『さよなら、モラトリアム。』は、夢と現実の間で揺れる若者の心情を繊細に描いた青春小説です。社会に踏み出すことへの恐れや、自分らしく生きたいという葛藤がリアルに表現されています。特に「前に進むことは怖くても、立ち止まった時間があったからこそ見える景色がある」というメッセージが印象的で、読後には一歩を踏み出す勇気と、過去を優しく受け入れる温かさを感じる作品でした。
一浪して入った大学で、同じく一浪の“ほたる”と出会った夢来。
同じ講義を受けていたのをきっかけに無二の親友となった2人だが、
ほたるは大学院を卒業後に就職。
一方の夢来は、留年を繰り返し怠惰な毎日を過ごしている。
実家を追い出された夢来は、ほたるのアパートに転がり込むが、
自分より先に大人になったほたるとの暮らしは
学生時代のように仲睦まじいものにはならなくて…。
「俺は今のほたるが嫌いだ」
“つまらない人間”になったほたるを受け入れられない夢来は、
ある日、泥酔したほたるにキスされたことで何かが切れてしまう。
「全部ほたるのせい」と自身に言い聞かせ、
勢いに任せてほたるを抱いてしまい…。
【収録作品】
さよなら、モラトリアム。1〜5
描き下ろし
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