タイトルのユニークさに惹かれて読み始めたけれど、中身は思った以上に繊細でまっすぐな青春ミステリーでした。女子高生のヒロインが、亡くなった同級生の死の真相を“自由研究”として追っていくという設定がとても面白くて、最初は軽い気持ちで読めるんですが、だんだんと心にずしんとくるテーマが浮かび上がってきます。人を知ることの難しさや、自分の気持ちに向き合う勇気がじんわり伝わってきて、読後感はさわやかで少し切ない、でも前を向けるような物語でした。
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発売日: 2021年08月24日
発行元: 東京創元社
*第1位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇
*第2位『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編
*第2位〈週刊文春〉2022ミステリーベスト10 海外部門
*第2位『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇
*第2位 2022年本屋大賞 翻訳小説部門
イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)”に取り組んでいた。題材は5年前の少女失踪事件。交際相手の少年が遺体で発見され、警察は彼が少女を殺害して自殺したと発表した。少年と親交があったピップは彼の無実を証明するため、自由研究を隠れ蓑に真相を探る。調査と推理で次々に判明する新事実、二転三転する展開、そして驚きの結末。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、イギリスで大ベストセラーとなった謎解き青春ミステリ!
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