『宇宙人とみつける仕事図鑑』は、576もの職業をユニークなストーリーと豊富なイラストで紹介する、子どもも大人も楽しめる“未来の仕事探しの旅”です。読むことで、仕事の本質や多様性に気づかされ、将来への視野がぐっと広がります。
感想文(ブログ向け)
「将来、何になりたいか分からない」
そんな悩みを抱える12歳の少年ユメオと、ワープに失敗して地球にやってきた宇宙人ワプリンが出会い、576の職業をめぐる旅に出る――このユニークな設定だけで、もうワクワクが止まりません。
『宇宙人とみつける仕事図鑑』は、単なる職業紹介の本ではありません。仕事を“知識”としてではなく、“視点”として伝えてくれるのが最大の魅力です。たとえば、ゲームデザイナーやアニメーターといった人気職だけでなく、校正者や物流管理、介護職、Webディレクターなど、普段は見えにくい仕事の裏側まで丁寧に描かれています。
特に印象的だったのは、「仕事のつらいとき・うれしいとき」や「その仕事に必要な力」など、リアルな“つぶやき”が紹介されている点。これによって、子どもたちは「かっこいい」だけでなく、「大変さ」や「やりがい」も含めて仕事を立体的に感じることができます。
また、2040年の未来の仕事や、仕事を自分でつくった“開拓者たち”の紹介もあり、「仕事=会社に入ること」だけではないというメッセージが伝わってきます。**「好きなことを仕事にする」ではなく、「仕事の中に好きなことを見つける」**という視点が、これからの時代にとても大切だと感じました。











