼任監督」の内幕
第五章 「勝利至上主義」のルーツ
第六章 「プロの流儀」と「組織の論理」
第七章 中日球団が重視する「伝統」
第八章 「企業」としてのプロ野球の未来
第九章 「興行」としてのプロ野球の未来
おわりに 立浪和義監督は「プロ野球の正義」を実現できるのか
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